その後、夫はちゃんとしたレビューをしたいがために、朝早く出勤前にわざわざ芦有に行き、タイヤの皮むき(慣らし)をし、一皮剥けた状態でいろいろ試してみたようなので(笑)、その時の印象を紹介したい。
空気圧は、パナメーラターボの21インチサマータイヤの『標準プレッシャー』だったが、これだと、ピレリより少し跳ねるような感じがする。空気を少し入れすぎたような感じとでも言おうか。たぶん、重量的に軽い感じがするから、余計にそう思うのだろう。このタイヤには『コンフォートプレッシャー』か、標準プレッシャーで行くなら、あと0.2〜0.3barほど、低いくらいがちょうどいいように思う。
ピレリと明らかに違う点は、初期応答性がかなり良いことだ。ピレリの溝がかなり無くなっていたことを差し引いても、そう思う。少なくともピレリは、新車時にこんな動きはしていなかった。ミシュランの場合は、ハンドルを切ると、間髪入れずにスッとフロントが向いて、カーブがとても楽しい。
グリップ力はさすが。4Sの方を履いたボクスターで富士スピードウェイを走った時にも本当に驚いたが、パイロットスポーツ4系のグリップはかなりいいと思う。もちろん、グリップだけで言えば、国産の走り屋のタイヤの方がいいのだろうが、この静粛性や乗り心地などを実現しながらのグリップ力は圧巻だと思う。
パナメーラターボの巨体で1.1Gくらいの横Gがかかる低速コーナリングをすると、ピレリは、ズリズリっと、わずかにPSMが制御を入れていたが、ミシュランの場合はそのまま曲がり、カーブの出口でかなりトルクを掛けて脱出しても空転する気配がしない。
カーブを曲がっても安心感があり、ズレなく曲がる感じが気持ちがいい。パナメーラのシャシー性能をちゃんと使えている気がすると思う。
最後に夫は、
久しぶりにパナメーラでエンジン回して踏んでみたけど、めちゃええクルマやな(笑)V8エンジンが、新車の頃より全然スムーズやな。レッドまであんなに簡単に回るとは思わんかった。まだそれ以上、余裕で回りそうやったし、あのエンジンのポテンシャルはこんなもんじゃないと思う。まだまだ本当のパワーを隠してると思うわ。
971後期型の新型パナメーラとか、VWグループの他の車種になると、このエンジンはもっとハイパワーになって使われるのと違うかなー。
と言っていた。
すごいなぁ〜私は夫ほどの情報量をまったくもって感じることが出来ていないが、せっかくタイヤを交換したので、走行距離も気になるところだけど、また一度パナメーラで遠出してみたいなぁと思っている。
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