わが家のカーライフ

夫の年収が上がり、ポルシェを買えるようになった理由 | 実は重要な妻のスタンス

夫婦の結婚記念日

私たち夫婦は、記念日やイベントにことごとく疎い。また、お互いにあまり物欲が無いので、誕生日に何がほしい?と夫に聞いても、大抵は「別に何も要らんわ」と言う。だから毎年、ポルシェのTシャツを1枚プレゼントする程度だ。

そして私も夫から「誕生日に何が欲しい?」と聞かれたところで、「う〜ん、特に欲しいもの無いからいらんわ」と言うので、夫が「いやさすがにそれは…」と言って、近場の宿をとってくれて、家族で泊まりに行くなどしている。

そんな私たち夫婦なのだが、先週、9回目の結婚記念日を迎えた。もう結婚して9年が経つのかぁ。これまでにも、何度か結婚記念日を忘れてスルーしてきた二人だったが、今年は夫がTwitterでこんなツイートをしていた。

「今日は9回目の結婚記念日。結婚当初はポルシェなんて全然買えなかったけど、『将来、このくらいの年収にはなりたいと思う』と妻に話し、妻もちゃんと聞いてくれたことをハッキリ覚えてる。そして、今、その目標は優に超えた。妻が僕の可能性を信じ、自由にさせてくれたから上手くいったのだと思う。」

「妻が僕の可能性を信じ、自由にさせてくれたから上手くいったのだと思う」

えぇーッ!!そんなこと思ってくれてたん(゚д゚)!

夫は普段、そういったことはまず言わない人なので、とても驚いた。

なぜ夫の高い年収の話を受け止められたのか

9年前は、まさか自分たちが、将来ポルシェのある生活が送れるようになるなど、想像していなかった。夫は当時から「将来はポルシェを買う」と言っていたけれど、まさか本当に実現するとはなぁ。

そして先日のTwitterの音声配信機能のスペースにて、夫は当時のことを振り返り、こんな話をした。

結婚当初、まだ年収が今よりずっと少なくて、家族を養うことはできるけれど、ポルシェを買うなんて全く無理だった頃に、僕は「将来はこのくらいの年収になりたい」という話をした。
普通の感覚の奥さんなら、そんなことを聞いても「何をそんな夢みたいなこと言ってるん。現実見なさいよ。そんなこといいからはやく寝て、明日から頑張って仕事しなさいよ」みたいに真剣に聞かないんじゃないかな。
でもそこで「おぉ、そうなんや、いけるんちゃうか」と、僕の年収の目標の話を否定せずにちゃんと受け止めてくれたというのは、僕にとっては大きかったと思うわ。
大きな目標を描いても「それは無理だ」と思わず、「正しく努力すれば達成できる」という夫婦の価値観が合っていたから、僕は今、ここまでこれたんだと思う。

と。

夫の口からまさかそんな言葉が出るなんて思いもしていなかったので、この時の私は、嬉しいやら恥ずかしいやらで、かなり変なテンションになってしまった(ちなみに、その時のスペースの聴き逃し配信はこちらです

だが、夫がこんな風に思ってくれていたなんてすごく嬉しかったし、この言葉だけで、あと10年は頑張れるなぁと思った。…いや、それは言い過ぎかw

私は夫が目標年収の話をした時、「夫の背中を押さねば」「夫の可能性を信じなければ」と頭で考えて受け止めたというわけではなく、ごく自然に、すーっと受け止めることができた。

その理由は大きく三つ。

一つは、夫が「あたかもその目標を達成したかのような話ぶり」だったからだ。

「いつかなれたらいいなぁ」という夢物語でもなければ、「がむしゃらにやって達成する!」という根性論でもなく、「あぁ、きっと夫にはもう道筋がだいたい見えているのだろうなぁ」と感じられる話しぶりだった。

以前、「【ポルシェを買うために大切なこと】買うまでのプロセスをイメージする!」という記事の中で、「ミートソーススパゲッティを作りたいなら、ミートソーススパゲッティを作るプロセスをイメージすることが大切」ということを書いた。

それと同じで、夫の当時の話し方が、高い目標で、課題はたくさんあったとしても、「そこに行くために何が必要で、自分はどう行動すればいいか」が見えている様子だったから、自然と受け止められたのだと思う。

二つ目は、「夫が高い目標を目指して頑張ることで、妻にデメリットは何一つ無い」と思っているからだ。

私の感覚の中では、夫が仕事を頑張って、成長して、稼いで、家族も今より豊かな生活を送れるようになる可能性があるのに、わざわざ、そこに向かわせないように夫を引き戻す理由が無い。

もちろんその過程で、帰宅時間が遅くなったり、土日も仕事をしていたり、なかなか子どもたちと遊んだりもできない…ということも出てくるかもしれないけれど、チャレンジにリスクはつきものだし、そうなったらまた都度話し合って解決すれば良い。

むしろ私は「もう今のままでいい」と現状に甘んじたり、ちやほやされることに居心地を良くしてそこにとどまろうとする方が、見ていてイライラしてしまうタイプなので、夫がどんどん高みを目指して頑張ってくれる方が嬉しい。

夫に限らず、友人関係でも何でも、チャレンジしながらお互いに刺激しあい頑張る環境の方が、私は好きだ。でも、そうではない人にとっては、私のような奥さんはかなり面倒くさくて嫌がられると思うので(笑)、夫には色々な面で感謝だなぁ。

そして三つ目は、「夫が着実にステップアップしている様子を側で目にしていた」からだ。

出会った頃夫は、起業してまだ数年で、先輩の会社に間借りをしていた。そこから、自分たちのオフィスを持ち、広いところに移転し、社員が少しずつ増え、年収もあがり…というところを側で見てきた。

そのことがあったから「この人は、決めたことは実現する人なのだ」と、無意識のうちに感じていたのだと思う。

だから、普通なら途方も無い目標に思えても、私の中では「あぁ、きっとこの人は達成するんだろうなあ」という、根拠のない確信のようなものがあったのだろう。

今後の目標

今夫は、さらなる目標について「僕はこんな風になりたい」「こんな生活を送りたい」と良く話をしてくれる。そのような人は、世の中に一握りかもしれないけど、きっといけるんじゃないかなぁと漠然と思いながら話を聞いている。

また、そこに向かう過程で目標が変わったとしても、成長するにつれて人が変わるのは自然なことなので、それもまた良いと思う。

ちなみに、私の将来的な目標は「子どもが大きくなって少し手を離れたら、夫婦で海外に行って、数ヶ月ごとに住む場所を変えて、色んなところで暮らす」というものだ。

主にはヨーロッパがいいなぁと思うのだが、景色の綺麗な畑に囲まれた田舎町や、海のそばの街、自然豊かな場所、時には都会で、ポルシェでドライブしたり、ウッドデッキの椅子にゆらゆらゆられながら仕事をするなどして、ゆったり自由な生活がしてみたい。(語学は一切できひんけど)

それができるように、「世界中どこの国に行っても、パソコンやスマホ一つでガッツリと稼げる仕組みや、お金が入ってくる仕組みを構築していく」ということが、今後しばらくの目標になると思う。

もちろん、それ相応の努力や、自己変革や、乗り越える壁もたくさん出てくるだろうけれど…人生は一度きりだから、どんなときも、できるだけワクワクする方を選んで、歩んでいけるといいな。

来年は結婚10年目。来年は、どんなステージに身を置いているのだろう。夫はどんどん先に行き、私はあんまり変わってないということも大いに有り得るが…取り残されないように、頑張ろう!

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Tags: 成功哲学