「輸入車を買うとき、左ハンドルを選ぶか、はたまた右ハンドルを選ぶか？」というのは、結構議論されるテーマであり、人によって好みも大きく分かれるように思う。
輸入車の多くが、もとは「右側通行・左ハンドル」に適した形で設計されているので、左ハンドル仕様のほうが何かと操作がしやすいと言われている一方で、日本は「左側通行・右ハンドル」だから、右ハンドルの車のほうが日本の道では走りやすいという意見もある。
つまりは、「”クルマの操作性”を中心に考えるのか、”日本の道の走りやすさ”を中心に考えるのか」の違いなのかなぁ。
そんなことを思いながら、先日ふと、気づいた。わが家には、
①「右ハンドル・AT車」 ポルシェパナメーラ（971）
②「右ハンドル・MT車」 BMW320i
③「左ハンドル・AT車」 ポルシェ911（964C2）
④「左ハンドル・MT車」 ポルシェ911GT3（991.2）、ボクスターGTS（981）
のすべての仕様が揃っているということに（ドイツ車のみだけど）。
…って、狂とるッ(ﾟдﾟ)！
というわけで、実際に運転してみた上で、左ハンドルと右ハンドルにはどのような違いがあるのか、考察して書いてみることにした。
まず、わが家にある「右ハンドル・AT車」のパナメーラについて。日本は「左側通行・右ハンドル」なので、パナメーラについては何ら違和感はなく、普通に運転はしやすい。
以前は「方向指示器等のレバーが左にあるとやりにくそう」と思っていたが、乗ってみるとすぐに慣れるので問題は無い。たまに、代車等で国産車に乗った後にパナメーラに乗ると、最初の1,2回は左右のレバーを間違えてしまうけれど、その程度だ（笑）
ただパナメーラのような幅の広いクルマの場合は、車幅感覚を掴むのが少し難しく、どうしてもセンターライン寄りの運転になってしまう。なので、大きなクルマに限っては「左ハンドルの方が案外運転しやすいかもしれないなぁ」と思うこともある。
現在私が最も運転する頻度の高いクルマが、「右ハンドル・MT車」、つまりBMW320iだ。乗る前は「ドイツ車の右ハンドルMT車の場合、シフトレバーの操作や方向指示器等を全て左手でやらないといけないので、大変だ」と言われていたが、慣れると全く問題はない。
また私は右利きなので、右手でハンドルを操作することには慣れているため、右手のみでハンドル操作しつつ、左手でシフトレバーやレバーを操作するのがしっくりくる。
わが家に今ある「左ハンドル・AT車」は、空冷ポルシェ911（964C2）だ。
正直私は左ハンドルの車に慣れていないので、走り出しは毎回少し違和感があるけれども、左折時や、幼稚園のお迎えに縦列駐車をしなければならない時などは、左側がよく見えるのでとてもやりやすい。
ただ、高速道路のICから降りて来て大通りに合流するといった際に、右斜後ろが非常に見にくい。右ハンドル車であれば、すぐに確認できるけど、左ハンドル車の場合は斜め後ろに死角ができてしまうので、合流時に少し怖く感じる時がある。
現在わが家に今ある「左ハンドル・MT車」は、911GT3ツーリングと、ボクスターGTSだ。左ハンドルのMT車も、運転がしにくい！ということは特段無いのだけれど、私が未だに慣れないのが「左手でハンドル操作する」という点だ。
先日も、シフトレバーを5速に入れようとする時、つられてハンドルも若干右に切ってしまった。多分これは私が不器用にもほどがあるほど不器用だからだとは思うが…（-_-）
左手ハンドルのMT車を運転する場合は、左手のみで利き手のように何の違和感もなく運転できるようにならないといけないなぁと感じる。
次に、夫の見解について書いてもらった。
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