ポルシェにまつわる豆知識

あえて愛車のエンブレムを外すのが好きな理由

愛車をエンブレムレスに

4月に注文した私のMT車だが、未だ生産や納車の目処はたっておらず、ネットで納車に関する情報を調べたり、画像検索をしてさらに良い仕様にできないかなど調べる中で、夫がこんな風に言ってきた。

あのクルマ、後ろのエンブレムが無いほうがスッキリしていてかっこいいんちゃう?

と。

そう言われて、ネットで「エンブレムありの画像、エンブレムなしの画像」を調べて比較して見てみたところ、やはりエンブレム無しの方がスタイリッシュな印象を受けた。

ただ小心者の私は、「そんなわがままなことを言ってもいいのだろうか…」とドギマギしてしまい、「エンブレムは要らないってディーラーに言ってみてくれる…?」と夫に伝えたところ(それくらい自分で電話しろよ)、早速ディーラーに連絡してくれて、

ディーラーに届いた時点でエンブレムを外してもらえることになったわ。あと色んなシール類もリアガラスに貼らんようにお願いしておいたわ。ただ、「エンブレムを外すと若干跡がついてしまう可能性も無いわけではないから、そこはご了承ください」ということやった。ちなみに、「エンブレムレスにする人、たまーにですがおられます」って言われたw

とのことだった(笑)

私は以前は、新車で注文する際、クルマにエンブレムをつけない選択肢があるなど考えもしなかったし、実際できると思っていなかった。ただ夫を見ているうちに、気になることや「こんな風にできないのかなぁ?」ということがあれば、なんでも担当者に伝えたり相談してみるのがいいのだと知った。

ちなみに夫は、自身のファーストポルシェとなるボクスターGTS(981)を購入した際、リアの「Boxster GTS」のロゴは無しの仕様で注文した。

ただ私は、当時はクルマにほぼ興味が無かったので、納車後随分と経ってから「あれ?これ、ボクスターGTSって書いてないやん!!」と驚き、夫に聞いてみたところ、

今ごろ気づいたんw そや、ロゴはつけてない。サイドに「GTS」と書いてあるだけで、後ろはシンプルに「PORCSHE」だけにしたんや。GTSは、エアロが違うから、パッと見た感じで「あれ?ノーマルのボクスターとは何か違うなぁ」と感じると思うんやけど、でも後ろにはGTSと書かれていない。
でも見る人が見たら、「あ!これロゴのGTS外してるけどGTSやん!」と分かるのがええなぁと思ったんや。
あとは、GTSやと、メーターも赤で内装はアルカンターラが多いんやけど、それもあえて普通の黒にして、レザー内装にしてるんやw

と言っていた。

思い返せば、羽なしのGT3ツーリングを買った時も、

ツーリングは後ろにGT3のロゴが無いのがまずええなぁ!その上、見た目はなんか普通の911とは違うなぁ…羽はついてないからGT3ではないのかなぁ…と思いつつ、見る人がみたら、「あ!これGT3やん!」って分かるのがええんや。分かる人にだけ分かるGT3でええんや。

と言っていたが、「せっかくGTSやGT3を買ったのに、パッと見て分からない方がいい」なんて、つくづく変わった人だなぁ…(-_-)w

ドイツではエンブレム無しが多い

エンブレムレスやロゴなしの仕様について、日本ではあまり見かけないが、ドイツではそういうクルマが結構多いのだそうだ。

新婚旅行でドイツに行った際、レンタカーでポルシェ911を借りて、アウトバーンやロマンチック街道をひたすら走り、ポルシェ、メルセデス・ベンツ、BMW、アウディミュージアムをまわったのだが(どんな新婚旅行やw)、「ドイツを走るクルマは、エンブレムなしのクルマが多い」ことに、夫は驚いたと言っていた。

メルセデス・ベンツなんかでも、SクラスかEクラスなんかが、一瞬分からんかったり、グレードも当然わからんかったり…。インスタを見てても思うけど、ドイツでは、エンブレムはあえて外して乗るのが多いなぁ。
ちなみに日本に入ってくるドイツ車についてはポルシェ以外はエンブレムレスの仕様は選べないみたいやけど、本国では選べるみたいやな。

とのことだった。

私はそんなことは一切気づきもしなかったので、それよりも「タクシーがほとんどベンツだったこと」と「ミュンヘンの川で極寒の中サーフィンをしている人がいたこと」に驚いていた記憶がある。

でも、例えば「S63」といったロゴがついていると、周囲からは「おぉ!S63だ!すごい!」と思われるので逆につけておきたいものかと思っていたが、グレードやモデルに対する考え方がドイツは違うのかな。

少しネットで調べてみたところ「アウトバーンで、排気量の違いやベースグレードとハイグレードで後続車に差別されると走りにくい」という意見もあるようだった。

さすがは、アウトバーンを200km/hで走る国だけあるなぁ。

日本と海外では、ボディカラーひとつとっても、クルマに関する文化が全然違う。色々と状況が落ち着いたら、またドイツに行ってみたいなぁ。今は以前と比べて少しはクルマに詳しくなったので、前は気づかなかった新たな発見がたくさんあり、きっとブログでも良いレポートが書けるのではないかと思っている今日このごろであるw

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