わが家のカーライフ

スポーツカーはお金の無駄!?そんなの、言わせておけばいいんだ。

悔しい出来事

先日仕事で、とても悔しい出来事があった。

その場では、努めて冷静を装っていたが、ビルを後にし、駐車場に停めていた愛車のスイスポに乗り込んで一息ついた瞬間、涙がどっと溢れてきた。

エンジンをかけ、いつものように目的地を自宅にセットし、できるだけ息を整えて「落ち着け、落ち着け」と何度も自分に言い聞かせて、発進する。

信号待ちの時に、真っ昼間から号泣してたら恥ずかしいやん、泣いちゃいかんぞ」と、ステアリングをしっかり握り、クラッチやシフト操作に集中する。

でも気を抜くと、また悔しさが蘇り、涙が溢れてくる。

もし私が、MT車に乗り慣れていない頃だったら、クラッチやシフト操作に集中できていたのかもしれないが、今はいかんせん、息を吸ってはくように運転できるようになってしまったので(笑)、ついついまた悔しさがこみ上げて来てしまうのだった。

20代のように若かりし頃に、仕事で悔し涙を流すならまだしも、40歳にして、こんな経験をするなんてな。きっとその時の先行車のドライバーは、バックミラーを見るとドライバーが号泣していたので、「何だ!?何があった!?勢いで追突とかせんといてや!!」ビクビクしていたのではなかろうか…(本当にすみません)

スポーツカーの価値

泣きながら40分ほど車を走らせ、高速道路のICを降り、自宅に到着する頃には、すっかり冷静さを取り戻すことができていた。頭の中も整理され、その日の青空のように、私の中の気持ちもスッキリしていた。

その時に思った。

あー、車っていいなぁ」と。

車の中は、たった一人の空間だ。自分以外に誰もいない。だからこそ、自分と向き合ったり、自分の素の感情をさらけ出すことができたり…といったことができる貴重な空間なのだと思った(もちろん運転には集中しないといけない)

これまでに「イライラした時や、一人になりたい時、車でドライブしにいく」という話を何度か聞いたことがあったが、「そうか〜ストレス発散のために車に乗るんだなぁ〜」という程度に考えていた。

でも「単にストレス発散のために車に乗るという話ではないんだな」ということを、今回実感した。

現在の愛車スイスポは、走りの楽しい車だ。

いつもは「よっしゃ一緒に走るか!」という気持ちになり、車と共に楽しく走ることができる。自分の思い通りに運転できたり、エンジン音の気持ち良さなどは、何ものにも変えがたい楽しさがある。

ただ先日のスイスポは、走りを主張せず、ただただ気持ちが落ち着くまで、寄り添っていてくれた感じがして、思わず、「有難うな」と小声で呟いてしまった。(…だいぶヤバいやつやなw)

走りを楽しむ車やスポーツカーは、実用性が低くて趣味性が高く、お金の無駄だと考える人も多い。でも「お金だけでははかれない、もっと大きな価値があるものなのだ」ということを実感することができたし、周りがなんと言おうと、自分にとってそれが価値あるものなのであれば、堂々としておけばいいのだと改めて思った。

さて、仕事もますます頑張ろう!

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