次に、「編集」について。「構成」の部分で触れたが、ストーリー性を意識した文章を書くと、たしかに臨場感のある記事は書ける。だが一方で、過程をすべて書いてしまうと、文章が間延びしてしまい、だらだら感が出てしまうことにもなる。
だらだら書き連ねてしまうと、読んでいるうちに飽きてくるので、次第に読んでもらえなくなるように思う。(よほどのファンの方で無い限り)また、日本語に違和感があったり、何が言いたいのか分からない文章になってしまうことも、読み手にとってのストレスになる。
そういったことを少しでも軽減するために、一通り書いた記事を読み返して、文章を削ったり、逆に手を加えたりする編集作業をするのだが、私がブログを書く際の「いち記事における構成と編集の割合は、おおよそ『2:8』」だ。
文章を一通り書くことは比較的すぐに出来るが、細かい部分を修正する「編集」作業に、とにかく時間を要する。
私個人的には、場面が、パッパッとテンポよく切り替わっていく文章は分かりやすく読み進めやすいと感じている。だから、書いた文章を一度読んでみて「同じ場面の話をずーっとしているなぁ」と感じたら、その部分はバッサリ削除する。
先程、構成と編集の割合は「2:8」だと書いたが、逆に構成に力を入れ最初から本気で書いてしまうと「せっかく頑張って書いたのに削除するのがもったいない」と思ってしまい文章を削れなくなる。
そういったことも考えた上で、私の場合、構成と編集の割合は「2:8」が一番バランスが取れる気がしている。
次に、文章や日本語をなおしていく作業に入るが、そこで意識をしているのが、「1つの文章を短くする」ことだ。…と言っても長くなってしまうのだが(-_-)
とにかく1文を短くシンプルにして、読みやすくする。
また「きれいな日本語に直す」ことについて。私は日頃から本を読まないので、綺麗な日本語については実はよく分かっていない。だからせめて「話し言葉ではなく、書き言葉にする」ことを心がけている。(例えば「…っていう」ではなく「…という」に直すなど)
ただ、リアルで親近感のある文章にするには、あえて話し言葉のまま文章を書いたほうが良い場合もある。だから、あくまでも「私は、書き言葉で書くほうが個人的に好きなのでそうしている」だけだ。
次に修正するのは、「すごく」「ときどき」といった副詞(であってる?)が、自分が強調したい言葉の前に挿入されているかどうか。例えば、
「私はすごくこのクルマに乗って感動した。」よりも「私はこのクルマに乗ってすごく感動した。」の方が、「感動した」ことがより伝わるように思う。
重箱の隅をつつくような細かいことではあるが…(-_-)
また「主語」が抜けている文章には、主語を追記するようにしている。あえて書かなくても分かることも多いが、「誰が」「何が」が分かりにくい文章は、読み手にとって少なからずストレスになるので、そこも意識して編集をする。
たとえ1文を短くし、読みやすくしたとしても、段落を分けずにずらーっと書いてしまうと、画面をパッと見た感じで読む気を無くしてしまう。
少なくとも活字が苦手な私の場合は(笑)
なので、要所要所で段落を分け、視覚からも読みやすくすることを心がけている。
最終的に一通り読み直し「違和感を感じるところが無いか」「誤字脱字が無いか」をチェックする。ただそうやって見直しても、当日アップされた記事に誤字脱字を発見することが結構あるので、そんなときは慌てて修正したりする。
…というのが、私が記事を書く上で大切にしているポイントだろうか。
なんだか偉そうに書いてしまったが、この通り出来ていない記事もたくさんあるので、今回この記事を書いてみて「自分で自分の首を絞めた感が半端ない」という事実に気づいた(-_-)
この書き方がベストではなく、もっと楽しく分かりやすい文章を書けるようになりたいし、質を高めるには、量をこなすしかないと思うので、これからも、いち記事いち記事、丁寧に書いていきたい。
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