ポルシェは本日、「パナメーラ GTS」と「パナメーラGTS スポーツツーリスモ」の2種類のモデルを新たに発表した。
というわけで、早速本日10月16日のプレス記事からポイントをまとめてみた。
911などのGTSは「Sや4SをチューンしたのがGTS」という位置づけだが、「パナメーラのGTSの場合は伝統的にターボのV8エンジンを搭載する」という慣習があり、今回もそれを踏襲した形となる。
今回の新型パナメーラGTSモデルは、338kW(460hp)の出力と620 Nmの最大トルクを備えた4リッターV8エンジンが搭載されている。また標準装備のスポーツエグゾーストシステムとの連動によって、よりエモーショナルなサウンドとドライビング体験を味わうことができる。
パナメーラGTSとパナメーラGTSスポーツツーリスモの0-100km/h加速は、4.1秒(スポーツクロノ標準装備)で、従来型モデルの性能をはるかに凌駕している。また2つのモデルの最高速度に関して、パナメーラ GTSは292km/h、パナメーラ GTSスポーツツーリスモは289km/hに達する。
トランスミッションは、ダブルクラッチ式ミッションである8速PDKを採用。4WDシステムは、電子制御式のPTM(ポルシェ・トラクション・マネージメント)を採用し、スポーティでダイレクトな走行を実現。また、車高が10mm低いPASMのスポーツシャシーを搭載している。
これまでのGTSモデルパッケージ同様、ブラック仕上げのヘッドライトなどに加え、今回の新型では、フロントエンドやリアの下部もブラック仕様となり、ブラック要素の色がさらに濃くなった。そのことでより、スポーティな外観を強調したスポーツデザインパッケージに仕上がっている。
またリアウィングは2段階に展開するターボのものを踏襲。フロントのウィンカーもポルシェのターボモデルにならい2本線に。なので襟章の数もターボと同じになっている。さらにGTSモデルには、20インチパナメーラ デザインホイールが標準装備される。
新型パナメーラGTSは、アルカンターラ基調の内装のスポーツデザインパッケージが標準装備となる。また、ステアリングは、ギアシフトパドルとアルカンターラトリムを備えた多機能スポーツステアリングホイール。
オプションで、内装をカーミンレッドとクレヨンのツートンにすることができたり、GTSロゴをつけるなど、デザイン部分においても様々なカスタマイズが可能となる。
今日の時点で、発売時期や価格はまだ発表になっていないが、今後もパナメーラGTSに関するニュースの動向に注目して行きたいと思う。
*記事・画像出典:New GTS models: two athletes join the Porsche Panamera family