マニュアル車の運転の課題を指摘され、ドライビングテクニックを磨きに行くことになった件

マンホール踏みすぎ

先日、私の運転でボクスターを走らせていた時、夫にこんな風に言われた。

なんでそんなマンホール全部踏んで走るん(-_-)?

と。「え、マンホールなんてあった?全然見えてなかったわ」と答えると、

軒並み踏んでたで。特に凹凸のあるマンホールの場合は、できるだけ踏まずに走った方がええと思う。

と言われた。

その後、マンホールを踏まないよう意識して走ってみたが…このマンホールの数の多いこと多いこと。「10メートルおきにあるのではないか」というくらい多い上に、ちょうどタイヤが踏んでしまうくらいの場所に設置されている。

また、シフトチェンジして走行しながら、マンホール見ながら、周囲も確認しながら…だとやることが多すぎて私が思わず、

あかん、避けようとしても無理や(゚д゚)!

と言うと、

別に全部無理に避けんでもええけど…ほんで、もっと先を見て運転せな。近くのマンホールばっかり見て運転するから、無理なハンドリングになってまうんや。

と。

マンホールを踏まずに走りたい

というわけで、マンホールとクルマのタイヤの関係について調べてみたのだが、

・タイヤはゴムなので、鉄の上ではグリップがほとんど効かず、滑る。
・日本に設置されているマンホール蓋は、下水道用だけで約1500万個あるが、約300万個が国の定める標準採用年数(30年)を超えており、老朽化が懸念されている。
・雨天時、マンホールの蓋は滑りやすくなるので、自動車のタイヤがスリップして事故を起こしたりする事がある。特にバイクライダーは、晴天時であってもマンホールの蓋は「基本的に避けるもの」である。
・少し盛り上がりのあるマンホールを、減速しながら通過したところ、自動車の底面にあるオイルパンがマンホールの角と接触・破損しオイル漏れを起こした。
・マンホールなどの突出などにより、車がパンクするといった事故が起きている。

とあった。周りにクルマがいない状態ならまだしも、対向車や後続車がいる時にクルマがスリップしてしまったら、周りを巻き込んだ大事故にも繋がりかねない。そういった意味でも、やはり「マンホールを踏まずに走ることを意識する」に越したことはない。

また記憶に新しいのが、今年のF1第4戦アゼルバイジャンGP。走行中のマシンがマンホールの蓋を踏んだところ、マンホールの蓋が外れてフロア下をヒットし、破片が飛び散り、レースが赤旗中断になったという事故もあった。

FIAは「締め具が壊れたためにマンホールの蓋が緩んだ」と説明したそうだが、マンホールの蓋って侮るなかれなんだなぁ。

また、とある記事には、

雨の日にはマンホールの蓋とアスファルト舗装におけるグリップ差は大きくなる。摩擦係数の違いもあるし、アスファルトでは多少は雨水が染み込むが、鉄板の上には水が溜まってしまうという違いもある。そのため、あえてマンホール蓋をタイヤで踏む必要はないし、避けられるのなら避けたほうが安全につながる。
*出典:たまに見かけるマンホールの蓋を避けて走る車、踏まないほうがいいの?

と書かれていた。

なるほど…でもマンホールを避けて走るって結構難しいよなぁ。マンホールに気を取られるあまり、前方不注意や対向車線にはみ出して走行してしまったら意味が無いけれど、これから秋冬を迎えるにあたっては、極力踏まずに走りたいものだ。

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