わが家がパナメーラの後部座席に、モニターをつけない理由。

ポルシェ パナメーラ 970
ポルシェのある生活

後部座席のモニター、つける?

以前、パナメーラ購入を検討していた時に、夫がちらっとこう言った。

「後ろのシートに、モニターつけんでええか?子どもたちが後ろでもテレビ見られるように。」

そして私は速攻でこう答えた。

要らん!!

そんな風に甘やかしちゃいかん。後部座席にもモニターがあるのが当たり前なんて「超快適なシンガポール航空の座席」じゃあるまいし…「アンパンマンが見たいけど、前にしかモニターはなくて、お父さんお母さんはナビが見たいから、今は見れない。」とか「後ろの席からじゃ見えにくいから、身を乗り出して見よう。」とか、多少やりにくさがあるほうがいい。

快適な状態が当たり前、与えられることが当たり前、ではなくて、不便や不具合がある中で、少しは知恵を絞ってなんやかんや考える方がいい。

以前、なるほどなーと思った話がある。

ある夏の土曜日の昼下がり、朝に降っていた雨も上がり晴れていた。小学校からの帰り道、彼は草むらに蝶のサナギがいるのを見つけた。ちょうどサナギは蝶になろうとしている途中で、殻を破って外に出ようとしていた。興味を持った彼は、しばらくの間そのサナギを眺めていた。
しかし10分経っても、20分経ってもなかなかサナギが出てこない。
殻が固いせいか、一生懸命もがいているのに、1時間経っても出てこなかった。彼はだんだんサナギがかわいそうに思えてきた。そしてランドセルからハサミを取り出し、外へ出れるようにサナギの殻を切った。
「これで苦しまなくて外に出られるね」彼はやさしくサナギに声をかけた。
その言葉通りに、いともたやすく中から出てくることができた。・・・でも何か変だった。
蝶であるはずなのに、羽根はぐちゃぐちゃに縮んでいて、胴体は膨れ上がって大きく、「本当に蝶なのか?」と疑うほどだった。羽根は小さく、胴体が大きいので、飛ぶことさえできない。
そのサナギはそのまま地面に落ちて、這ってその場を立ち去った。彼はかわいそうに見えたサナギを助けたかった。
だから、ハサミで殻を切ってあげたが、それは蝶の助けにはならなかった。一生飛ぶことのできない体になってしまった。蝶は殻から出る時に、“もがく”ことで飛べるようになるという。胴体にある養分を羽根に持っていって、羽根を成長させることが必要なのである。
それを彼が奪ってしまった。
殻の中でもがきにもがいて、胴体を小さくして、羽根を大きく広げて、そして蝶は初めて飛べるのに・・・・。

自分の力で生きていけるように

これが実話かどうかわからないが、これは子育てでも部下育成でも言えることだと思う。相手のことを思うなら、すぐに手を出すのではなく、多少不自由でも、不便でも、うまくいかなくても、最後までそれを自分で乗り越える力をつけさせてあげることが大事だ。乗り越えた数だけ「自分は出来る」という成功体験になり、それは自分への自信になり、強くなれる。

まぁ2歳や3歳でパナメーラに乗るなんて、十分甘やかした羨ましい環境ではあるが…でもそれ以上は甘やかさないようにしたいなと…

可能な限り、健全な価値観を持って、自分の力で乗り越え自立した人間に成長できるように、親としては見守っていきたいと思う今日このごろである。(もはや車の話ではなくなってしまったな)

 

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