youtubeやSNSなどで「981を手放したことを後悔している」「エンジン音が気に入りすぎて手放せない」というコメントをたくさん目にしていたので、先日、ポルシェ 981 ボクスター・ケイマンを手放して後悔したという話という記事を書いたところ、結構反響があった。
そして記事の中で夫が、
GT3に乗るようになった頃、その性能の凄まじさに『ボクスターはもう要らないかもしれないなぁ』と思ったことも一瞬あったけど、そこから半年ほど経つと、またボクスターの良さを再認識するようになった。あの時焦って手放してなくてよかったわ。
だから「愛車を手放そう」という気持ちになることがあったとしても、一旦は落ち着いて半年くらいは待ってみるのもいいかもなぁ。
と言っていたと書いたところ、ブログにこのようなコメントを頂いた。
売りたいと思っても半年は待った方がいいというご意見、とても参考になります。ちなみに旦那様はGT3を売って、後悔されたことはあるのでしょうか？
と。
夫が2019年5月に購入した、911GT3ツーリング（991後期型）。2年ほど所有し、今年の3月末に売却したのだが、「なるほど、確かに、言われてみれば…後悔はしていないのかなぁ」と思い、夫に「こんな質問頂いたけど、どう？別れて2ヶ月が経ったけど、後悔してる？」と聞いてみた。
すると夫は、
そうやなぁ…たまに乗りたくなることはあるけど、今のところ、後悔はしてないかな。まぁ、衝動的に売ったんじゃなくて、何ヶ月も考えた上で売っているからなぁ。GT3は正直持て余すし、なかなか普段乗れる機会が少なかったから、「売ろうかな…いや、でも、すごくこだわってオーダーしたクルマやし、気に入っているし、手放したらもうこの刺激は味わえなくなるし、売ったら後悔するかな。しかもツーリングやから希少やしなぁ…」とか色々考えたけど、
「やっぱりこのまま僕が所有してても乗る機会が少なすぎてもったいないから、もっと日常的に乗れる人に乗ってもらった方が、GT3も幸せかもしれん」と思って、納得して売ったからなぁ。
と答えた。
なるほど…GT3を売ったのは今年の3月末だったけれど、そういえば昨年の秋ごろからずっと、夫は「GT3をどうしようか…」と考えていた。また夫はこんな風にも言った。
あとGT3の場合は、もし「もう一回欲しい」となれば、また買うことができると思ったから。
991後期のGT3は普通に中古車市場に出てる上に、新型992のGT3でもツーリングパッケージは出そうやしな。それにyoutubeを見る限りでは結構エンジン音も良さそうやし、性能がさらに向上しているのは間違いないやろうから、GT3に関しては欲しくなれば、頑張ってお金を出せさえすれば、991のGT3に近いフィーリングのクルマが買えると思う。
でも、981ボクスターGTSの場合は今の騒音規制前の設計で、そもそも数も少なくて、その上、僕のは左ハンドルのMT車ということもあって、手放してしまったら、もう二度と手に入れられへんかもしれんから、手放したらめっちゃ後悔すると思う。
だから、欲しいと思ったら（似たようなクルマを）また買えるのか、もう二度と手に入れられないか…後悔するかどうかにおいて、その違いは大きいと思うなぁ。
と言っていた。
なるほどなぁ…愛車を手放すというのは、気持ちの面、金銭面、タイミングのこともあるし、色々悩ましい部分も多いだろうなぁと思う。
最後に、冒頭のコメントを頂いた方が「車選びは恋愛によく例えられますが、売ってあとで後悔する人は、別れてからもずっと引きずっている人なのでしょうか笑」と書いておられて、思わず笑ってしまった。
私も981ボクスターGTSのように、「絶対手放したくない、もう手放したら二度と手に入れられない」と思ってもらえる女性を目指したいと思う（笑）
