ポルシェはなぜ一目見てポルシェと分かるのか?−機能性と美しさを備えたデザインの考察。

山下周一氏の見解

実際、ポルシェのデザインについては経営陣もかなり重要視しているそうで、ポルシェAGエクステリアデザイナーの山下周一氏(パナメーラスポーツツーリスモのデザインを担当した日本人デザイナー)は、インタビューでこのように語っている。

「何と言ってもデザインに対して経営陣からの要求が非常に厳しい、という点が他と違うところでしょうか。特にトップレベルの人間からデザイナーまでが一同に会する経営会議においては、ボディの細かなライン一つについても議論が行われ、そこでダメ出しされることもあるのです」
*出典:ポルシェはなぜどこから見てもポルシェになるのか? そのデザインの秘密とは?

ポルシェがひと目でポルシェだと分かるのは、経営陣も含めデザインに関わる全員が、ポルシェデザインの持つ重要性を理解した上で、時代がどれだけ変わろうとも、守りぬいているからなのだなぁ。

パナメーラのデザインは●●●の水死体のよう?

とはいえ、ポルシェデザインについてはこんな批判もある。2015年までBBCで放送されていた、大人気自動車番組「トップギア」のメイン司会者、ジェレミー・クラークソンは、

「ポルシェにはデザイナーなど存在しないのではないかと思うこともよくある。」

「カイエンは、今のポルシェの多分に漏れず、デザインはあまり良くない。2週間前に死んだアナグマの死骸と同じくらいに醜い。」

「パナメーラのデザインは911の水死体のよう」

とコテンパンに言っているが…(笑)

→【過去記事】イギリスBBCの大人気自動車番組「TopGear」の見どころやポルシェの評価について。

ポルシェのデザインは「機能的」かつ「美しい」という2つの要素を、高次元でバランスよく形にした結果であり、私は個人的にはとても綺麗だな〜と思う。これからのポルシェの進化がますます楽しみだ。(なぜ上から目線w)

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