わが家のカーライフ

結婚後も大好きなスポーツカーに乗り続ける人生を。ポルシェオーナー夫婦が大切にしてきた4つのこと。

ポルシェオーナー夫婦について

私達夫婦は、今年で結婚して10年になる。

いきなり、「知らんがな」という話で恐縮だが…w

私たち夫婦は、2012年に結婚した。新婚当時は、当然のことながらわが家にポルシェはなく、私もクルマには全く興味が無かった。

なので10年後、夫婦でポルシェブログの運営をすることになる生活が待っているなんて、全く想像していなかった。

今私たちは、夫婦でブログを運営をし、毎週土曜日にはTwitterのスペースでラジオ配信のようなことをしているということもあってか、周囲から、

夫婦共通の趣味があって、仲が良い夫婦ですね」と言われることがちょくちょくある。

当の本人たちはというと、「仲が良い」という意識はなく、ごくごく一般的な夫婦だと思っているのだが…

とはいえ、結婚後10年の環境の変化を考えると、「仲が悪ければこうはなっていない」と思うので、今回は、私たち夫婦について振り返ってみることにした。

結論から言うと、「世間の常識ではなく、自分たちにあった夫婦の形を考えてきた」ことが、良かったのかなぁと感じている。

ではこの10年私たちが、どのようなことを大切にして、自分たちなりの夫婦の形を作ってきたのか、掘り下げてみたい。

「自分が心地よい状態」を大切にする

私たちは互いに、良くも悪くも「自分が一番大事」という価値観を持っている。

自分の意思を大切にし、自分が心地よい状態にある」ということが重要で、自分が幸せだからこそ、相手のことも幸せにできるという考え方がベースにあるのだ。

自分たちの心地よさ」を考えた時、2人で一緒に何かをすることがベストではないことが多いので、普段は、別行動が多い。

大型連休は必ずといっていいほど別々に過ごすし、休みの日にスーパーへ夫婦で買い物にいくこともまずない。

また、休日にどこかへ行く提案についても、互いに「YES,NO」をハッキリ言う。

例えば夫から「今日◯◯に一緒に行く?」と聞かれても、あまり興味が無かったり、行く気にならなかったりしたら「いや、行かない」と言って普通に断る。

私から提案して、夫がNOを言うこともあるし、逆にお互いが行きたいと思えば一緒に行く。

これを言ったら相手に申し訳ないから合わせておこう」というより「私はこれが好きだ、これは嫌だ」とハッキリ伝えるからこそ、お互いの好みを理解して、心地よく過ごせるというスタンスが根底にあるのだと思う。

お互いが持つ世界を尊重し、適度な距離を保つ

この件について、夫とちゃんと話をしたわけではないのだが「お互いが持つ世界に、あまり踏み込み過ぎない」という、暗黙のルールのようなものがあるように感じている。

先日、夫婦ともにお世話になっているポルシェオーナーさんから、

「Minaさんは、社長夫人という立場ですから、ご主人の会社に行ったり、ご主人の会社の経営のことに意見を言うこともあるんですか?」

と聞かれた。

そう聞かれて「あぁ…そういえば…そんなこと全くしたことがないなぁ」と思った。夫の会社の状況や、社員さんが今何人に増えた、といったことも全く知らない。

また先日、「私が、20代で立ち上げた会社の借入金を、10年かけてようやく全て返済できた」という話になったとき、知り合いの方から、

「それは大変だったね。でも、ご主人がたくさんポルシェに乗って稼いでらっしゃるから、ご主人に返済してもらうことはできなかったの?」

と聞かれた。

それに対して私は「あぁ、でも、私の会社だから、それについては夫婦は関係ないし、このお金は私が返さないといけないから…」と答えたが、今まで全くそういう発想になったことが無かったことに気がついた。

そう考えると私たち夫婦は「夫は夫、妻は妻」みたいな、ある意味割り切ったスタンスを持っている。

別に話し合ってそうしているわけではないが、夫婦と言えどもそこは他人同士というか…それが適度な距離感となり、互いに良い関係性を築けているように思う。

記念日にこだわらない

私たちは、記念日にこだわりがない。…というか、夫婦ともによく忘れてしまうw

実際に結婚記念日についても、今までに何度か忘れたことがあるし、思い出しても、「今日は100円じゃない回転寿司でも食べに行く?」と言って家族で外食するくらいで、何か特別なお祝いをすることも無い。

記念日を大切にし、ちゃんとお祝いされているご夫婦を見ると、素敵だなぁと思うし、「記念日を忘れるなんて、ありえない!」と言われてしまいそうだが…こればっかりは、どうしようもない(カレンダーにいれることすらしていないw)

ただ私たちの中では、「365分の1の記念日よりも、残りの364日の何気ない日々を幸せに暮らす」ことを大事にしたいという気持ちがあるように思う。

だから、普段はお互いに自由にしつつも、「この一線は超えない」という部分は守っているし、相手を気遣ったり、思いやったりする気持ちをできるだけ忘れないように意識しているつもりではある。(つもりというだけで、できていないことも多いw)

夫婦の会話を大切にする

今でこそ、毎日会話をするようになったが、次女が生まれてしばらくは、夫婦の会話がほぼ無い時期が続いていた。

当時は夫の帰宅が遅い日もあり、私は育児に疲れて子どもと寝落ちしてしまうので、全く会話する時間がなかったし、その時間を取ろうとしなかった。

その時の夫婦の関係性は、少しギスギスしていたように思う。

そんな時、ひょんなことからポルシェブログを始めたところ、夫婦の会話は格段に増えた。

毎日のブログのアクセス数や、ブログ記事の内容、クルマの構造の話など、会話の大半はブログとクルマの話だったが、普段の会話量が増えたことで、将来の話や、自分たちが今考えていることなどについても、自然と話すようになった。

そういった会話を通じて、夫は普段は見せないけれども、自分なりのやり方で私たち家族をしっかり守ってくれていることや、会社のことも含めて様々な場所で大きな責任を果たしていることを知った。

だったら、1人でツーリングに行ったり、好きなクルマを買うくらい、好きにしてくれたらいいか」と思うようになった。

特にいつも一緒にいるわけではないのに、周りから「仲が良い」と言われるのは、夫婦の会話を通じて、お互いをより信頼するようになったからかもしれない。

これからも夫婦の会話は大事にしていきたいと思う。

これからも、ベストな夫婦の形を。

まだまだ結婚10年の私たちが偉そうなことは言えないけれども、「常識とされている夫婦のあり方ではなく、自分たちにとってのベストを探してきた」結果が、今なんだろうなと思う。

必ずしもこれが正解ではないし、私たちにとってはこのやり方があっていただけで、世の中には夫婦の数だけ色々な形がある。

そして、私たちの夫婦の形も、子どもの成長や状況に応じて変わっていくとは思うけれど、これからも「自分たちの大切にしたいことを大切に出来る夫婦」として、成長していきたい。

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Tags: 成功哲学