outlaw(アウトロー)とは、年代の合った純正部品を使用する正統派レストアとは異なる方法でレストアされたことを指しているそうだ。スピードスターなので、フロントウィンドウが低めなのが特徴。本物にせよレプリカにせよ、この時代の356なんてなかなか手に入らないんだろうな。
エモリー・モータースポーツ社の代表であるロッド・エモリー氏が、1954年にレース用車両としてデビューしたポルシェ・550をオマージュして製作されたのが、この1962年式「スペシャル・ロードスター」だそう。ここ以外ではミュージアムでしかお目にかかれないであろう貴重な一台だ。
1989年のスピードスターモデル。250台限定で生産されたオープンカーで、この車が発表された時は多くの人が「ほしい!乗りたい!」と夢に見た伝説の車だそう。エンジンは、空冷 F6 SOHCで、3165cc。5速のマニュアルトランスミッションだ。
1974年に911初となるターボエンジン搭載モデル「930型」が発売され、1977年8月に、排気量が3.3Lまで拡大されると共にインタークーラーが装備された911ターボが発表された。1978年にはNAエンジン搭載モデルも930型に切り替えられた。930型は、初代911よりも一回り大きくなっているそう。
この中古車が売り出される際「エバーグリーン。どこか特別な 911」というキャッチフレーズがつけられたことがあるそうな。確かに、特別な911という感じだ。100万台目に製造された911も「アイリッシュグリーン」という綺麗な緑のボディカラーだったが、それとはまた違う色なのだと思うけど、すごく綺麗だった。
シンプルな911T。現在の型の「911T」はもちろん日本でも発売されているが、マニュアル車は選択できないので(ドイツ本国では選べる)夫は「911Tは絶対マニュアル車でないと意味ないやろー」と残念がっていた。
この赤はすごく綺麗だった。911Tは、一般道を走ることを目的にチューニングされ、無駄を省いたモデルという特徴があり、実際価格も普通の911よりも安かったそう。ただ無駄を省きコストカットを重視したために、最高出力は111psで、ポルシェ911史上最もパワーの少ないモデルになったらしい。ちなみにTはtourの略。
展示スペースから一歩外にでると「70周年記念」のパネルの前に真っ赤な911が。真っ赤なポルシェ911ってかっこいいな〜この車からさっそうと出てくるかっこいい女性になりたい(笑)
この展示スペースの車両は、定期的に変わるらしいので、また次に行くと違うポルシェと出逢える。今回提示されていたポルシェの中には「Private car」と書かれたものもあったので、実際に所有しているオーナーから借りてきたポルシェもあったということなのかな。
個人的にはポルシェミュージアムよりもコンパクトに楽しみが凝集されていて楽しいスポットだったので、他の国のポルシェエクスペリエンスセンターにもまた行ってみたいなぁと思った。(上海なら近いので行けるだろうか?…いやでも子ども2人連れだったらやっぱり大変やな)
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