フォルクスワーゲン

納車から2年半 ー VW ゴルフ7の素晴らしさをここで改めて言っておこう

VWゴルフ7について

わが家にあるフォルクスワーゲン ゴルフ7(前期)。限定300台の最終特別仕様車『ALL STAR』で、1.2リッターターボエンジンと7速DSGを積むモデルだ。ボディカラーには、カーボンスチールグレーメタリックという専用色が使われている。新車で購入したときの価格は、約300万円だった。

ゴルフがわが家にやってきたのは、2016年8月なので、納車後かれこれ2年半が経った。ちなみに、現時点での走行距離は26,500kmだ。

昨年秋に新型カイエンを試乗してしばらくは、カイエンがあまりにも良すぎたために、ゴルフに乗る度に「あれ、ゴルフってこんなに乗り心地悪かったっけ?」と感じるようになってしまっていた。

ただ時は流れ、最近は新型カイエンの乗り味もあまり思い出さなくなった。そんな中先日久しぶりにゴルフに乗り、往復約150kmの距離を走ったところ、改めて「ゴルフはとても素晴らしい車だ」ということを再認識したので、そのことをブログでどうしても共有したくなった(笑)

ゴルフ7の素晴らしさ

乗り心地、ハンドリング、高速安定性、必要にして十分なパワー、小回り、燃費…全てにおいて、ゴルフ7はバランスがとれたクルマだと思う。何の不満も感じないし、一家に一台ゴルフがあれば十二分だとさえ思う。では、ゴルフの何がそんなに良いのか。

乗り心地がなめらか

ゴルフ7の乗り心地は、ポルシェをなめらかにした感じというか…比較的硬めの乗り心地だけれど、ちゃんとなめらかさがあるので、乗り心地はとても良く感じる。ただ路面が荒れているところや、線路を通過する時などは、大きめの縦揺れを感じこともあるけれど、どんな揺れも一発で収まり揺れ残りが無い。これは本当に凄いと思う。また、運転席や助手席だけでなく、後部座席の乗り心地もとてもいいので、長時間移動も苦にならない。

内装やシートの質感が高い

ゴルフ7の内装は、質感が良い。シートのステッチもオシャレで、タッチパネルやステアリングに安っぽいプラスチック感は全く感じ無い。

シートは柔らかすぎず、長時間運転をしていても疲れない。後部座席は結構広く、身長178cmの夫でもゆったり座れるそうだ。

街乗りも快適

「1200ccで、105馬力」という数字だけ聞くと、「そんなにパワー無くて大丈夫?」と正直思ってしまう。ただ、実際に運転してみると、全くそんな風に感じないし、むしろパワーがあるクルマのように感じるから不思議。「出だしの加速が弱い」なんてことも全く無いし、信号待ちや渋滞が多い道でも、何の違和感もなく運転できる。

また、自宅前にある急勾配な坂道 を登る時については、さすがに回転数があがり、エンジン音も「ブイーン!」と高く大きくなるけれど、「エンジン音の割に進まない」ということは全くなく、しっかりのぼってくれる。パワーが無い感や、逆にパワーを持て余す感もなく、まさにちょうどよいバランスだと思う。

高速安定性が高い

ゴルフの高速安定性はすごい。先日、交通量の少ない平日の中国道を走ったのだが、ある程度高速で走行しても全くハンドルや車体がぶれることはないし、むしろスピードを出すほどにびたっと安定して走ってくれるように感じた。特に目線の上下動が少なく、本当にフラットな乗り心地。車線変更時にハンドルをきってもふらつき感はなく、安心して車線変更もできる。

小回りがきき使い勝手が良い

ゴルフは全幅が約1.800mm、全長も約4.500mmというサイズなので、こまわりがきく。パナメーラでは敬遠してしまう道でもなんなく走れるし、駐車場も幅を気にすること無くどこでも停められる。しかもこれで5人乗りだから、かなり使い勝手が良い。

ACCが便利

ゴルフのACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)は結構賢い。高速道路である程度交通量が多い時は、必ず使っている。レーンキープアシストに関しては、ある程度のカーブまでは車線維持してくれる。

とはいえ、レーダーが左右にあるパナメーラとは違って、ゴルフの場合は中央に一つのみなので、急な割り込みには注意が必要となる。

壊れない / 維持費が安い

この2年半、26,500km走ってガシガシ使って、今までに一度も壊れていない。また、「いつオイル補充の表示が出ても対応できるように」と、1Lのオイル缶が納車時からクルマに積んであったが、まだ一度も自分でオイル補充をしていない(1年点検の度にオイル交換してもらっているだけ)。燃費も良い方で、夫が通勤で使う時(一般道と渋滞の多い高速道路を使う)はだいたい13〜15km/lくらいにはなるそうだ。

また、1年点検の時に、あらいざらい総点検でしてもらっても、費用は全て含めて3万円だった。この費用を高いと取るか安いととるかはあると思うけれど、パナメーラはオイル交換だけで4万円以上したので、そう考えると費用対効果はかなり高いように思える。

ゴルフ7の総評

わが家にあるポルシェの中で、一台残すとしたらどれを残すか?」という話を以前夫に聞いてみたが、ゴルフもその中の選択肢に加えると「ゴルフを残すのが確実に賢い選択」だと思う。今の感じで行くと、あと10年は問題なく普通に乗れそうだと思える。夫もゴルフについては、

とにかくコスパが凄いよな。この値段で、この乗り心地とハンドリング、ブレーキ、質感はまず他に無いと思う。たまに、これより上のクラスの500〜800万くらいのSUVやセダンに乗ることもあるけど、『あれ?ゴルフの方が良くね?』と感じることが冗談抜きでよくあるわ 。
あと、安全性が高いなぁ、と常々思う。それは衝突した時の安全性ではなくて、ブレーキのタッチや効き、コントロール性、あと、ハンドリングのしっかりさや路面追従性など、衝突回避能力という意味でのベーシックな運動性能が本当にしっかりしてる。
世の中には衝突安全性といった、ぶつかった時の安全性ばかりを強調して、フニャフニャな足回りのクルマもあるけど、基本的な走る、曲がる、止まるの性能からくる『ぶつからない能力』は同じくらい重要。そこをゴルフは手を抜いて無いなぁ、とつくづく思うわ。

と言っている。

これは完全に個人的な話だけど、私の両親は国産自動車メーカーT車がとても好きで、今までに一度も浮気することなく、T車のクルマ一筋だが、とはいえ2人とも良い年なので、「走りもしっかりしていて、剛性感も高くて、安全性の高いゴルフに乗り換えてくれたほうが安心だなぁ…」と思ったりする今日このごろである。

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