ポルシェ・パナメーラ

クルマのシートは快適性のみならず安全面でも大事

パナメーラのシート

先日、パナメーラに乗っていた時夫が、

パナメーラ、めっちゃええクルマなんやけど、どうしてもこの14wayメモリー機能付き電動シートだけが気に入らんのやなぁ…。

と言った。

夫は以前から、パナメーラに乗ると「シートがどうも合わない」とよく口にしている。今までの私は「え、そう?全然普通に快適やけど」と言っていたが、先日、18way電動アダプティブスポーツシートのパナメーラGTSを運転させてもらったときに、シートが全体的に分厚く、包み込まれるようでとても快適だったので…

これを味わってしまうと、確かにわが家のパナメーラのシートはちょっと薄くて固い感じがするなぁと思った。

夫は、

クルマを運転する上で、シートは重要な要素やなぁと思うわ。特に僕は、ツーリングで長距離運転することも多いから、体の疲労具合にもかなり影響する。
わが家のパナメーラは、当時あまり深く考えずにターボに標準の14wayのシートにしたけど、今となっては18wayのシートにしといたら良かったなぁと後悔してるわ。
14wayシートは18wayのシートに比べると座面が薄くて、背中もどうやってもいまいちフィットしない感じがする。だから個人的にはシックリこないから、疲れやすいわ。まぁ、これは体型にもよると思うけどな。

と。なるほど…

そういやGT3のシートとかはどうやったっけ?」と聞くと、

わが家のGT3のシートはアダプティブスポーツシートプラス(電動18way)にしたけど、本当ならカーボンのフル・バケットシートを選びたかったんや。めちゃくちゃかっこいいし、役付きモデルにしか選べへん貴重なシートやからなぁ。ただ、カーボンフルバケットシートにすると、シートが立っていて全くリクライニングもできないから、ロングツーリングに行っても背もたれ倒して休憩することができんからなぁ。
そういうのも考えて、あえて選ばへんかったんや。

と。

続けて、

あと、標準のスポーツシートプラスでも良いかと思ったんやけど、僕は内装ステッチを外装色と同じクレヨンにしたかったんや。そのためには、レザーパッケージと、アダプティブスポーツシートプラスをセットで選ぶしか無いんやな。
レザーパッケージを選ばないとなると、内装のステッチの色を選ぶことができなくなる。

と。

ほんとにポルシェのオプションってややこしいなぁ…。

ちなみに、パナメーラで助手席のシートを運転席から動かせる機能についても、パナメーラ、パナメーラ4、パナメーラ4S、パナメーラ4エグゼクティブ、パナメーラ4Sエグゼクティブの標準シートは非対応で、14way メモリー機能付き電動シート(前席)オプション以上を選ばないといけない。

いやはや…ややこしいw

クルマにとってシートとタイヤはとても大事

クルマのシートの大切さについて夫は、

僕はクルマにとって一番重要なのは、タイヤとシートやと思ってる。タイヤは唯一、クルマが地面とコンタクトする部品でとても重要や。乗り心地やハンドリングに直に影響するのに、空気圧やタイヤの銘柄を気にしない人が多いよな。
シートは一番、人間がクルマと接している部分。安全性や快適性の面でとても大事だと思う。これがペラペラだったり、身体にフィットしないと疲れやすいし、そもそも緊急回避時などにちゃんと身体をホールドできないと危ない。
最近はかなりマシなのも増えてきたけど、一昔前の軽自動車のベンチみたいにペラペラで平坦なシートだと、何かを咄嗟に避けようとしても横Gで身体が持っていかれて、思ったとおりのハンドル操作は難しい。
車選びの時は安全装置を気にするのもいいけど、その前にシートの性能をちゃんと見ないといけないと思う。安全と快適性に直結することやからな。

と言っていた。

なるほどなー。

日産ノート NISMO Sの標準シート。かなり肉厚でホールド感も良い。

クルマを選ぶ際に、デザインはもちろん、ボディカラー、エンジン、エンジン音、いろんな要素が絡んでくるけれども、シートもまた大切なのだなぁと思いつつ…こんなことを考えだしたら、迷いに迷うし、、その中で1台に絞り込むなんて至難の業だな。

クルマ選びって奥が深いなぁと感じる今日このごろである。

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