前回の新型ケイマンGT4に引き続き、夫がスパイダーのコンフィグレーションについてもやってみたそうなので、今日はそれをご紹介させていただきたいと思う。
今回は新型718スパイダー（ポルシェのサイトでも『718ボクスタースパイダー』と表記されてる箇所もある）のコンフィグレーターをやってみたのだが、GT4と比べるとなかなか選択肢が多くて、迷うことが多かった。
とりあえず、今回は2パターン作ってみたのでご紹介しよう。
おそらく、今回のスパイダーではこれを選択する人が最も多いのではないかと思うのが『Interior package Spyder Classic』だ。これはボルドーレッドと黒のコンビネーション内装となり、レーザーインテリアに加えてドアパネルやセンターコンソールなどがアルカンターラになる。
とにかくツートンのシートが格好いい。もちろん、軽量カーボンのフルバケットシートを選ぶとさらに格好いいが、スパイダーの性格的にはストリートをメインに使いたいので、個人的には通常のスポーツシートを選んだ。
ちなみに、この『Interior package Spyder Classic』を選択すると、ほとんど内装はカスタマイズできなくなり、ステッチや色を変えようとすると、このパッケージを外さなければならないようだ。要はポルシェのオススメパッケージといったところなのだろう。
外装色はGTシルバーメタリックを選択。この色はポルシェのシルバー系の中では一番好きだ。GT3ツーリングを購入した際も最後まで悩んだ色だ。日光下や明るい場所では普通のシルバーに見えることもあるが、屋内や少し暗い場所では金属感が出て、非常に格好いい。
それに、『Interior package Spyder Classic』の場合、センターコンソールやカップホルダーカバーのトリムがGTシルバーになるので、そこも外装色と合っていて良い。
幌は黒でももよく似合うが、シルバーに赤幌のボクスターを見た時、非常によく似合って格好いい記憶があったので、赤幌を選んだ。ちなみに、現時点では赤幌にすると、自動的に『Interior package Spyder Classic』が選ばれてしまうようだ。
そして、ロールバーはボディ同色ペイントにした。これはボクスターGTSを購入時にやって良かったと思っているオプションの一つだ。色を同色にするだけで、ボディとロールバーの一体感が出て、ボディ全体の塊感が強くなる。（無塗装の場合は、車体全体が低く見えるので、それはそれで良い面もある）
ブレーキはPCCBを採用。GT4よりはストリートでの使用がメインになると考えると、あまりブレーキの経済性は考えなくて良いし、バネ下重量の軽減により荒れた路面でも乗り心地が良くなるためだ。
ライトはデザインの好みで選べばよいのだが、パナメーラターボ購入時にLEDのPDLSプラスのものを装着したが、それほど体感的にはHIDと変わらないので、今回も通常のHIDにPDLSが付いたものを選択。
そして、GT4の時と同じように、ドアハンドルは最近流行のハイグロスブラックだ。
パターンAとは違い、『Interior package Spyder Classic』は選択せずに、自分でステッチの色等を変えて作ってみることにする。ところが、ChromeやFirefox、Edgeなどのブラウザでコンフィグレーターをやると、一部の選択肢が画像に反映しなかったり、違う箇所が変わってしまったりすることがある。これは以前にもGT3の時にもあった問題だ。
IEでやると3Dで確認でき、反映の正確性も上がる
そこで、Internet Explorer（IE）を立ち上げ、IEで実行させる。IEだと、Unityの3Dプラグインが使えるので、完成イメージを3Dで確認することができ、かつ、選択肢の反映も正確性が増すのだ。ただし、貧弱なグラフィック能力のパソコンでは重くなるので、ある程度、グラフィック性能の高いパソコンでの利用をオススメする。
いろいろと試行錯誤を繰り返し、試した結果がPCCBのイエローキャリパーと合わせて、内装のステッチやドアハンドルストラップ、そしてシートベルトを黄色に。シートや内装は標準のブラックで飽きのこない仕様にしてみた。
エクステリアの外装色は、黄色とよく合い、個人的にも大好きなクレヨン（チョーク）を設定。その他のオプション類はパターンAと同じだが、幌はブラックでシックにした仕様だ。
ハンドルはレザーを選択。これは完全に個人的な好みだが、どうもアルカンターラは好きになれない。以前、マクラーレン650Sを購入した時、ほぼフルアルカンターラ仕様だった。確かにスポーティーで格好いいのだが、どうしてもレザーと比べると高級感を感じることができず、後悔した記憶がある。
あと、オープンカーなので、シートヒーターは必須。それにステアリングヒーターも付けてみた。これはAMG S63クーペに付いていて、非常に寒い日に重宝した。これはオープンカーなら冬にはさらに重宝するだろう。ボクスターGTSにも付けておくべきだったと後悔した代物である。
その他は前回のGT4の時とほぼ同様だ。
いかがだったでしょうか？
基本的に色は個人的な好きな色にすればいいと思うが、あとは利便性とデザイン性のバランス、そして、快適装備をどこまで付けるかがポイントだ。私などは長距離ツーリングや、ワインディング走行などが自分が最も利用頻度の高い状況だが、そういう使用用途や環境を想像しがら、ベストな仕様を選ぶと良いと思う。
