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911カレラTの納車から2週間が経った。 現在、絶賛慣らし運転中だ。走行距離は、500km。慣らし運転終了まで、あと2500km(笑)
ちなみに、車両取扱説明書(911 2022年モデル)には、慣らし運転についてこのような表記がされている。
新車時は可動部品同士を馴染ませる慣らし運転を行う必要があります。走行距離が3,000kmに達するまでは慣らし運転が必要となります。この期間は、オイルと燃料の消費量が通常よりも若干多くなります。慣らし運転期間は次の点に注意して運転してください。
・なるべく長距離走行をする。できるだけ冷間始動と近距離運転の繰り返しは避ける。
・モータースポーツイベント、スポーツドライビングスクールなどに参加しない。
・エンジンを高回転域 (4,000 rpmを超える) まで回さない。
・エンジン冷間時は低回転域で運転する
なるべく長距離を走りたいが…平日は仕事の打ち合わせ等も続く上に、車に乗るといえば子どもたちの送り迎えやスーパーへの買い物なのでなかなか難しく…
とはいえ、時間があれば少し遠回りしてみたり、できるだけ油温が上がりきらない状態でエンジンをOFFにすることは避けて、1回で20分以上は走るようにしようと意識しながら乗っている。
というわけで今回の記事では、納車から1週間経った時の変化について、書いてみたいと思う。
私は毎日乗っているので「なんとなく変わったかなぁ」という程度だったが、1週間ぶりにカレラTに乗った夫はその変化にかなり驚いていた。
https://twitter.com/boxster_gts/status/1664889038745075712?ref_src=twsrc%5Etfw
1週間での変化や、改めて感じた点は以下。
納車された日は「エンジン始動音は大きいけれど、走り始めると一気に音が小さくなるなぁ(とはいえ通常の車からすると大きいのだが)」と感じた。
車内ではなかなかそのエンジン音が聴けなかったので、「やっぱり981方が良いよなぁ…あの音が恋しいなぁ…」と思わず夫にぼやいてしまったほどだ。
また納車の翌日、芦有に行ったところ夫の知り合いのポルシェオーナーさんがおられたので、夫の運転で横に乗っていただいたところ、「確かに…めちゃくちゃ静かですねぇ…あ、でもきっと、これからですよ!これから!」と苦笑しながらおっしゃっていた。
ただ、300kmほど走ったあたりから、明らかに走行時のエンジン音が大きくなってきた。運転していても「おっ?意外と気持ちが良い音がするやん」と感じられるようになり、夫にも久しぶりに乗ってもらったところ、
「わが家の992カブリオレ(GPF無し)のエンジン音に近い音量と音質やなぁ。1週間でこんなに変わるんかぁ!ええ感じやん!」
と言ってくれた。
またエンジンのレスポンスも良くなってきたように感じている。納車日は「ちょっとエンジンの反応が鈍いなぁ…」と感じていたが、1週間経つと、レスポンスも良く気持ちよさが増したように思う。
納車時に初めて乗ったときは、「カレラTは軽量化されてるけれど、そこまで軽さを感じないなぁ」と思った。
でもよく考えるとそれは、直前まで乗っていたのが車重1トンをきるスイスポだったからだと思う…。
その後、わが家の992カブリオレに久しぶりに乗ってみたところ、「あれ?992カブリオレってこんなに重たかったっけ?そう考えるとカレラTはやっぱり軽いんだなぁ!」と驚き、思わず車内から夫にその旨メールをしてしまった(笑)
カレラTのほうが軽いので、走っていても軽快感が強い。すいすいと機敏に走ってくれるのですごく楽しい。
それに比べると、わが家の992カブリオレは結構重たく、その分接地感もかなり強く「これは四駆か?」と思うほど剛性感がありしっかりしている。
カレラTは軽くて軽快。やっぱり比べてみないとわからないなぁと改めて思った。
これは狙っていたわけではないのだが…本当は後部座席やリアガラスに、オプションのプライバシーガラスをつけるつもりだった。
そして、最終の注文の際、プライバシーガラスのオプションをつけたつもりで先方にコンフィグのコードを送ったのだが…実際はつけ忘れていて、納車後夫に言われて気づいた(笑)
「どこかのお店でフィルムを貼ってもらうか…」と思っていたが、乗ってみると意外や意外。プライバシーガラスをつけていないことで、後方の視界がかなりクリアに見えて運転がしやすい。
また私のカレラTは左ハンドルなので、合流時に右の後方が見づらいのだが、プライバシーガラスをつけていないので、その見づらさが緩和されているように思う。
見た目的にもスッキリした印象を受けるので、今はこのままでいいかなと思っている。
これは完全に個人の感想であり、私の感覚がちょっと鈍いのかもしれないが…(多分そうだと思うw)
リアアクスルステアリングは、芦有などコーナーを曲がるときなどは、ぐいぐい曲がり、どこまでも切り込んでいくので、「こりゃすごいー!」と感じるのだが、駐車時はそれほどでもない。
以前わが家にあったパナメーラターボにリアアクスルステアリングがついていたのだが、その時は駐車がとてもやりやすく「巨体なのに一発で停められる!」と喜んでいたが、カレラTの場合は特に駐車がしやすいとも思わないし、かといってやりにくさもない。
リアアクスルがついていないカレラTに乗ると、またその違いがわかるのかもしれないなぁ。
992カブリオレを久しぶりに運転してまず驚いたのが、ハンドルがとても重いことだった。空冷ポルシェの964ほどではないが、それに近いくらいの重さを感じた。それに比べるとカレラTのハンドルはとても軽い。
「あれ?パワーステアリングプラスをつけたっけ?」と思うほど軽い。
これは、カレラTがというよりも、年式の違いなのだろうと思うが…運転自体はとてもしやすく、カレラTの走りの軽快さとハンドルの重さがすごく合っているように思う。
まだ慣らし運転期間中なので、その真価を全く感じられていないのだが、夫は「1週間でこれだけ変わるなら、これから先がめちゃくちゃ楽しみやな!」と言っていたし、私もそう思う。
これからどんな風に変わっていくかが本当に楽しみだ。
そして後から分かったのだが…私は慣らし運転の表記を勘違いしており、「できるだけ4000回転を保って走らないといけない」と思い込んでいて(読解力がなさすぎるw)、
高速道路などでは、3速4000回転で走るなどしていたので、夫から「何でや!4000回転までで走るってことやで!w」と突っ込まれ、初めてその間違いに気づいた。
よく考えたら…っていうかよく考えなくてもそうやわな。
ただ夫は、
「意外と負荷をかけて4000回転で走り続けていることで、エンジン音も大きくなってきたり、なんか良い効果に繋がってるんかもしれんな。しらんけどw」
と言っていた(笑)
とにかく、しばらくは慣らし運転を続けて、できれば3ヶ月くらいで慣らし運転を終え、思いっきり走れるようになりたいなぁと思う。
また今後は、夫の感想なども随時ご紹介していきたい。