Nobody’s Perfect ー ポルシェの広告に込められたメッセージ

ポルシェパナメーラの内装
ポルシェニュース

Nobody’s Perfect

ネットを見ていた時、ポルシェのこんな広告を見つけた。

Nobody’s Perfect.という言葉の下に、「1983ル・マンリザルト」という表記がある。

そう、この広告は、1983年のル・マンのレースの結果が記載されたものだ。1983年のル・マン24時間レースで、1位〜10位のうち、9位をのぞいた全てをポルシェが独占していることが分かる。

ル・マン24時間レースで勝つというのは、並大抵のことではない。昨年のル・マン24時間レースでは、解説者も、ドライバーやチーム関係、観客も、誰もがトヨタの勝利を確信していた。ところが残り僅か3分というところで、先頭をいくトヨタ車にマシントラブルがあり、最終的にポルシェが勝利した。

雪辱を果たすべく臨んだ今年のル・マン。社長自ら応援にかけつけ、予選では好調だったトヨタだが、本番ではマシントラブルが起こり、結果的にはポルシェが勝利した。それくらい、ル・マンで勝つことはそう簡単なことではない。

ル・マンでのポルシェの偉業については、このサイトの説明が分かりやすかった。

「ル・マン24時間レース」という名前はどこかで聞いた事があるでしょうか?このレースは24時間耐久でレースをする非常に過酷な伝統あるレースです。 ドライバーは交代で運転しますがレーシングカーはまさに24時間耐久での走行です。 スピード・耐久性・安全性などレーシングカーとしての究極を試されるレースです。 通常のカーレースでは1・2フィニッシュといって1位2位を独占する事すらかなり難しい世界。そこで24時間の長丁場でも10位中9台も入賞する事は奇跡に近い偉業です。
Casa Carrera Creative Compass – topic vol.04 – カーサカレラ クリエイティブ コンパスより引用

改めて、すごい偉業だ。

24時間、全速力で走り続けることに耐えうる車を作り、勝利するのは、至難の業。その上でもう一度この広告を見てみる。

Nobody’s Perfect.(誰も完璧ではない)

ポルシェはル・マンで完璧な勝利にチャレンジしていたが、完璧な結果が得られませんでした」といった趣旨の広告だそうだが…1位、2位を独占することすら難しいル・マンで1位〜10位のうち9位以外を独占するなんて、既に完璧と言ってもいいんじゃないか!?

と私のような一般人は思ってしまう。

でも、ポルシェはこの結果に決して満足しておらず、妥協なく、完全勝利してこそ、ポルシェの考える完璧だと言えるのだろう。あと逆の意味で「ル・マンでポルシェが上位を独占している!やっぱりポルシェはすごいだろ!?」というメッセージも含まれているとは思うが…

それにしても、どこまでいってもストイックに、自分たちが理想とするものを決してぶらさず取組むポルシェの姿勢は、鳥肌がたつほどかっこいいなぁと改めて思った。

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