ポルシェ・カイエン

ポルシェ 新型カイエン E-ハイブリッドを購入、そして納車

新型カイエン、納車

この度、カイエン E-ハイブリッド(9YA型)がわが家にやってきた。「試乗車としてやってきた」とか、「お知り合いの方にしばらく貸してもらう」といったことではなく、正真正銘、わが家に「納車」された。

ななな、なんということでしょう…(*_*)

先月までは予想だにしていなかった展開なので、正直私も驚いている。

以前から、家族で乗れるSUVを検討していたが、「そうは言ってもすぐに購入するのではなく気長に探そう」ということで、GLSを試乗しに行ったり、カイエンクーペを試乗したり、弟のアルファードに乗ったり、「今度X7やレンジローバーも試乗に行ってみようか…」という話をしているうちに私は臨月を迎え、子どもたちと一緒にしばらく実家に帰ることになった。

その間も、夫は試乗を継続し、「素のカイエンに決めようか、どうしようか?」と思っていた矢先に、カイエン E-ハイブリッドを試乗させて頂いたところ、想像をはるかに上回るほどよかったそうなのだ。その後、生まれたばかりの長男を見に実家に来てくれた際に、

バネサス(※)のカイエンに乗せてほしい、とディーラーに依頼しててたら、バネサスのカイエンE-ハイブリッドがあって、それに試乗させてもらった。そしたら、めちゃくちゃ良かったわ。
完全にハイブリッドは頭になかったけど、モーターやから出だしがすーっとなめらかなのにもかかわらず、踏めば速い!正直今のポルシェのハイブリッドがこんなにようできてると思ってなかった。すごいわ!
ブログのオーナーズファイルにもE-ハイブリッドのレポートは頂いてるから、良いのは頭では知ってたけど、その想像以上やった。やっぱポルシェは試乗しないと分からんもんやなぁ。
※バネサス:エアサスの対比語として使用。通常の金属製のスプリングを用いたサスペンション機構。

などと言って、その時の様子を興奮気味に色々と教えてくれた。

ただ買うにしても、今回は仕様をフルオーダーして買うのは勿体ないので、良さそうな在庫車が無いか、わが家の担当のHさんに調べてもらったところ、エアサスで仕様も良さそうなカイエンE-ハイブリッドが見つかった。

ところが、残念ながらそのカイエンはその後すぐに売れてしまったため、似たような仕様のものを再度探してもらったところ、今度はバネサスのカイエン-Eハイブリッドが見つかった。

夫は「当初はバネサスで検討してたから良いねんけど、エアサスの在庫車見てエアサスの口になってた(笑)から、悩むなぁ。…」と言っていたのだが、その後バネサスのカイエンに再度試乗させてもらったり、カーグラフィックTVの素のカイエンの回や世界中のyoutubeのレビューなどを見まくったところ、

バネサスでも全然問題さそうやな。試乗した時にも、バネサスは接地感が強くて、むしろわが家の好みかもしれん。今回は特別なオプションがほぼ無しのスッピンのカイエンやけど、コスパが良くて満足度は高そうや。それに、オプションが少ない分、売却時の値下がり額も少なそうやしな。

と言うことで、あれよ、あれよという間に購入が決まった。

納得するまでたくさん試乗させてくださり、色々とお時間をとっていただいたHさんには本当に感謝だ。

当初は、カイエン以外で考えていた

今回のSUV探しに関して、以前からこのブログをご覧いただいていた読者の方の中には、

あれ?SUVは、ポルシェじゃないメーカーにするって言ってなかったっけ?

と思われている方も多いと思う。

実際私たちも当初は「今回ばかりは、ポルシェ以外がわが家にやってきた」ということになるだろうとずっと思っていた。なぜなら「家族で乗るSUVは、わが家にあるGT3やボクスターといったスポーツカーとは対局の、ラグジュアリーでゆったりと乗れるクルマにしよう」と考えたからだ。

ところが、最有力候補だったGLSを試乗させてもらったときに、風向きが大きく変わった。

GLSは言うまでもなく素晴らしいクルマだったし、安全装備や車内空間、高級感、いたれりつくせりな標準装備など「さすがはメルセデス・ベンツだ!」と感激したし、メルセデス・ベンツのSUVが売れているのも当然だなぁと思った。

ただ、私たちは事前の情報から「GLSというのは、セダンのSクラスの乗り心地をそのままSUVにした感じ」というイメージを抱いていたので、実際に乗ってみたときに、

想像していたよりも、運転した感じが軽快だなぁ。それだったら、カイエンの乗り心地のほうが、固めではあるけれども、安定感、接地感、重厚感があって好きだなぁ。

という風に感じてしまったのだ。(良い悪いではなく、完全に好みの問題)

かといって、ロールス・ロイスのカリナンや、ベントレーのベンテイガまでは、予算的にも難しく、回り回って「じゃあ、やっぱり乗り味で言うとカイエンか。」ということになった。

カイエンに関しては確かに、装備についてはGLSと比べると全然ついていないのだけど、現行型のカイエンは、わが家に今まであった971パナメーラよりも乗り心地的にはなめらかで、しかもゆったり5人乗れる。

またハイブリッドであれば近所を走るにはモーターのみで事足りて、一方、踏めばかなり速い。高速道路などではポルシェらしい安定感、接地感、加速が味わえて気持ちよく、荷物もたくさん積めて、オールマイティに使えそうだということで、最終的にカイエンに落ち着いたという経緯だ。

今回ばかりは「絶対にポルシェ以外にしよう」とあれだけ言っていたのに…いやはや、ポルシェ沼は私たちの想像をはるかに超えるほど深い。カイエンと言えども、あのポルシェの乗り味、ハンドリングは、一度味わってしまうと、簡単には抜け出せないようだ(笑)

次のページ→今回納車された、カイエンE-ハイブリッドの仕様はいかに?

Page: 1 2