レビュー・試乗記

アバルト595のマニュアル車に試乗 – オシャレ、音がいい、運転しやすいの三拍子揃ったクルマだった!

そして緊張しながらクラッチをあげてアクセルをふんでいったところ、ちゃんと発進できてホッと一安心。東六甲展望台から芦有の山道に出るところで坂道発進となったが、それもクリアできた。オーナーさんからは、

1速から2速のシフトアップ、スムーズで、お上手ですね!

と褒めて頂いた(笑) 1400CCなので決してパワーのあるクルマではないが、峠の坂道を2速で駆け上がっても思いの外力強く走ってくれた。ハンドリングにも違和感が無く、オーナーが冒頭におっしゃっていたように、シフトレバーの位置が絶妙に良い。

コンパクトなボディサイズとあいまって、全て自分の手の内で操れているかのような楽しさがある。するとここでオーナーの方から、

2速でひっぱって加速してみて下さい!

と提案頂き、途中の直線でアクセルを強く踏ませてもらったところ、とても気持ちの良いエンジン音を味わうことができた。

品がよく、伸びのある排気音。決して爆音、迫力のある音といった感じではないけれども、「音色」と呼ぶにふさわしい良い音がした。私はマフラーを改造したクルマの排気音よりも(以前、マフラーを改造したスーパーカーに乗せて頂いた時、失礼ながら「牛の出産の時の鳴き声みたいなエンジン音ですね!」と言ってしまったことがある…)やっぱり純正の音が好きだ。

純正でこんなに気持ち良いんだったら、十二分だなぁ〜と思った。

またアバルト595を運転しながら感じたのが「相棒感」だ。車によっては、相棒感を感じるモデルと、そうでないモデルとあると思うけれど、このクルマの場合は短時間の試乗であっても、愛着が湧く気がした。

このクルマに乗り、日々の買い物だけではなく、遠出して色んなところに走りに行きたくなるだろうなぁ。イタリアの古い町並みが残るレンガ敷きの道とか走ったらすごい楽しいんだろうなぁと思いを馳せつつ…。

ちなみに、高速道路での走行はどうか聞いてみると、

これが結構すごいんですよ。接地感もちゃんとあって、僕はいつも1○0km/hとかで走っていますが、全然問題ありません。でもそんな運転をするせいか、燃費は9km/lで、ちょっと悪いんですけど。

と。

燃費が9km/lと聞いても、GT3やパナメーラターボの燃費を見ているせいで感覚が麻痺して、その値が良いのか悪いのか分からない…笑。

シフトダウン時の回転合わせもやってみて下さい!」と言っていただいたのだが…今BMW320iで回転合わせの練習をしているけれど、アクセルをこわごわふかすせいで、いつも「キーッ!!」という音とガックンというすさまじい衝撃が来て成功した試しがないので、今回はやめておいた。

その後、芦有の途中にある駐車場でバックして、もと来た道を戻ったが、お陰様で一度もエンストすることが無く試乗を終えることが出来た。ホッ。

色んな車に乗ってみたい

ものの10分くらいの試乗ではあったが、アバルト595のマニュアル車はとても運転しやすく、楽しい車だということが実感できた。シフトレバーも入りやすく、クラッチも軽く、深いところで繋がってくれるので、私のようなマニュアル初心者でも気負いすることなく乗ることが出来た。

あと私は、マニュアル車は右より左ハンドルの方がやりやすいという発見もあった。私は右利きなので、右でシフトレバーを操作するほうが違和感が無い。次買うMT車は左ハンドルを探すか(気が早いw)

またアバルトは外観も内装もオシャレなので、奥さんや女性にも受けが良さそうだ。…というわけで、私のレビューは夫と違って感覚的にふわっと終わってしまって申し訳ないが…(-_-)

今回ご厚意で乗せて頂いたオーナーさんに感謝!本当に有難うございました!

最近芦有に行くと、ブログ読者の方やフォロワーさんが声をかけてくださり、所有するお車について「ぜひ運転してみてください!ブログに載せて頂いて全然構いませんので!」と言って頂く機会が増えてきた。とてもとても有難いことだ。

実は最近、ポルシェはもちろんのこと、ロードスターやスープラもとても気になるのだけど…どなたか芦有で試乗させてもらえないかなぁ。

…って調子乗りすぎやな、すみません(爆)

Page: 1 2

Share
Published by