ツーリング記

ポルシェ 911 GT3で行く日本どまんなかミーティング

ボクスター乗りのwataさんとツーリング

夫が以前から「師匠」と仰いでいる、ポルシェボクスター(以前はBMWアルピナ)のブログで有名なwataさん新車で購入されたという981ボクスターの走行距離はすでに16万キロを超え、日本全国あらゆる道を何度も走破されているすごいお方だ。

夫は、

僕もクルマを運転することやツーリングは好きやけど、wataさんにはかなわへん。ほんまにすごい。願わくばいつかお会いして一緒に走ってみたいわ。

といつも言っていたのだが、この度、共通のお知り合いの方からwataさん達のツーリングにお誘い頂き、夫の念願が叶う形となった。そして事前に「今回は、何のクルマで行くの?」と聞いてみたところ、

そらGT3しかないやろ!あのwataさんと走るなら、GT3で馳せ参じないとな!

と並々ならぬ意気込みで準備をしていた(笑)

今回は、9台で長野県と岐阜県をまたぐ御嶽山周辺を走る1泊2日のツーリングだったということで、帰宅した夫にレポートを書いてもらった。よろしければぜひ、ご覧ください。

ポルシェ911 GT3で北へ向かう

最近、慣らしを早く終わらせるため992ばかりに乗っていたのでGT3に乗るのは久しぶりだ。しかも、これだけの長距離ツーリングは初めてかもしれない。

日本どまんなかミーティングの目的地は御嶽山にある濁河温泉「湯元館」だ。ここで関東、関西のそれぞれのメンバーが落ち合うツーリングで、過去にも何度か開催されているらしい。

今回、私は前日から出発し、福井〜金沢〜富山周辺を散策してから向かうことにした。まずは舞鶴自動車に乗り、福井方面を目指す。久しぶりに高速道路で味わうGT3はやはり格別だ。992も本当に素晴らしく、高速域でも快適なクルマだが、GT3はそれにさらに安定感をプラスしているように思う。

特にそれは高速コーナーで顕著で、全くズレなく、這いつくばるように曲がっていく。横Gが綺麗に身体にかかり、全くGが逃げている感じがしないのだ。そのくらいズレなく曲がる感覚だ。これは911のレギュラーモデルではなかなか味わえないと思う。

高速”安定性”という意味では、GT3は間違いなく星5つだ。それに比べると992は星4.5くらいだろうか。一方で、高速”快適性”という意味ではそれは逆転する。992の方がスピード感はなく、快適性は高いように思う。

なので、もし疲れなく長距離を走るなら992だと思うし、圧倒的な高性能な足回りやパワーを感じながら走りたいならGT3という感じだろう。

まずは福井のエンゼルラインを目指し、山上にある駐車場で写真撮影。ここは道はあまり良くないが、山頂はガードレールなどが映り込まずに、海をバックに愛車が撮れる希少なスポットだ。

次に162号線を北上し、日本海沿いの極上のワインディングを堪能する。GT3のシフトは2速〜3速の間に固定。アクセルを踏みっぱなしでシフトアップ、そしてSPORTモードでのオートブリッピングによるシフトダウン。

「バシュン!、バシュン!」とエンジン音をこだまさせ、GT3の超絶ハンドリングに酔いしれる。このハンドリングだけは、やっぱりGT3でしか味わえないものだと思う。

その後、北陸道を経由して千里浜なぎさドライブウェイへ。恐る恐る砂浜へGT3を持ち込み、砂浜を走らせる。今までGT3でここに来た人もはなかなか居ないのではないだろうか。

富山市内で一泊し、翌日はいよいよwataさん達との合流だ。

次のページ→ポルシェ、RUF、BMWアルビナ、AUDIで圧巻のツーリングへ!

Page: 1 2 3

Share
Published by