昨年、近所にキーパーラボ(Keeper Labo)がオープンしたので、愛車たちのコーティングや洗車で頻繁に通っている。

コーティングの記事は別の機会に詳しく書こうと思うが、今回はキーパーラボの『ミネラルオフ洗車』について紹介しようと思う。なお、この記事はよくあるキーパーの宣伝等の提灯記事ではない。

単に自腹でサービスを利用した感想である。

ミネラルオフ洗車とは

ボデイコーティング施工したクルマで、まだメーカーが提示している耐久性や寿命が来ていないのに、月日が経つと段々と撥水が悪くなったり、艶や輝きも以前ほどではなくなるという経験は無いだろうか?

コーティングの品質が悪かったのか、それとも施工業者が悪かったのか?と疑いたくなることもあるだろう。

しかし、その原因は多くはコーティングの上に付着しているミネラルが原因と言われている。

引用)https://www.keepercoating.jp/lineup/wash/mineraloff

ミネラルは雨や水道水、地下水などに含まれ、コーティングの上に付着すると撥水を阻害し、艶もなくなる。そのまま放置しておくとイオンデポジットの原因にもなったりするのだ。

ミネラルオフ洗車とは、コーティングには全く影響を与えず、その付着したミネラルの膜を除去する洗車方法だ。

ミネラルオフ洗車を試してみる

ポルシェ911 カレラカブリオレ(992)

このポルシェは2019年式で新車時にディーラーでボディコーティングを施工している。

約2年半ほど乗っているが、屋内保管で洗車も汚れたらしていたし、比較的丁寧に扱ってきた車両だ。ただ、なぜか雨に降られることが多く、雨天の走行が多かったように思う。

ボディ自体は特に磨きキズなどがあるわけではないが、最近は洗ってもボディの艶はくすんだような印象を受け、それに撥水も全然な状態だった。

そこで、一度、近所のキーパーラボでミネラルオフ洗車を試してみたのだ。

時間は約一時間ほどかかる洗車になるが、終わってみるとビックリ。ボディの艶は完全に新車のような輝きを取り戻し、汚れの膜が一枚取れたような感じである。触った感触もツルツルで、撥水も問題ない。ボディ色のアベンチュリングリーンはこんなに美しかったのか?と再認識した次第である。

一度はコーティングを再施工しようかと思っていたが、ミネラルオフ洗車でここまで復活するとは思ってもいなかった。

写真ではなかなかその美しさを表現することはできないが、くすみが取れて艶感が相当復活している。帰宅後にクルマを見た妻もその変化に驚いていた。

ボクスターGTS(981)

わが家のポルシェの中で最もハードにツーリングに使用し、最も愛するポルシェであるボクスターGTSだが、約3年前に近所のキーパープロショップで、Wダイヤモンドキーパーコーティングを施工。その後は全く何もせずに汚れたら洗車だけをしてきた車両になる。

ボディ色は単なるホワイトだが、最近、少し黄みがかかってきたような気がしていた。同じの白の981ボクスターと並べた時などに、やや色合いが異なっており、少し曇りやくすみを感じるようになってきたのだ。

そこで、この車両もミネラルオフ洗車を試してみることにした。

すると、このクルマも想像以上の変化だった。やや黄味がかかって見えていた白は完全な『白』に変化。

透明感が完全に復活し、輝きのレベルが違う。こんなに白だったのか?と驚くほどだった。

ミネラルオフ洗車はこんな車両にオススメ

コーティングはしているが、くすみや曇りが気になりはじめ、撥水も落ちてきたクルマは一度、検討するとよいだろう。

特にコーティングの後、1年以上経っているようなクルマ。また、自宅等の純水ではない水で洗車する機会が多いクルマ、さらに雨天の走行が多かったクルマなどは気付かぬうちに、ミネラルの膜が付着しているケースがある。

費用は8000円〜10000円程度なので、普通の洗車よりは高価だが、年に一度くらいは、愛車のメンテナンスの一環として施工してみるのも良いだろう。