夫は数ヶ月前から「素の718ケイマンはめっちゃええと思う。ほしいわ〜」と言いながらカーセンサーをずっと見ている。そういった話をtwitterでつぶやいたり、ブログにもちらっと書いたりしていたところ、718ケイマンオーナーのの方からこのような質問を頂いた。
昨年10月に718ケイマン（MY2017）を中古で購入してからすっかりポルシェの虜になりました。
ご主人が「素のケイマン」に興味をお持ちのようですが、911や981ボクスターGTSがあるのになぜ「素のケイマン」なんだろうと、素のケイマンオーナーとして気になって仕方がありません。
もし良ければ、理由を教えていただけないでしょうか。
と。
この質問への回答というか…夫は素の718ケイマンについて、よくこんな風に言っている。
「速く走る」「普段遣い」「コスパ」という点で、718の素のケイマンはとても良いと思う。
718ケイマンは、とにかく性能が良い。981よりもハンドリングが超絶に良いし、屋根があくボクスターより剛性感もしっかりしているから、サーキットで高速コーナーを曲がるときにも全然耐えられるし、速い。そしてPDKも賢い。気持ちよさよりも『速さ』を楽しさと捉える人には、981よりも718だと思う。
ちなみに、誤解がないように言うと、ここで言う『速さ』とは単に0-100km/hのタイムや最高速とかの直線の『速さ』ではない。圧倒的な安心感とハンドリングの正確性からくるコーナリング能力も含めた意味での『速さ』。
また、日本の道で普段遣いを考えた時、400馬力も500馬力もパワーがあっても使えるところがほとんど無いし、パワーがありすぎると、エンジンを回せないからあまり面白くない。
その点、素のケイマンであれば、パワー感がちょうどよい。そしてコスパも良いし、色んな場面で使えてめちゃええんちゃうかな。
ちなみに、僕はサーキットを走らせるクルマとして、素のケイマンのPDKが欲しい。ケイマンTとかなら、もっと最高やな。いい意味で718は先代よりサイボーグ的に速くなっているから、ぜひサーキットで試したい。踏み切れるパワー感と、しっかりした足回りとボディ剛性があるから、最高なんじゃないかと思ってる。
ただ、中古車サイトを見ていても、夫が思う仕様の中古のケイマンはなかなか無いようだ。
夫は「PASM」「スポーツクロノパッケージ」の2つが揃っていることが必須らしく、そういう走り系のオプションがついたケイマンを探しているが、これらが両方ついた個体はなかなか無かったり、あってもボディカラーや内装のセンスが気に入らなかったりで「これ」というものがなかなか無いらしい。
また「これ以上クルマが増えても、やっぱりちゃんと乗ってあげられないから、買うのは現実的ではないなぁ。でもなぁ…」と最近は言っている。
夫は「クルマを買うから探す」というよりも、「欲しいなぁと思うクルマについてはとりあえず探して色々妄想する」のが好きなようなので、これからも718ケイマンについては、中古車サイトを見続けるのだろうなぁと思う今日このごろである。
