わが家のカーライフ

駐車場で遭遇するトナラーの心理や対策について考えてみた

トナラーは意外と多い?

最近、トナラー(駐車場はガラガラに空いてるにもかかわらず、わざわざ隣にクルマを停めてくる人のこと)に遭遇することが多かったので、トナラーの心理や対策について少し考えてみることにした。

まず、ネットでトナラーについて調べてみたところ、同じように「トナラーって、どうにかならないの?」と書いている人が結構多かったことに驚いた。Yahoo知恵袋にも、有名掲示版にも、トナラー関係の質問や相談、それに対する回答がたくさん書かれてあった。

また、駐車場でのクルマのトナラーに限ったことではなく、「バスや電車などで、座席が他にも空いているにも関わらず、わざわざ隣に座ってくる人」や、「空いているカフェであえて斜向いに座ってくる人」などもひっくるめて「トナラー」と呼ばれるということを知った。

そうなのかぁ…っていうか、駐車場でわざわざ隣に停めてくるクルマよりも、ガラ空きの電車やバスで隣に座られるほうが怖いな…。

トナラーの心理

一般的にトナラーは、なぜガラガラの駐車場であえて隣にクルマを停めてくるのか…その心理について、ネットにはこんな解説がされていた。

・横にクルマがいたほうが、目印になって駐車しやすいから
(駐車に自信が無い人が、トナラーをすることが多いよう)
・1台ポツンと停めるのは寂しいので、横にクルマがいたほうが安心するから
(1台ポツンと停まっている方が、逆にいたずらされそうで怖い)
・律儀に駐車場の端から順番に停車したいから
(これは性格の問題か…A型さんなのかなw)
・特に何も考えずそこに停めているだけ
(特に何も考えていない人が一番多いらしい)

などなど…。これらを読む限りでは、人間の心理として「一緒のほうが安心だ」という気持ちが働いて、それが無意識のうちにトナラーという行動になっているのかなぁと思った。

高級車・スポーツカーのトナラー

と、ここまでは一般的なトナラーの話。今回考えたいのは、「高級車やスポーツカーの隣にあえて停めてくるトナラー」についてだ。夫は、一人でよく泊りがけのロングツーリングに行くが、その時に泊まるホテルの駐車場等で、必ずと言っていいほどトナラーに遭遇するらしい。

とはいえ夫もずいぶん昔は、駐車場で高級車やスポーツカーを見かけると、「おぉーかっこいいー!」とテンションがあがり、「あえてそのスポーツカーの横に自分のクルマを停める」といった行動をとっていたそうだ。

まるで「有名人と隣り合わせになった」ような気持ちになり、横に並べたくなる衝動に駆られてしまっていたらしい。っていうか、自分もバッチリトナラーやったんやな(-_-)

ただ、自分がポルシェといった高級スポーツカーを所有するようになり、

「そのクルマが、1台どれほどの値段なのか」「もし仮にホイールやドアに傷をつけてしまった場合、いくらの修理費用がかかるのか」

という事実をまざまざと知った。それ以来、「そんなリスクを冒してまで、隣に停める必要はまったくない」と思うようになり、もし仮に近くに停めたいなぁと思うクルマがいたとしても、1台あけて停めるなどしているそうだ。夫は、

高級車やスポーツカーの横にわざわざトナラーしてくる人って、そのクルマがいくらの値段するのかとか、修理費用がいくらするとか、そこまでは知らんと思うんや。だから、物珍しさで停めてくることが多いと思うんやけど、もし何かあったときのリスクを考えると、あえてトナラーする必要は無いと思うんやけどなぁ。

と言っていた。

トナラー問題を解決することは可能?

ただ、トナラーの皆さんは、特に法律違反をしているわけでもなければ、大きくマナー違反しているわけでもない。トナラー問題は、「人によって、優先順位や感覚が違うことで起こること」だと思うので、解決するのは難しいだろうと思う。またこういったことは、トナラー問題以外にも日常的によく起こっている気がする。

例えば、

「会社で中堅社員が、『最近の若手社員は、上司からの食事の誘いを平気で断る。信じられない』と怒っていること」や、「居酒屋でのマナーに関して、居酒屋で”からあげを”注文した時、周りには何も聞かずにレモンを全体にぎゅーっと絞る人は配慮がない!」と不満を持つ人がいることなど…

トナラー問題も、こういったことに似ているのかなぁ…。

クルマ好きで、愛車を大切に扱っている人は、愛車を傷つけたくないからクルマ第一の行動を取る。でも、そこまでクルマが大事でない人は、考えはそこまで及ばないから、まさか自分がトナラーしてることにすら気づいていないはず。

じゃあ、トナラー問題をこのまま放っておいていいのか…。「BABY IN CAR」のステッカーがあるくらいだから、いっそのこと「トナラーお断りステッカー」とか貼っておけば意思表示になるのかなとか…(笑)


(適当に作ってみただけw)

自分の心の余裕

そんなことを考えながら先日twitterを見ていたところ、ある投稿がRTされていて、その内容が非常に心に刺さった。

カリスマホストのローランドさんの密着インタビューの様子(@otoko_no_kurumaさんの投稿より)がおさめられた動画なのだが、このローランドさんという方が、愛車のロールスロイスを運転していて、インタビュアーから「安全運転されますね」と言われたところ、こんな風におっしゃっていた。

こういう車を荒い運転している人っているじゃん。危ない運転したりとか、割り込んだりとか、そういうのって逆にかっこ悪い。(中略)ちょっとくらい割り込まれても、大好きな車に乗る時間がちょっと増えたなと思って、どうぞどうぞって。(中略)
余裕って大事だよね。心の余裕をよく俺は海に例えるんだけど、海に赤い絵の具をちょっと流すとする。色変わらないじゃん、全く。でも、コップにいれたらどうなる?ショットグラスにいれたらどうなる?真っ赤になっちゃうじゃん。
怒りもそれと一緒で、余裕っていうのは水の量なんだよね。
だからやっぱり自分が満ち足りてたら、コップの水からプールの水になって…今どれぐらいの水の量があるかは、自分は客観的に見られないからわからないけど、割り込まれたら、じゃあ入ってくださいとか、煽られたら…まぁ煽られることはないんだけど、全然気にならないね。なんか嫌なことがあったのかなぁって。

…こ、この人、神…(*_*)!!!

と衝撃を受けると同時に、ほんとにその通りだなぁと思った。トナラーに停められて「え、なんでここ停めるの!?」といちいちイライラしていた私は、心の器が狭かったのだなぁ。もちろんそれでドアパンチされたとなると話は別だけど、想定外のことが起こったり、嫌なことがあっても、それを自分が受け流せるくらいの心の余裕があれば、何も問題はない。

改めて、器の広い、心に余裕を持った人間になりたいなと思った。(今日のテーマのトナラー問題の解決になったのかは不明だけどw)

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