共に地の果てまでいこう!空冷ポルシェ911(964型)の魅力。

空冷ポルシェ911(964)の魅力

先日、空冷ポルシェ911(964型)のエアコンの効きが悪くなり、夫がいつものお店でエアコンガスを補充してもらった。そして、「どこかからガスが漏れているのか、または自然に減っているだけか」を判断するために、蛍光剤を添加してもらい、何日か走らせた後、また後日お店に持っていき確かめることになった。

エアコンガスを補充し、エアコンがよくきくようになってからは、夫は毎日のように964に乗っている。最近は30度を超える暑さが続いているが、まだこのくらいの暑さ程度だとエアコンは問題なくきいて快適だそうだ。(さすがに35度を超えてくると、少し車内が暖かくなってくるそう)

そして、乗って帰ってくる度に、

964ってほんまにめちゃくちゃええわ〜!めっちゃ楽しい。どこまでも走りたくなる。自分でも毎回同じこと言ってるの分かってるし、そんな何回も言いたくないんやけど、いやでもやっぱり言いたい。ほんまに気持ちがええわ。

としみじみ言っている。

そして先日、いつも仲良くさせてもらっているポルシェ仲間のTAKUROさんと、芦有ドライブウェイの展望台で会って、964にも乗ってもらったり、クルマ談義をしてきたそうなのだが、その後のTAKUROさんのTwitterに、このようなことが書かれていた。

964carrera2に3度目試乗。兎に角、ずっと運転したくなる半永久的ドライビングマシン。加速が全てではないと、964が語る。低速からでも車を操る楽しさをドライバーに教えてくれる964。車とシンクロした時は、鳥肌至極。
結果【共に地の果てまで行こうぜ!!マーク964】

おぉーすごい!!!こんなに的確に964の魅力をあらわしておられて本当にすごい…。夫も読みながら「いやほんま、まさにそのとおりや!」と言っていた。

現代のポルシェでは味わえない感覚

夫は964に関して、

クルマを運転することが好きな人にとって、964は最高なクルマやと思う。550馬力のパワーや、シートに押し付けられるかのようなすさまじい加速…そういうクルマももちろん刺激的で楽しい。
でもそういうクルマって、低速域とか街なかやと少し面白くなかったり、走りの楽しさを味わうには、道を選ばないといけないということが多々ある。
でも、964はそうじゃないんやな。どんな速度域でも、どんな道でも楽しいんや。田舎道をゆったりトコトコ走っても楽しいし、比較的交通量の多い国道であっても、青信号になって発進した時の伸びやかな加速はとても気持ちが良い。
そして、高速道路でもしっかり速いし、車線変更は僕が知るポルシェの中では一番気持ちがいいといえるレベルや。
エンジン音も、純粋なメカニカルノイズがして、オイルが流れる音とか聴いていると、クルマに血が通っているみたいに感じる。
雨の日にも、天井で雨を弾く音、短いワイパーが必死で動いているのとかみると、なんか本当にクルマが生き物のように感じられて、すごく愛おしくなる。
あと、サーキットの走行会とか行くと、空冷ポルシェでサーキットを走っている人も結構いるしなぁ。
ほんまに、よく出来たクルマで、いついかなる状況であっても楽しめる、最高の1台なんや。

と。

夫の話を聞いていると、クルマというものは、「性能が凄まじく良い」ということも大切だけれど、「愛着を持てるかどうか」もすごく大切なんだろうなぁと感じる。

このクルマと一緒に、どこまででも走りに行きたくなる」という相棒感が、運転好きな人のカーライフを、より一層豊かにしていくのだろう。高性能な上に、相棒感をしっかり感じられる、そんな完成度の高いクルマが、今から30年前に作られていて、今も現役でしっかり走るなんて、本当にすごいことだと思う。

知れば知るほど、走れば走るほど、どんどんポルシェを好きになる。ポルシェ沼の深さは底知れないなぁと思う今日このごろであるw

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