ポルシェ・カイエン

さよなら、カイエン。また逢う日まで。

カイエンE-ハイブリッドとのお別れ

8月初旬に、わが家にあったカイエンE-ハイブリッドとお別れをした。

こんなに早くカイエンを手放す予定ではなかったのだが、先日ポルシェディーラーに足を運んだ時に「最近、カイエンの出番がないのでもったいない」という話になり、担当のHさんが「良ければ、どのくらいで買い取らせてもらえるか、見てみましょうか?」と言ってくださった。

その際、思っていたよりも良い価格を提示してくださったのだ。夫いわく、

カイエンに普段からよく乗るのであれば、このまま持っておくのが良いと思う。でもここ最近は長距離ドライブすることもなく、カイエンはほぼ駐車場で眠っている状態。それはもったいないし、買い取り価格も思ったより良かったから、カイエンの次のモデルが出る前のタイミングで、手放すのが良いかもしれないな。

とのことだった。

ハイブリッドモデルの素晴らしさ

カイエンE-ハイブリッド。納車から約2年で走行距離は約16,000kmだった。

改めてこのカイエンE-ハイブリッドを振り返ってみると、「乗り心地と走りが両立した、素晴らしいポルシェ」という感想だ。

夫も私も乗るたびに「いい車だなぁ」と話していたし、広々とした室内は子どもたちにも好評で、家族みんなが大好きだった。

カイエンに乗るまでは、「カイエンはポルシェと言えどもSUVだから、自分たちが思うスポーツカーらしい走りはしないんだろうなぁ」と想像していたが、実際に乗ってみると、ハンドリングも、ブレーキも、高速安定性も、ワインディングを走った時の感覚も、全てがポルシェであることを強く実感できた。

むしろ、車高が高く、重くて大きいのに、「しっかりとスポーツカーの走りを実現するポルシェの技術はすごいなぁ」と改めて思った。

また、私がカイエンで好きだったポイントが、高速道路の合流時等の加速だ。

モーターのアシストがある」伸びやかで瞬発力のある加速は本当に気持ちがよく、全く重さを感じない。

この感覚を一度味わうと、むしろハイブリッドじゃないと、なんとなく物足りないと感じてしまうほどで、ハイブリッドモデルに対するイメージを大きく変えてくれたのも、このカイエンだった。夫も次にカイエンやパナメーラを買う際は、絶対にハイブリッドじゃなきゃダメだとさえ言っている。

また、あまり乗る機会がなかったと言っても、走行距離が16000kmを超えているのは、遠出の時は必ずカイエンに乗っていたからだ。

淡路島、富士スピードウェイ、和歌山、千葉県のPEC(ポルシェエクスペリエンスセンター)東京…片道500kmを超えるロングドライブもなんのそので、本当に頼もしく楽しく信頼できる車だった。

カイエンの車幅…

では、なぜそんなに素晴らしいカイエンなのに、乗る機会が無くなっていたのかと言うと、理由は唯一、車幅だ。

運転はしやすく結構小回りもきくので、長さはあまり気にならないのだが、車幅が2mほどあるので、外出先の駐車場で困る。

近所の子どもたちの病院の駐車場にはまず停められないし、都市部のファミレスや回転寿司は狭いところが多く、擦ったりするリスクを考え、どうしてもカイエンの出番が減ってしまったのだ。(実際私は一回擦っているので、そこからさらに減ったように思う…)

せめて車幅が1900mm以下であれば…もっと乗りやすかったのになぁ…!と思うが、こればかりは仕方がないので、今回は泣く泣く、カイエンとお別れをした。

ちなみに、カイエンがなくなって以来、やたらと家族5人で移動する機会があり(お盆もあったからかな)今は、私の愛車の小さなスイスポに家族5人で乗って移動している。

最近は毎回スイスポが大活躍してくれて、オーナーとしてはなんだか嬉しいw

というわけで、カイエンとはお別れをしたが、本当に良い車で、たくさんの思い出をくれて、感謝の気持ちでいっぱいだ。次も、良いオーナーさんのもとに嫁いでいけますように。

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