「ポルシェ主義者の子供は、ポルシェが嫌い」は本当か?

わが家のカーライフ

これってホント?

“ポルシェ主義者の子供は、ポルシェが嫌いだ”という記事を見つけた。

ポルセキ新聞 ポルシェ主義教育は子供をポルシェ主義者に教育中 前編:
ポルシェは、はっきりいって乗り心地の良い快適な車ではない。室内は狭いし、路面の悪さに従ってゴツゴツと車が跳ねる。エンジン音はうるさく、古いポルシェならエアコンは効かない。
(中略)
同行させられる子供はたまらない。それでも、助手席に乗せられたのならまだ運がいい。一家に一台、車がポルシェだけというポルシェ主義者の場合、家族で出かけるときは必然的に子供は後部座席に座らされることになる。こうなると地獄だ。
ポルシェ 911DAYS

ネットを見ていると、この記事について賛否両論あるようだ。(というか賛成意見が多いのかな)

確かに、ナローポルシェとか、空冷ポルシェだったら…あり得る話かもしれない。でもこの記事が書かれたのは2007年。かれこれ10年前の記事なので、現在のポルシェに関する情報とは少し違ってるんじゃないかな。

ポルシェは、はっきりいって乗り心地の良い快適な車ではない。室内は狭いし、路面の悪さに従ってゴツゴツと車が跳ねる。エンジン音はうるさく、

…ということで、2018年始に、ポルシェについて改めて考察してみた。

2018年現在、私なりの考察。

①ポルシェの乗り心地は良くなった

昨年911を試乗させてもらったが、乗り心地は全然悪くなかったし、むしろスポーツカーなのに乗り心地が良いと感じた。確かにパナメーラのように、ラグジュアリーでなめらかな感じは無く、かなり固めではあうが、路面の衝撃をそのままゴツゴツ受ける感じでは全くなかった。
また、現在夫が所有しているボクスターGTSも、乗り心地は悪くないし、山道をぐいぐい曲がっても、私は酔ったことは一度も無い。

それを言うなら、以前夫が乗っていたSLK350のほうが、シートが深く沈み込んでいて、路面の衝撃をもろに受ける感じがした。まぁGT3とかだとまた違うのかもしれないが、現在のノーマルの911だと結構乗り心地は良いと思う。

②ポルシェの室内は狭いのか?

カイエンやパナメーラだと、室内は広いけれど…この記事は911に関してのものだろうから、911に関して言えば、確かに室内は狭い。私もパナメーラに乗った後に911やボクスターに乗った時、「運転席近ッ!」と思わず突っ込んでしまったことがある。

最近の軽自動車や、室内が広い空間の車に慣れていると、確かに狭く感じるだろうな。加えて、911の後部座席に関しては…誰がなんといおうと狭い(爆)後部座席にゆったり乗れるのは、小学校にあがるまでの6歳児くらいが限界くらいではないだろうか。

③ポルシェのエンジン音はうるさいのか?

確かに空冷ポルシェは、常に「ガルルルル…」と言っているようなエンジン音というか、アイドリング音があって、それが気になる人もいるかもしれない。でも最近のポルシェは、遮音材がしっかりしているし、室内ではそこまで気にならない。

ただ、エンジンをかけた瞬間は「ブゥォォン!」というので、その音は結構大きいかな。でもランボルギーニやマクラーレンに比べると、全然小さい方だと思う。

父子の関係の問題?

といろいろ考えつつ…結局は、ポルシェがどうこうよりも、“父親と子どもの関係性の問題”だと思うのだ。つまり、”ポルシェ主義者の子供が、ポルシェが嫌いだ”ではなく、”父親嫌いの子供が、父親とポルシェに乗ることで、ポルシェを嫌いになる”という感じではないか。

父親の事が好きで慕っているならば、たとえそれがポルシェドライブであろうと、自転車でスーパーに買物に行くことであろうと、何をしたって子どもにとっては楽しい時間になるはずだ。

特に平日は仕事で忙しく、休日しか父親とゆっくり遊べないとなると、「ポルシェでドライブに行こう!」と父親から誘われたら、子どもは嬉しいに決まっている。

逆に、子どもが普段父親が嫌いだったとしたら?

いつも叱ってばっかりで、威圧的で偉そうで怖くて、大好きなお母さんをいじめたり、仕事のことばっかりで全然自分を見てくれなかったとしたら…。

ポルシェで父親と二人きりでドライブに行くなんて、”拷問”だ。狭い室内で、父親は自分のことよりもポルシェに夢中。そら、ポルシェ嫌いになるわな。

母親の存在も重要だ

ただこの構図は、父親がどうかだけではなく、母親も大きな影響を与えいているようにも思う。母親が普段から「お父さんはポルシェのことばっかり!家族よりポルシェが大事なんだ!」と言っていると、子どもは「お父さんは頭がおかしいんだ」と思うだろうし「お父さんには内緒にしておき!お父さんがそんなこと知ったらまた怒るから!」なんて言ってると、子どもは父親の前ではいい顔をしているが、内心は嫌いということにもなるだろう。

だから、子どもがポルシェ好きになるか嫌いになるかはポルシェを運転する父親と子どもの関係性に左右される部分が大きいように思う。

つまりは、仲良い家族でいれば、なんでもま〜るくおさまるということか。ってことで、2018年も家族全員仲良くいこうw

Mina

ポルシェブログ「ポルシェがわが家にやってきた」管理人、3児の母。数年前までは、車に全く興味が無かったが、夫がポルシェを買ってきたことをきっかけにポルシェの素...

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