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ボクスターの純正ナビをディスプレイオーディオに交換|DMH-SZ700 レビュー

DMH-SZ700 レビュー・評価

数日ほどクルマを預け、完成したとの連絡を受けクルマを受け取りにいった。

早速、iPhoneを繋いで音楽を聴いてみると、ビックリ!全く音質が違う。これは音質に疎い私でも分かるくらいなので、多くの人が気づくレベルと思う。少しこもった軽い感じの純正の音質に比べると、とても音に透明感と奥行きがあり、ハッキリと聞こえる。

もちろん、スピーカー類は純正のままなので、最新のポルシェのBOSEやブルメスターには及ばないが、これなら普通に満足がいくレベルである。

内装のデザインに溶け込んでいる。純正以上に純正っぽい。

帰り道、スポーツやスポーツモードでアクセルを踏んで、オルタネーターからの発電量が増え、電圧が上がっていく瞬間でもノイズは皆無。全くのゼロだ。やはり純正アンプをバイパスして正解だった。

このDMH-SZ700でできることとしては大きくは以下の機能がある。

CarPlay・Android Auto

要はスマホをUSBケーブルでナビに繋げば、スマホのアプリの一部がDMH-SZ700の画面上で使えるようになるというものだ。

これにより、Google MapやYahoo!カーナビ、ナビタイムなどの地図アプリ、ナビゲーションアプリを画面に映せる。スマホのナビなので、地図は常に最新。

渋滞情報もネットからの情報なのでリアルタイム性が高く、また目的地の検索能力は今までのナビとは比べ物にならない。

何よりも地図の更新を考えなくて良いのが嬉しいし、スマホのナビアプリは頻繁にアップデートがあるので、使い勝手もどんどん改善されていくので、とても便利だ。

もう今までのようなナビメーカーが作ったナビを積極的に選ぶメリットは年々減ってきているように思う。

HDMI入力に対応

HDMIケーブルを用意しておけば、スマホの画面をそのままDMH-SZ700に映すことができる。先述のCarPlayなどもスマホのアプリを映せるが、それはあくまで対応しているアプリを映せるだけで、スマホのホーム画面ごとそのまま映すことはできない。

HDMIでスマホの画面を映している。動画を再生中。

しかし、HDMIで繋げばそのままスマホの画面を映すことができる。そのため、Netflixで映画を映してもいいし、Youtubeや、ブラウザの画面そのものを表示させることも可能だ。

この機能は個人的にはあまり使わないが、助手席の人が何か動画等を見る際にはとても重宝するだろう。

内蔵ブラウザ搭載

スマホのテザリング(インターネット共有)をONにして、DMH-SZ700のWi-Fiをインターネットに接続すれば、ブラウザが搭載しているため、画面上でサイトや動画を楽しむことができる。

内蔵ブラウザでYoutube

HDMIケーブルを繋いでも良いが、繋がなくても内蔵ブラウザでYoutube等にアクセスすれば動画が見られるのでとても便利である。

Alexa搭載

これは個人的に決め手になった機能の一つだ。

この機能もDMH-SZ700をインターネットに接続すれば使えるようになる。要は車内で「アレクサ、〇〇して」が使えるようになるのだ。私の場合、音楽の選曲、ニュースを聞く、Radikoでラジオ放送を聞くなどをAlexaに音声で指示することが多い。

運転中という手が離せない空間だからこそ、Alexaのような音声コマンドのデバイスが重宝されるのだ。

その他の機能

もちろん、この他にも車載オーディオとしての基本機能であるAM/FM(ワイドFM対応)、Bluetooth接続での音楽再生、電話機能はもちろん、他にも天気予報やスポーツニュースなどもホーム画面に表示できたりもする。

デメリット・気になる点は?

まず、テレビ放送(地デジやワンセグ)が受信できない点が挙げられる。

純正ナビでは受信できていたが、DMH-SZ700にはチューナーが無いので映らない。これは個人的には家ですらテレビをあまり見ないし、ほとんどはネット経由で見るので全くデメリットではないが、テレビを見たいという人は別途、チューナーを付けたほうが良いだろう。

次に操作性の点だ。メニューや音量操作のタッチセンサー(ボタン)が画面の左端にあり、車両側の枠と近いのでやや操作がしにくく、反応が鈍い点が挙げられる。

ここはもう少し操作性を考えて、画面下部にタッチセンサーを配置してもらいたかったと思う。

総評

個人的には交換してとても満足している。見た目的にも純正以上に純正感があり、718や991.2のPCMに近い雰囲気すらある。それに音質がとても良く、今までほとんど音楽をボクスターの車内で聴くことなどなかったのだが、交換後は街中などでは聴くようになったくらいだ。

そして、ナビの地図が最新で、使い慣れたスマホのナビを画面に映せるのはとても良い。

機能的なこともさることながら、エアコン吹出口にスマホホルダーを取り付け、そこにスマホを固定する必要はなくなったことも大きい。やはりディスプレイオーディオにして良かったと思う。

991.1カレラ4GTSも同じようにお願いした

991.1カレラ4GTSにも搭載

あまりにも満足度が高いので、ボクスターの交換が終わった後、すぐに991.1のカレラ4GTSについても交換する予約をしたくらいだ。そして、つい先日、そのカレラ4GTSの施工も終わり、わが家の981、991.1は2台とも快適な車内インフォテイメント環境が実現した。

もし、今ナビ交換を考えられているなら、今までのようなレガシーな『ナビ』ではなく、CarPlayやAndroid Autoが使える『ディスプレイオーディオ』をオススメする。その中でもこのDMH-SZ700は現時点では最高の一台だと思う。

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