ツーリング記

ポルシェ・ボクスターGTS(981)で行く九州ツーリング2023 Day3

九州ツーリングDay2

いざ、指宿スカイラインへ

太陽が顔を出し、雨が上がった朝、ポルシェ・ボクスターで指宿スカイラインを目指す。ここは、今回のツーリングのメイン目的地だ。

谷山ICから指宿スカイラインが始まり、100円の通行料を払った後、交通量がぐっと減った。所々にある展望台からは、雄大な桜島が顔を覗かせていた。

所々、道は濡れている箇所もあるが、みるみる路面が乾いていく。ボクスターは2速でその乾いた路面を後輪で蹴りつけ、まるで生き物かのように生き生きとドライ路面を楽しんでいる。

指宿スカイラインはワインディング区間とストレートや中高速コーナーが連続する区間が折り混ざっている。ボクスターは相変わらずしなやかな乗り心地で、ワインディングでは軽いロールを伴ってカーブを円を描くようにクリアしていく。運転していて気持ちがいい。適度なパワー感で、高回転を維持しながら運転を楽しめる。

ストレートや中高速コーナーが連続する区間では、3速での伸びやかな加速がとても気持ちいい。特にNAエンジンならではのトルクとエンジン音がシンクロしていく様は、至福の時だ。

指宿スカイラインから開聞岳へ

その後、指宿スカイラインを南下し、開聞岳まで行き開聞山麓自然公園へ。放牧されたトカラ馬の横を2台のボクスターは走って展望台へ。展望台からの景色は最高で鹿児島湾や東シナ海を望み、長崎鼻・佐多岬が見える。昼食は近所の定食屋で食べる。昼食後は再び、指宿スカイラインへ戻り復路を走る。

復路の指宿スカイラインは少し丁寧に走った。相変わらずこの道は最高で、日本でもトップクラスの快走路。景色の良い道は他にもあるけど、クルマ好きが走って楽しいと思う道ではNo.1ではなかろうか。

時間に余裕さえあれば、もう一往復、いや、もう2往復くらいしたいところだ。

そして、再会

指宿スカイラインの途中の展望所で、帰りのフェリーの時間や、港までの行き方を調べていると、TAKUROさんが突然、スマホを見て騒ぎ始めた。なんと、初日に阿蘇を案内してもらった、ぽるしぇってぃーさんが、指宿スカイラインに来ているとのこと。すぐに彼に連絡を取って、会うことになった。

ぽるしぇってぃーさんは、初日とは打って変わって、992のタルガ4GTSで登場。これは初めて見る個体だが、外装がアゲートグレーに赤内装、そして、クリアのテールレンズがとても似合っていて格好いい。ここで、このタルガ4GTSに試乗させていただいたのだが、その様子は別途ブログで記事にしようと思う。

その後、ぽるしぇってぃーさんとは別れて、フェリー乗り場の志布志港まで主に高速で移動する。志布志港には少し早く着きすぎた。乗船手続きの後、しばらく乗船を待つことに。

志布志港から帰路へ

少し遅れての出港となったが、フェリーのレストランでまた二人で爆食しながら、九州ツーリングを振り返った。TAKUROさんにとっては初めての九州ツーリングだったが、やはり彼は指宿スカイラインの名道ぶりに感動していた。想像以上に気持ちよい道で、願わくば以前所有していたGT3で走ってみたかったと。私も同感だ。それくらい、あの道は最高なのだ。

ポルシェ談義、ツーリング談義に花を咲かせながら、オッサン二人は毎度のことながらフェリーのバイキングを爆食。そして、フェリーは大阪を目指した。

九州ツーリングの思い出は、ポルシェ好き、ドライブ好きにはたまらない旅であったことは間違いない。特に指宿スカイラインは、その中でも最も印象に残るドライブルートであり、またいつか走りたいと思わせる名道だ。いつも感じることだが、こういう長距離ツーリングを通じてこそ分かるポルシェというクルマの魅力がある。超高性能スポーツカーでありながら、旅グルマでもあるのだ。

ぜひ、皆さんもポルシェを買ったら一度はツーリングの旅に出てみてほしいと思う。

今回のルートマップ