先日、フルノーマル状態のスイフト・スポーツのレビューを書いたが、その後、カスタムしてSWKのローダウンスポーツスプリングセットを装着したので、今回はそのレビュー・感想を書いてみたい。
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今回装着したのは、SWK(スズキワークス久留米)というスズキアリーナ久留米西を運営されているディーラーさんが販売されている商品になる。
今回のローダウン化にあたり、私が重視したポイントは以下の点だ。
そう考えると、車高調ではなく、純正ショックとの相性を考慮して作られた製品を探していた所、このSWKのスプリングが良いと教えてもらったので、これを購入することにしたのだ。
スプリングとバンプラバー、そして、キャンバーボルトの3点セットで、32,500円(税抜)とかなり安い。早速ネットで注文したら、2日程ですぐに到着した。
まず、見た目はかなり違う。実測ではおそらく2.5cm程下がった感じだが、クルマ全体が低くなり、低く身構えるような印象を強く受ける。運転席に座った感じも、一段、低くなった印象で、ファミリーカー的な雰囲気ではなく、スポーツカーの雰囲気に近くなった。
走り出してみると、全然、乗り心地は悪くない。むしろ、フラットな路面ではさらに良くなった印象でフラット感と安定感が増している。
小さな凹凸や少し荒れた路面では、ほぼノーマルと変わらない乗り心地と言っていいだろう。
唯一違う点は大きな段差を超えた時にたまにガツンと衝撃がくることがある。一応、専用のバンプラバーに交換しているので、サスの底付きはかなりしにくくなっているはずだが、それでも大きな段差ではたまに衝撃はあるので、純正のバンプラバーのままならそれなりに酷いことになりそうだ。
なので、交換を考えられる方はバンプラバーもついでに換えられることをオススメする。
そして大きく違うのはコーナリング中の安定感だ。ノーマルのような腰高感は影を潜め、それなりのスピードでも安心して曲がっていける。グイグイ切り込むように曲がっていけるので、とても楽しい。
バネレートはフロント2.3kgf/mm リア2.7kgf/mmとのことで、決して高くないが、車高が落ちたことでかなりクルマの重心点が下がったのだと思う。なので、途中でグラっとロールが大きくなるようなことがなく、一定のレベルでのロールが続くことでドライバーはとても安心してカーブを曲がっていけるのだ。
高速道路でも安定感は増したように思う。もともとノーマルのサスでも高速道路では安定していたが、さらに接地感が増したような感覚だ。また高速域での乗り心地も問題ない。普通に快適で家族を乗せても特に怒られるようなことはないはずだ。
今のところ、妻も大変気に入っているようで、安定感が増し、さらに運転が楽しくなったと言っている。私もたまにスイスポで移動するが、確かに楽しい。
軽いのでどの速度域からでも飛ぶように加速し、キビキビしたハンドリングで街中を駆け抜けられる。シフトの操作感、クラッチの扱いやすさも抜群で、いくらでも運転したくなるクルマだ。
個人的には今回のカスタムはかなり大満足ではあるが、欲を言うと、これにさらにフロントに強化スタビライザーを入れてロール剛性を高め、シートを交換してもう少しシート高を下げて、と妄想は膨らむばかりだが、あまりやりすぎると家族が乗れなくなりそうなので、程々にしておこうと思う今日このごろである。