ポルシェ・カレラカップ・ジャパン ゲストパス購入の件で思うこと

わが家のカーライフ

PCCJ開幕戦

4月13日(土)・14日(日)に、岡山国際サーキットにて、ポルシェ・カレラカップ・ジャパン(PCCJ)2019の開幕戦が行われる。レースのメインはスーパーGTだが、同時に、FIA-F4選手権、ポルシェ・カレラカップ・ジャパン2019の第1戦・第2戦も開催される。

2年前は、子どもたちを両親に預けて、夫婦2人で岡山のPCCJを観戦したが、今年は子どもたちも少し大きくなり「連れて行っても大丈夫だろう」ということで、前々から家族4人で行く予定にしていた。

わが家が購入するチケットは、PCCJラウンジパス。サーキット入場、パドックエリア入場、PCCJのラウンジ利用(食事付)、ピットウォーク、グリッドウォーク、ピットツアー、応援グッズのついたチケットだ。

なんと、定価が41,000円もする(;゚Д゚)

チケット代は高いけれど、2年前にこのチケットで観戦したところ、とても良い経験ができた。と言っても、私たち夫婦の場合、「VIPなラウンジでゆっくり観戦したい」というわけではなく(2年前も、私たちはラウンジにほとんどいなかったw)…

ラウンジの目の前には参戦する全てのカップカーのピットが並んでいて、「ウェットかドライか、どちらのタイヤで行くか」ギリギリまで戦略が練られている様子や、メンテナンス、レースへと出発する一部始終が全て見られたり、

ラウンジにはカレラカップレーサーも出入りし、関係者と何やら話をしていたり、レース直後のレーサーの息遣いまで感じられたり…そういった臨場感に感激した。

また、富士スピードウェイで開催されたWECをポルシェ関係者ラウンジで観戦したときには、海外のレーサーや、通訳の方、世界を飛び回っているであろうマネージャーなど、私が普段絶対に出会えない世界の人たちが、その空間に当たり前のように存在していた。その時に、

世の中にはこんな仕事もあるのだなぁ…もし私が小さい頃にこの世界を知っていたなら、将来、仕事を決める時の選択肢は、間違いなく広がっていたに違いない

と思った。


(2017年にWECを観戦しにいったときのラウンジの様子)

別に「クルマ業界に携わりたかった」というわけではなく、「自分が普段見ている世界が全てではない。世の中はとてつもなく広い」ということを若いうちに肌で感じられると、「海外や、今いる環境とは違う世界」にも意識が向き、自分の人生の可能性が大きく広がると思うのだ。

だから夫も私も「子どもたちには、小さいうちからこのような世界にたくさん触れさせてあげたい」という思いが強く、今回の岡山国際サーキットでも、PCCJラウンジパスを使って、子どもたちと一緒に観戦したいと思っていた。

実際以前行った時にも、お子さん連れで来ている方もおられた。

子ども料金の設定が…

PCCJやレースのチケットは、毎年ディーラー担当の方に頼んで手配していたので、今年もそうだと思い特に何もしていなかったのだが、今年からはチケット購入方法が変わり、自分でネットから申込みすることを先日知った。

そういうことなら急がねば!」と、早速夫がネットから申し込みしようとしたところ、子供料金の説明がなかったので問い合わせてみると、なんと担当者から「子どもも同じ額が必要なんです」という回答が来たのだ。そのことを聞いて、

スーパーGTのチケットでも、パドックに入れるパスに関しては小学生未満は無料で、小学生であっても大人の2/3ほどの値段なのになぁ…(観戦だけなら中学生以下無料)

と、正直少し残念な気持ちになってしまった。ところが、その日のうちに先方から「未就学児の方は料金は要りません」という訂正の連絡が来たのだ!

おぉ〜良かった…!ポルシェ ジャパン、有難うございます!w

この件に関して夫は、

長期的に見たら、ここで観戦した子どもが将来、ポルシェオーナーになることだって十分ありえる。こうして今からユーザー層の若返りのために手を打っていくのはやっぱええことやと思うわ〜

と言っていた。

クルマ”育”

最近のポルシェは、特にケイマンやマカンといったモデルについては、若いユーザー層を狙ったキャンペーンをしている、購買層の幅を広げたいと考えているように見える。

かといって、今の20代の人にいきなり「ポルシェを買おう!」と言っても、ポルシェは高級車で敷居が高いイメージがあるので、いきなり車を購入する際の選択肢に入るかというと…それは少し難しいように思う。

だから、こういったことは教育と同じというか…「食育」「美育」という言葉があるように、子どもの頃から、触れて、体験して、染み込ませていかないと、そう簡単には浸透しないことだと思うのだ。特に、モータースポーツ文化が根付いておらず、「クルマ=道楽」とか「クルマ=オタク」という良い印象が強い日本のような国なら、なおさら。

逆に、「幼い頃に鈴鹿サーキットでF1を観戦して、クルマに興味を持った」というレーサーの方や「父親がクルマ好きで、子どもの頃からクルマに触れていたので、自分もクルマ好きになった」という話は山程聞く。

小さい頃の経験は、その後の人生の意思決定に大きな影響を与える。だからこそ、小さい頃からポルシェに触れる機会を持ち、そこで良い印象を持てば、その子がクルマ好きになる可能性や、将来クルマを買う時にポルシェが選択肢に入るし可能性も高くなる。

だから今回のように、ポルシェが子どももレースを観戦しやすい環境を作っておくことは、長い目で見ると、確実にポルシェファン醸成に繋がると思う。

一方で、企業は毎年利益を出さなければいけないし、すぐに利益を生まない長期的な戦略に投資するのは簡単ではないだろう。でも、今回のように「子ども達にも門戸が開かれている」「子連れもWELCOME」という印象を与えられるか、逆に「子どもはCLOSE」な印象を与えるかでは、未来は全く違ってくると思うから…

70年の長きに渡りスポーツカー業界を牽引してきたポルシェには、日本での「クルマ育」のような役割を担ってもらえると嬉しいなぁ…と今回のことで改めて思った。

みんなでPCCJ観戦しよう!

最後に、IT屋の夫が、

このサイト、申込みしようとしたら人数が2名までしか選べへんし、決済や購入後のフローなどの説明がなくて、ちょっと不安やったかなー。僕やったら、もっと購入しやすく・・・w

と言っていたw まぁ、本業がITやから、気になるわな( ̄ー ̄)

とにもかくにも、ポルシェカレラカップジャパン開幕戦が、ますます楽しみになってきた!ちなみに、Porsche Carrera Cup Japan ゲストパス購入はこちらです

Mina

ポルシェブログ「ポルシェがわが家にやってきた」管理人、3児の母。数年前までは、車に全く興味が無かったが、夫がポルシェを買ってきたことをきっかけにポルシェの素...

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  • コメント ( 2 )

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  1. 清田道弘

    ポルシェ購入につき、楽しくブログ拝見しております。
    中古ですがボクスター 718GTSが19日に納車予定です。
    凄く参考になりました。
    いつかご一緒できたらいーなーなんて思いつつ、これからも楽しみにしております。(^^)

    • MinaMina

      清田さん
      コメント頂き有難うございます^^
      おぉー718ボクスターGTS納車予定、おめでとうございます!

      これから良い季節なので、屋根をあけていろいろなところへ走りに行けますね^^

      ぜひ、また718GTSの乗り味、感想など教えて頂けたら嬉しいです。
      芦有などでぜひご一緒出来ますように!^^

      引き続きよろしくお願いいたします。