マニュアル車の運転の奥深さ – 回転数を意識して走行するようになった件

マニュアル車の回転合わせ

先日、愛車のBMW320i(マニュアル)を運転しながら、ふとこう思った。

クラッチも丁寧につないでいるし、アクセルワークもじんわりやっているのに、なんでシフトショックが出る時と出ない時があるんだろう…

と。そしてしばらく運転しているうちに、あることに気づいた。

そうや!”回転が合ってるか合ってないか”の違いや!!

…いやいやいやいや、そんなん基本中の基本でんがな(-_-)そして、これまでにブログ記事でも「回転合わせ」について書いたことがあるが、最近の私は、「アクセルワークとクラッチ操作」に完全に意識がとられていて、回転合わせのことをすっかり忘れていた(爆)

普段私が乗っているBMW320iは、素のモデルでスポーティーでは無いので、普通に運転するとエンジン音が全く聞こえず、完全にコンフォートカーという感じになる。なので、ついついひっぱってエンジン音を少しでも聞きながら運転したくなるのだが、それをするとタイミングによっては当然シフトショックが出てしまうことがある。

なので、しっかりエンジン音を聞きながら、回転が合うところでシフトチェンジすることで、スムーズな運転ができる。…って、わざわざ書くことではなく当たり前のことなのだけど。そういえば、自動車教習場でコンフォートを運転していたとき、

1速から2速のときは、アクセル踏まないでもいいくらいだよ、吹かしすぎ。

とよく注意されていたが、320iに関しても、同じような感覚だなぁと思う。

ポルシェ ボクスター(MT)運転

そして先日、久しぶりにボクスターに乗ったのだが、最初、320iと同じ感覚のアクセルワークで1速から2速へシフトチェンジしようとすると、ガクンとシフトショックが来てしまった。そして夫から、

アクセルもっと踏まないかんわ。回転数全然足りてない。

と指摘された。そうか…そりゃボクスターと320iを同じ要領で運転してたらあかんわな(-_-)

クルマのパワー、トルク、重さ等の違いによって、運転操作も変えないといけないのだった。これまた当たり前の話だけども、AT車に乗っていたときの私はこのようなことは考えもしなかったので、最近はいちいち「クルマって奥が深いなぁー」と感心している。

またボクスターの場合、シフトアップインジケーター(出来るだけ燃費良く走るためにシフトアップタイミングを知らせる表示灯)が、かなりはやいタイミングでシフトアップを指示してくる。

私が「え、もうここ5速にいれるん?」と驚くと、

「そうや。結構はやいタイミングでゆーてくるで。まぁこれに沿って運転してると低燃費走行できるということやけど。」

と。なるほど…。

そういえばパナメーラターボの場合、街中走行ではあっという間に6速にはいり、常に1000回転ちょっとでしか走ってくれない。だったらパドルシフトで自分で運転すればいいのだけど、若干反応に時間差がある気がして気持ち悪いので、最近はATのまま運転している。

ただスポーツプラスモードにすると、だいぶ回転数をあげたスポーティーな走行になるので、一時期スポーツプラスモードで運転することにハマってしまい、気づけば燃費がめちゃくちゃ悪くなったことがあったw

マニュアル運転の奥深さ

AT車の場合は、クルマに任せておけば、最適な走行を計算してくれるので、ドライバーが特に意識しなくても、クルマや環境に優しいエコな運転ができる。これはAT車の良さであり、本当に便利なところだと思う。

一方のMT車の場合は「どういう走りをしたいか、どのくらいの回転数で走りたいか」が全てドライバーに委ねられているので、それによって運転方法も大きく変わる。またそれは乗るクルマによっても変わる。こういう部分が、マニュアル車の運転の醍醐味と言えるのだろう。

いやー奥が深い。

もっと色んなメーカー、モデルのマニュアル車を運転してみたいなぁと思う今日このごろである。

Share
Published by
Tags: BMW