ポルシェ・ボクスター

ポルシェ ボクスターで行く2000km年末ツーリング【Day5・最終日】

先日、夫から「ボクスターのツーリングの記事書いてみたから見といて」と言われた。「え、最近ボクスターでツーリングなんて行ったっけ?」と思って確認してみると、昨年末の九州ツーリングの記事の続編だった(笑)
というわけで、よろしければぜひご覧ください。

ボクスターで九州ツーリング、最終日

あれ、そういえば、年末のツーリングの記事、最終日を書いたっけ?」と思って見返してみると、書いてないことに気づいた(汗)

楽しみにしてた方がいらっしゃったらなら、スミマセン!もう春だというのに、年末の記事ということで恐縮ですが、もしよければお付き合いください。

ボクスターで桜島へ

都城市のホテルを7:30に出発。今日は宮崎の海岸線を走ってから、桜島なども巡ってみたいので、少し早めの出発だ。この日の天気は朝はよく晴れていたが、昼からは崩れてくるらしい。

しかも、かなり気温は下がり、大寒波が日本列島を襲うとのこと。九州なので、雪で立ち往生とまではいかないとは思うが、早め早めの行動を心がける。

宮崎ICで降りて、日南フェニックスロードで南下する。ここもかなり前にアウディTTで来たことがあり、それ以来だ。左手に夏のような海を見ながら走る海岸線はとても気持ちいい。トップを開けたボクスターは、生き生きとしている。

風の香り、気温、太陽、全てがドライブを楽しむための演出だ。

そして、あえて3速あたりでエンジンを回しながら、NAフラット6の極上サウンドを聴きながらクルージングする。ボクスターにオーディオは要らない。頭上から降り注ぐ、エグゾーストノートが何よりも最高の音楽だ。

途中、寄り道をしながら、ひたすら南下していく。西高東低の気圧配置が強まってきたのか、かなり風が強い。R448を南下して都井岬へ行こうとするものの、通行止めのようで、仕方なくK438で串間市方面へ向かう。

今日、フェリーで大阪に帰ることになるのだが、そのフェリー乗り場を横目に、桜島方面へ向かうことにした。

ナビは鹿屋市付近を経由して向かえと指示を出すが、普通に国道や基幹道路を通ってしまってはツーリングの意味がない。常に快走路を探し求めるのがツーリングの醍醐味だ。

ツーリングマップルを確認し、K64からK71を経由して山越えをするルートを選択。これがなかなかのワインディングで、かつ交通量も少なく、走りごたえのある道だった。

ただ、低気圧が強まり、峠の山上付近では外気温は3℃を下回り、雪がチラついてきた。走るにしたがって雪は強くなるので、先を急ぐが、峠を越える頃には雪雲は抜けたようだ。

遠くに見える桜島を目指し、R220を北上。街には硫黄の匂いが強まり、桜島が近づいてきた。桜島に来るのは今回が初めてなのだが、近くで見る桜島は遠くから見るよりもパワーを感じる。

山自体に圧があるというか、手をかざすと、何かエネルギーを感じるような気がする。

天候は小雨に変わり、なかなか山頂は雲に隠れてスッキリとは見えない。道の駅や溶岩展望所で休憩しながら、ボクスターを島の周回道路で走らせた。

17:55、志布志港発のフェリーに間に合うように、志布志を目指す。来た道を引き返しても良いが、せっかくなので、帰路は海沿いを南下してから、K73を経由して志布志を目指す。この辺りの道も、なかなか走りやすい。田園風景の中を走るカントリーロードといった感じで、マイペースで走ることができた。

志布志港に到着。今回の船は新造船の『さんふらわあさつま』だ。ボクスターなので、低床車と申請していたが、係員のおじさんは、クルマを見るなり「これは大丈夫」といった感じで、普通のクルマと同じ車室へと案内してくれた。

ちなみに低床車だと判断されると、トラックと同じ車室になることが多く、少し乗降に手間取ることが多い。

フェリーは一人部屋のスーペリアを予約。かなり小さめの部屋だが、バス・トイレが付いているので、快適に過ごせる。フェリーの食堂のバイキングで腹が切れるほど食べ、部屋に戻ってゆっくりしていたら、いつの間にか寝てしまっていた。

寒波の影響で、かなり風も波も高かったようで、出港後はデッキへも出られなくなり、フェリーはそれなりに揺れたが、それでもこんなに大きな船なので、部屋で寝ている分にはそんなに違和感は感じなかった。

7:40、大阪港に到着。すっかり低気圧は過ぎ去り、大阪の街は快晴だ。フェリーからボクスターを降ろすやいなや、wataさん風に「チェンジボクスター!スイッチオン!」と言いながらトップを開け、スポーツプラスモードのスイッチをON。ガラ空きの年末の湾岸線にエグゾーストノートを響かせて帰路についた。

2116kmを走って10.4L/100km(約9.6km/L)でした