ポルシェ911は、50年間スポーツカーのアイコンとして君臨してきたが、先日「全ての911モデルを5分で説明した動画」がyoutubeのポルシェチャンネルにアップされているのを見つけた。5分以内で説明しているだけあって、エッセンスが凝縮されていて分かりやすく、知らないことも結構あった。
また何より、動画がおしゃれ。ポルシェを購入した後郵送されてくる「Porsche Principle」に似た黒い表紙の冊子をめくりながら、911の全モデルの紹介が進んでいく形だ。
911のコンセプトは「コンパクト」と「純粋主義」。
・走りも楽しめて、日常使いもできる
・2+2シート
・水平対向6気筒エンジン
・リアエンジン
という特徴を持つ。
初代カレラは1964年に誕生した。そしてこれが現在のノーマル911。
このカレラという名前は、メキシコで行われていた過酷なレース「カレラ・パナメリカーナ・メヒコ」から名付けられたものだ。ちなみに、当時レースに出場していたポルシェがこれ。
屋根が開くバージョンの911カレラ
ノーマルカレラはリアエンジン・リアドライブだが、カレラ4は四駆で、ダイナミックなドライビング体験を味わうことができる。オールラウンダーな車で、雨天時といったバッドコンディションでも、安定した走行が可能となる。
カレラSは、911のモデルの中で最もアスリートな車。エンジンはパワフルになり、リアアクスルステアリングといった様々なオプションが装着されている。
カレラTは、カレラとカレラSの中間に位置するようなモデル。様々な要素を削ぎ落としてシンプルにしたピュアスポーツカー。カレラTの「T」は「Touring」の頭文字とのこと。
カレラGTSは911の全モデルの中で最もスポーティーなモデル。標準装備されているものが多く、最良のドライビングパフォーマンスを持つと説明されている。また内装も、GTSのロゴが入ったり、革シートに赤ステッチが入るなど、ユニークなデザインになっている。とはいえ、エブリデイユーズにも適しているモデル。
タルガは、カブリオレではないオープンモデルで、アルミニウム製のロールオーバーバーを備えている。このロールオーバーバーは、ドライバーや乗客を守る安全性をしっかりと備えている。ちなみにタルガは四駆のみ。
1974年、世界的なオイルショックのさなかに発表された。レースで培ったターボチャージャー、ブーストプレッシャーコントロールの技術が盛り込まれた一台。ボディデザインに初めてリアスポイラーが採用された。ターボSは、ターボよりも40馬力大きい。
⑩911 GT
モータースポーツをベースデザインに開発された。FIAの公認レースを走行したGTクラスが、日常使いできることを証明した。
ロードでも、日常でも使える車で、装備もナチュラルだと説明されている。
GT3よりパワフルなエンジンを搭載し、軽量化が図られており、さらにモータースポーツ仕様になった。高回転自然吸気エンジンを搭載。
911の持てる性能を極限まで発揮させており、911の中で最も速く最もパワフルなモデル。GT3RSとは違い、911ターボSのパワートレインを搭載している。
911シリーズには、今も最初に発売された911の精神がしっかりと注入されており、多様性と特異性を完璧なまでに融合させたドライバーズ体験を提供しているとのことだった。
*画像出典先:All Porsche 911 derivatives explained in less than 5 minutes.
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この動画を見ていると「自分が911買うならこれがいいかな〜」というイメージが湧くので楽しい。もし私が911を買うなら、やっぱりタルガがほしいなぁ…。風の巻き込み問題なんかがどうなのか気になるけれど。
というわけで、今回の動画「All Porsche 911 derivatives explained in less than 5 minutes.」はこちら。