ポルシェ・パナメーラ

ポルシェ パナメーラ4 E-ハイブリッド試乗

パナメーラ4Eハイブリッド試乗

最もなめらかな乗り心地のパナメーラ

早速パナメーラに乗り込んでメーターまわりやセンターコンソールに目をやると、紛れもなく去年の夏までわが家にあったパナメーラで懐かしい気持ちになった。

また現在わが家にあるカイエンE-ハイブリッドとメーター周りの表示も同じなので、特に違和感も無い。

走り出したところ、アクセルを踏んだ最初の出だしが、ものすごくなめらかなことに驚いた。試乗を含めて今までに乗ったパナメーラの中では、一番なめらかでラグジュアリーな印象を受けた。

以前試乗させてもらったパナメーラ4はもっと軽い感じで、GTSはかたくて乾いた感じ、わが家にあったターボはもっと重厚感があって固かったなぁ。

また、モーターを積んでいるのに、「重い」という感じが全くしなかった。このあたりについて夫は、

パナメーラターボはV8で、前が重たかったからなぁ。ハイブリッドモデルはV6やからっていうのもあるかもしれんなぁ。

と言っていたが、ラグジュアリーでかつ重たさもなく、すーっと進んでいくことにとても驚いた。

自由自在に運転ができる

パナメーラターボは、550馬力という凄まじいパワーだったので、少しアクセルを踏み込むだけで、怖いくらいの猛々しさを感じるクルマだった。

一方パナメーラ4E-ハイブリッドの場合は、アクセルを踏み込めばじわーっと加速してくれて、少し抜くとそのとおりに減速してくれて、ドライバーの思いのままになめらかに運転し続けることができるクルマだった。

四駆なので雨の中でも全く怖さがなく安定している上に、峠道では、ターボよりも車体が小さく感じられて運転がしやすく、思った以上に小回りがきく。

ハイブリッドモデルと聞くと「スポーツカーではなくエコカー」という印象を受けてしまいがちだが、そうではなく紛れもないスポーツカーだということがよく分かった。

スポーツカーの楽しさを味わえる

最近私は、カイエンに乗ることが多い。カイエンはとても運転がしやすくて、楽で快適だ。また、高速道路などでも少しアクセルを踏みこめば、気持ちの良い加速を感じられるので、スポーツカー的要素をしっかりもったSUVだ。

ただ、カイエンと比べると、パナメーラは圧倒的にスポーツカーなのだなぁと思った。目線も低く、小回りもきくし、走りに迫力があって、もっともっと走りたくなるワクワク感があると思った。

途中、デフォルトのEパワーモードからスポーツモードに切り替えて走ってみたが、良いエンジン音で、音量もちょうど良かった。以前わが家にあったターボのエンジン音は、もっと大きくて獣ののような迫力があったが、ハイブリッドの音質は上品な上にしっかりきかせてくれるバランスの良さがあった。

思わず、

いいなあ、パナメーラはやっぱりいいなぁ、もっと子どもたちが大きくなって落ち着いたら、もう一回パナメーラを買えるといいなぁ。その時は自分で買いたいなぁ、いや―パナメーラほしいなぁ!

とずっとぶつぶつ独り言を言いながら運転してしまっていた。

パナメーラ4Eハイブリッドに乗ってみて

今回乗らせて頂いた、パナメーラ4Eハイブリッド、個人的には「今まで乗ったパナメーラの中で一番好きな乗り心地と走り」だった。快適さとスポーティの両立の次元がとても高く、サファイヤブルーのボディがめちゃくちゃかっこよかった。

またポルシェというのは、グレードによって走りや乗り心地が大きく変わるクルマだとは思うけれど、今回パナメーラ4E-ハイブリッドに乗らせていただいて、改めてそう思った。

今まで、970パナメーラエディションと、971パナメーラターボ、あわせて5年ほどパナメーラに乗らせてもらってきて、ある程度パナメーラのことは分かったつもりだったけれど、パナメーラに関して知らないことがまだたくさんあるんだろうなぁ。

奥が深い…。

なんだかまた感覚的な話に終わってしまったが、夫にもまた追ってレポートを書いてもらうので、そちらもぜひ楽しみにしていただけたらと思います。

雨の中わざわざ芦有ドライブウェイまで来てくださったオーナーさん、本当に有難うございました。次は、晴れた日に、サファイヤブルーのパナメーラを拝ませていただけたら嬉しいです!

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