先日、夫の妹が購入した、BMW MINIクーパー Dを夫が試乗したという試乗レポートをご紹介したが、私も先日、街なかや芦有ドライブウェイを運転させてもらうことができたので、今回は私の感想を簡単ではあるが書いてみたいと思う。事前に夫からは、「とても良くできたクルマで運転がしやすく、好印象だった」と聞いていたので、乗らせてもらうのを楽しみにしていた。
ちなみに、今年の4月に自分のMT車を購入したが（半導体の部品不足の影響でまだ生産時期など決まってはいない）、当初はMINIのクロスオーバーも候補にいれていた。クロスオーバーなら、クルマとしてもしっかりしていて、5ドアで乗り降りや荷物の出し入れも楽な上に、子どもたちも後部座席にゆったり乗れて、デザインも可愛くとても良いなぁと思ったからだ。
ただ、MT車を中古車サイトで探してみたところ、その頃は程度の良い気に入ったボディカラーの個体がなく、断念した。
話をMINIクーパーに戻して…まず、ドアに重みがありしっかりしているのが好印象だった。ドアを閉めた瞬間にも、その空間がクルマに守られているような安心感に包まれる感じがして、とてもいいなぁと思った。
そして、走り始めて驚いたのが、その足回りだ。MINIクーパーは見た目からして小回りがきいて軽快なイメージを持っていたのだが、実際は全く違った。見た目の可愛らしさとは裏腹に、とても骨太でしっかりしていて、接地感が強かった。夫も、
足回り、めっちゃええやろ。これは新車で乗り出し400万以上するけど、高いだけのことはあるというか、むしろ、値段以上の質感やと思うわ。同じくらいの価格帯の車とかでも、なかなかここまでしっかりした足回りは少ないなぁ。特に国産車には無い足回りやな。適度に固くて安心感やタイヤの接地感が凄いよな。
と言っていた。
以前、マツダロードスター（ND）を試乗させて頂いたことがあり「すごくしっかり作られているクルマだ！」と感じたが、ロードスターの足回りをさらにガッチリさせた感じとでも言おうか…。
また、昔わが家にはフォルクスワーゲンゴルフ7があり、足回りが素晴らしく、夫婦で毎回大絶賛しながら乗っていたが、個人的には、あの時のゴルフ7よりも、さらに足回りがしっかりとしていて接地感が強く、クルマを信頼して運転できる感じがした。
私は、柔らかい足回りよりも、少しかためで接地感をしっかり感じられる足回りが好みなので、その私の感覚にドンピシャなクルマだったことから、運転中に終始「めっちゃええ！これほしい！めっちゃええ！」を連発してしまった。
途中、信号待ちの時に、まじまじと内装を眺めてみたが、質感がとても良い。この個体には、オプションはほぼついていないそうなのだが、素でこんなに質感の良い内装なのであれば、十分だなぁと思った。
次に、芦有ドライブウェイを走ってみた感想だが、ハンドリングが人間の感覚にうまくフィットしており、アクセルペダル、ブレーキペダルともに操作がとてもしやすかった。ハンドルをきった分だけ、切り増すことなく思ったとおりに曲がってくれるので、スムーズで気持ちが良いし、ブレーキの操作も、どの程度踏めばきくかがわかりやすく、踏めばぐっときいてくれるところも素晴らしかった。
「これはカーブをどんどん曲がりたくなるなぁ、めっちゃ気持ちがええわ〜」
と、気づけば満面の笑みで運転している自分がいた。
街乗りでも、芦有ドライブウェイのような道でも、とても運転がしやすく楽しいMINIクーパーだったが、途中、少しアクセルをぐっと踏み込んで見たときの加速が、やはり少し物足りなく感じた。
ただこれについては、ポルシェの加速と比べてしまってそう感じるというだけで、高速道路の合流の際や、加速したい時など問題ないレベルだと思うし、長距離も走りに行きたくなる快適性があるのには違いない。
あと個人的には、通常のガソリンエンジンんのミニクーパーだと、エンジン音などもっと気持ちが良いんだろうなぁと思った。
現在私は、自分のMT車の納車待ち（というか生産がいつになるかの連絡待ち）だが、正直「ミニと比べて自分の愛車の足回りが心もとなく感じてしまうこともあるかもしれないなぁ…大丈夫かなぁ…」と思ってしまうほど、とても素晴らしいクルマだった。
今回乗せてもらって感謝、有難う！
