ポルシェ・ボクスター

ポルシェ ボクスターで行く2000km年末ツーリング【Day2】

先日の、ポルシェ ボクスターで行く2000km年末ツーリング【Day1】の記事に続き、夫が【Day2】を書いてくれた。よろしければぜひご覧ください。

ボクスターツーリング

AM7:00、ホテルの朝食をかきこみ、出発の準備をする。今日は広島〜山口周辺を旅することにしたが、ほぼノープランだ。しまなみ海道は何度も行ったし、たまには別の所も行ってみようと思い、周防大島(屋代島)にまずは向かってみることにした。

とりあえず海岸沿いを走ってみるものの、交通量もそれなりにあり、あまり楽しい道ではない。そこで、山中に大島オレンジロードという道を発見したので、まずは、そこを走ってみることにした。

この時期は落ち葉が多くて、やや走りにくかったものの、タイトなワインディングが続く道だ。交通量は地元の軽トラくらいで、ほぼゼロ。誰も走っていない貸し切り状態だ。

海岸沿いを屋根をあけてクルージングするのも良いが、やはりボクスターは曲がってナンボのクルマだ。リズミカルに舞うようにコーナーを堪能し、落ち葉を巻き上げながら師走の屋代島を駆け抜けていく。

あいにくの曇天で景色はあまり期待できなかったが、それでも瀬戸内海の海はどことなく懐かしい。

ボクスターで山口県秋吉台へ

少し休憩を挟んだ後で、次のルートを考える。やはり山口に来たら秋吉台や角島大橋は行っておきたいと思い、まずは秋吉台までボクスターを進めた。

小郡ICで高速を降りて、一気に秋吉台を目指す。
カルストロードも絶品だが、そこへ続くR435も素晴らしい。道幅は広めで、ここも名道の一つだと思う。
ボクスターは一気に標高を上げ、カルスト地形が見えてくる。素晴らしい道と景色だ。

なんとなく阿蘇周辺のミルクロードにも似ており、それをもう少しコンパクトにしたような道だ。

途中、路側帯にクルマを停めて、写真を取っていると、バイクでツーリングに来られていた地元の方が親切に撮影スポットを教えてくれた。ツーリングはこういう出会も楽しい。

以前、来た時はもっと観光客が多く混雑している印象だったが、コロナ禍ということもあり、秋吉台の展望台はガラガラで、観光客もまばらだ。どんよりと曇った天候だったが、こういう天候とカルスト台地の雰囲気もよく合う。

休憩を挟んで、次は日本海側へと北上。そして角島大橋を目指す。角島大橋は以前、E36のBMW318isで来た時以来だ。ここもドライブにはオススメの道で、景色を楽しむには抜群の道だと思う。この日は天気こそイマイチだが、暖かい海風が気持ちいい。

オープンカーで走る角島大橋は最高だ。風、光、そして海の香りなど全てが五感に語りかけてくれる。まさに非日常を味あわせてくれる。オープンカーで良かったと思う瞬間だ。

角島に上陸すると道の駅やレストランなどもあるが、あまり時間も無いので、先を急ぐ。今日中に九州に上陸しないといけない。

R191を南下中に、信号待ちで停まっていると、右のエアインテークから異音がする。何かが擦れているような音がかすかにするのだ。
おそらく、周防大島の落ち葉だらけのワインディングを走った時に落ち葉を吸い込んだのだろうと思い、道中で見つけたホームセンターにかけ寄る。

駐車場でエアインテークを覗き込むと、案の定、落ち葉がファンに擦れて音を立ててるのだ。これはボクスター・ケイマンのあるあるで、落ち葉の多い所を走ると必ずといっていいくらい落ち葉を吸い込むのだ。もう少し何か保護ネットのようなものを張って、異物が入らないように設計してほしいものだが、何とかならないものだろうか。

ちなみに718ボクスター・ケイマンではここにポイ捨てしたタバコの葉が入り中にある落ち葉等に引火する可能性があるということで、2018年にサービスキャンペーンがあり、改良された保護グリルが付いたそうだ。

ホームセンターで針金ハンガーを購入。ハンガーを解体して落ち葉を引っ掛け、なんとか取り出して再出発だ。

先程まで何とか持っていた天候も、雨がポツポツと降り出した。関門海峡を渡り、九州自動車道を走っていると、雨も本降りになってきて、路面にもかなり水が溜まってきている。GT3のカップタイヤなら、恐る恐る走らないといけないが、ボクスターに履いているミシュランのパイロット スポーツ4Sはウェットでも本当に安心して走れる。

やはりツーリングに行くなら、カップタイヤじゃない方がいいなと思う。

とりあえず、この日は柳川市に宿泊。明日は阿蘇周辺まで足を伸ばして、九州を縦断する計画を立てて眠りについた。