2秒で感じた、ポルシェ パナメーラとBMW 7シリーズの違い

ポルシェ パナメーラエディション 970の内装
レビュー・試乗記

BMW7シリーズ購入検討

新しい家族クルマとして、970パナメーラエディションが我が家にやってきたのは、2016年の2月末のこと。ただ、最初はパナメーラを購入する予定は無かった。2016年の年明けの時点では、「新しい家族クルマは新型のBMW7シリーズ」にほぼ決まりそうだったのに、最後に大どんでん返しがあったのだ。

当時、私の中では断然「新型BMW7シリーズ」推しだった。

・BMW7シリーズは5人乗れる
・600m先まで照らすレーザーライトがついている(通常では使う事なさそうだが何か凄そうw)
・ヘッドライトが繋がってデザインがかっこ良くなった
・ディーラーで、子どもにお菓子やジュースを山ほどくれて好印象 

そして何よりも「パナメーラは自分のお金で買うことを目標にしていた」ので、家族クルマとして夫に買ってほしくなかったからだ。

パナメーラに魅了され

時間はさかのぼり…私が初めてパナメーラを試乗したのは、2015年の7月のこと。夫に連れられてディーラーに行き、しぶしぶパナメーラを試乗させてもらった私だったが(当時は横幅1900mmを超える車なんて怖すぎて乗りたくなかった)、アクセルを踏んだ瞬間、度肝を抜かれてしまった。

なんじゃこの人馬一体感は〜ヽ(゚Д゚ )ノ!

アクセルを踏んだ分だけ加速するし、ハンドルは心地よく手にフィットするし、自分がイメージした通りにクルマが曲がる。「これはもはや馬だ!まるで千里をかける赤兎馬のようだ…!」と激しく感動した。

以来「パナメーラを自分で買う」ことが目標になり、私が仕事を頑張るモチベーションになった。そのため夫にはよく「パナメーラは自分で買うから、それまでは頼むから買わないで」というは話をしていて、その度に夫は「まぁ…好きにしたらええけど…」と変な顔をしていた。

…といった経緯があったので、2016年の年明け「まだパナメーラを自分で買える状態ではないから、家族クルマはBMW7シリーズがいいな」と私の心はほぼ決まりかけていた。

そんな矢先、夫がふと言ったのだ。

念のため、パナメーラも見に行っとこうや。ディーラー担当のHさんが、買い替えの時は試乗だけでも来てってゆーてたで。それで納得してからBMW7シリーズにしたってええんやし。」

と。 まぁ確かにそうだなーということで、翌週末に子どもを保育園に預け、夫と2人でポルシェディーラーへ赴いた。

待っていた思わぬ展開

着くなり担当のHさんが笑顔で待ち構えていて、

「僕が色々説明するより、試乗して頂くほうがいいですよね。今から1時間くらい、お2人で自由に試乗してきてください」

とカギを渡された。「え、いいの!?」と思いながらも、早速夫が運転席に乗り込み、私は助手席に座り、夫がエンジンをぶぅぅぉんっとかけ、アクセルを踏んだ瞬間、こう言った。

ぜ、全然ちがう…(;゚Д゚)

あの夫の、驚きと感動の表情が混ざった横顔は今でも忘れないし、私も全く同じことを感じていた。「全然違う。7シリーズの比じゃない…」。もちろん7シリーズもとても良いクルマであることは間違いないんだけれど、次元が違うというか…大げさでもなんでもなく、アクセルを踏んでわずか2秒でその違いが分かった。

Hさんは「ではお気をつけてー」と笑顔でディーラーから見送ってくれるところだったが、いっそのこと窓をあけて身を乗り出して、

「やっぱりパナメーラに決めましたぁぁー!」

と叫んでも良いくらいだったw

パナメーラがわが家にやってきた

とはいえ、試乗できる機会を存分に味わいつくすために、1時間じっくりと山道やらをかけぬけて、大感激してディーラーに戻った。その後は、BMW7シリーズに一瞬でも浮気した自分を大反省し、夫に「前言撤回、やっぱりパナメーラでないと嫌です!」と懇願し、ようやく我が家にパナメーラがやってきたというわけ。

BMW7シリーズも、もちろん良い車だし、BMWは「駆け抜ける喜び」というキャッチフレーズをうたっているだけあって、走りを楽しめる車だと思う。でも、スポーツカーとしての要素と、ラグジュアリーセダンとしての要素を併せ持つという点で、パナメーラの方がそのバランスが圧倒的に高次元だと感じた。

いや〜パナメーラ、ほんとにすごい車である。

Mina

ポルシェブログ「ポルシェがわが家にやってきた」管理人、3児の母。数年前までは、車に全く興味が無かったが、夫がポルシェを買ってきたことをきっかけにポルシェの素...

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