素朴な疑問「ポルシェ好きと、フェラーリ好きって、何が違うの?」

ポルシェ ケイマンGT4
わが家のカーライフ

ある日、ふとした疑問が

「ポルシェファンと、フェラーリファンってなんでこんなにも違うんだろう」とある日ふと思った。ポルシェファンは、結構マニアックというか…夫が入っているポルシェ好きのfacebookグループの投稿をちらっと見た時に「空冷がどうだ」「20万キロ走ってようやく慣らし運転が終わりました( ´ー`)!」といったオタクな投稿が多くて驚いた。

ポルシェドライビングスクールについても、

「やっぱりポルシェファンはオタクが多いわ〜。他人が走ってる時も、なるほど、そうやるんだな、ふむふむと独り言ブツブツ言って研究してる人がいっぱいいた」

と夫がよく言っている。一方でフェラーリファンの人って、まるで雑誌の「LEON」から抜け出てきたような、オシャレな人が多いように思うのだ。

ポルシェとフェラーリを比較

ということで、ポルシェとフェラーリを比べてみた。

ポルシェ フェラーリ
 設立 1931年  1947年
 社名 Dr. Ing. h.c. F. Porsche AG Ferrari NV
 社名直訳 F ・ポルシェ名誉工学博士株式会社 フェラーリ株式会社
 本社所在地 ドイツ イタリア
 製造車 高級スポーツカー/レーシングカー 高級スポーツカー/スーパーカー/レーシングカー
 売上(2017) €235億(約3兆0610億円) €34億1700万(約4690億円)
 生産台数(2017) 24万6375台 8398台
 1台あたりの利益(2017) 194万円 1,100万円

*Wikipedia「ポルシェ」「フェラーリ」関連記事より引用

ポルシェの社名の直訳が「ポルシェ名誉工学博士株式会社」って…うける(笑)また、1台あたりの利益についてみてみると、フェラーリの利益はさらに伸びて、現在は1200万円だそうな。(ちなみにBMWは56万円、トヨタ21万円、スバルは36万円とのこと)

1台売って1200万円儲かるなんて(;゚Д゚))))…

ポルシェの194万円というのも、自動車メーカーの平均からすると十分高いけど、ほんとすごいなーフェラーリ。

時計に置き換えて考えてみる。

私は経営コンサルタントでもなければ、モータージャーナリストでもないので詳しくはよくわからないが、フェラーリはマーケティングが上手で、一方のポルシェは車そのものの技術向上や開発に力を入れている(上手?)ような気がする。

あとこれは私の勝手な見解だが、時計で考えてみると、フェラーリは「ウブロ」に近いような…(ウブロはスイスやけど)


もちろん時計としての性能はしっかりしているし、デザインも格好良いんだが、それ以上にマーケティングが上手い。
アンバサダーに、ウサイン・ボルト氏(今は違うみたい)、田中将大投手、サッカー選手、オリンピック選手といった有名人を多数起用したり、限定モデルを販売することで「おとなかっこいい成功者がつける時計=ウブロ」みたいな認知を広げた。

それといつも比べてしまうのが、日本の時計メーカーの「グランドセイコー」。

ウブロとは違って、マーケティングより「ものづくり」にとことんこだわっていると思う。デザインはカッコイイけど「ザ・時計」という物が多いし(最近は前より高額なラインナップは増えたけど)「1秒も狂わない」「時計としての機能」を追求した職人魂みたいなものを感じる。

実際に、フェラーリが好きな人はウブロが好きな人が多いけれど、ポルシェが好きな人でウブロが好きという人はあんまり見かけたことがない。

夫の見解を

そして先日夫に「フェラーリ好きな人と、ポルシェ好きな人って何が違うんやろう?」と何の気なしに聞いてみたところ、夫はしばらく考えてからこう言った。

フェラーリが好きな人は、評価軸が外にあるんや。でもポルシェが好きな人は、評価軸が内にあるんや。その違いやと思う。

「ん?評価軸ってどういうこと?」と聞くとさらにこう返ってきた。

フェラーリが好きな人って、「フェラーリ乗ってる俺ってかっこいいやろ!」と、周りからかっこいいと思われたい意識が強いんちゃうかな。ポルシェ好きな人も、もちろんその気持ちがないわけではないけど、それよりも、自分が思う走りを体現してくれる、自分が良いと思う車に乗りたい、という「車そのものへの納得感」を大切にするんや。

なるほどなー。そう考えると、ポルシェもフェラーリも、きっと自分たちのファン層のことをよくわかってるんだろうな。私は大学は商学部だったので、大学4年生のときに「ポルシェとフェラーリの両社の違い」について調べて卒論とか書いたらめっちゃ面白かっただろうな〜と思ったりする今日このごろである(-_-)(爆)

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