夫が ポルシェ 911 GT3 ツーリングパッケージ(羽なし)を注文してきた。

MT(マニュアル)乗り

まさかのGT3

先日のお昼すぎに、夫からいきなりメールが届いた。「今Hさんから連絡がきて、GT3ツーリングの枠がとれたそうや!買うなら、すぐ仕様決めないかんみたいやから、今からポルシェセンター行ってくるわ!」と。

ま、マジっすか(;゚Д゚)!?

私:「駐車場は確保できるん!?ボクスターはどうするん!?」
夫:「そんなもんは後や!とにかくこのチャンスは逃したらあかん!」

ということで、そこから約1時間半後、「注文してきた!」と再度メールが。いやはや、夫がこんなに爆速で911GT3の購入を決めることになるとは、思いもしなかった。

夫の求める”生粋の911″

夫は以前から、「僕が911を買うなら、できるだけソリッドな”生粋の911″が欲しい。でもなかなか自分が思うベストな仕様の911が無い」と言っていた。そして去年、911カレラTが発売された時「これはいい!」と言っていたのだが…

日本にはMT仕様が入ってこなかったので、断念したようだった。当時は、

「PDKが良いのは分かるけど、日本仕様の911カレラTにMTが無いなんて、げんなりやわ(-_-)もしMTがあったら買うのに。なぜドイツと同じ選択肢を提供してくれへんのかなぁ。。数に制限あっても、多少割高でも、選択肢だけは削らないでほしい。。。」

とよくぼやいていた。

その後「GT3のMTが出た」という発表があり、「あの500馬力のNAエンジンをMTで扱えるクルマなんて、後にも先にもなかなか出えへんのちゃうか!?」と興奮し、コンフィグレーターをしたりしていたが、「そもそも日本にMT車が入ってくるか分からない(並行輸入ではなく)」という噂があり、その後は真剣に調べなくなったそうだ。

30分で仕様を決めた

そうこうしているうちに、911GT3ツーリングが出た。

「これはすごい!GT3の羽なしやで!パッと見、”GT3と分からないGT3“なんて、なんて粋なクルマなんや( ゚∀゚)!」

と、夫は一瞬で魅了されていたが夫は目立つのが好きではなく、ブランド物でも、ブランド物だと分からないものをあえて買うという変わり者だ、「日本には未導入か?」という噂が出ていたし、そもそも日本のコンフィグレーターのWebページではツーリングパッケージが選択できないので、「日本にはきっと入ってこないのだろう」とはなから諦めていたそう。

そんなある日、芦有ドライブウェイでたまたま知り合ったポルシェオーナーの方から「日本にも、GT3ツーリングの正規輸入があるそうだ」という話を耳にした夫。早速担当のHさんに連絡し「911GT3ツーリングの枠がまわってきたら、ぜひお願いしたい」と頼んだが、「可能性は低いかもしれない」と言われていたので、今回もどうせ無理だろうと諦めていた。

そんなある日、ディーラーから「運良く、GT3ツーリングの枠がありますよ」という連絡があり「すぐに決めてもらえるなら、確保できますよ」ということだったので、

「新型992は後でも買えるけど、このGT3ツーリングは今しか買えない!」

と思い、速攻で決めてきたそうだ。帰宅した夫は「たった30分で、GT3を注文してきてもうた…」とまだ信じられない様子だった。

夫が注文したGT3ツーリングは、以前から買うなら絶対にこのボディカラーと決めていたクレヨンに、オプションでPCCB(ポルシェセラミックコンポジットブレーキ)をつけたそうだが、詳しい仕様についてはまた追ってご紹介しようと思う。

ちなみにこのGT3ツーリング、おそらく2019年2月生産、納車は4月末かGW明けになりそうとのことだ。

「981ボクスターGTSはどうするん?」と聞くと「この前タイヤ交換もしたところやし、ええクルマやから、一旦は置いとく。高い買い物やし、維持費も増えるけど、また仕事を頑張って稼いだらええ」と言っていた。

GT3のカタログ発見

興奮している夫をよそに、GT3やツーリングについての知識がほぼ無い私は「へぇ〜、ふ〜ん」とそっけない返事しかできず。というわけで、先日夫がディーラーでもらってきたGT3のカタログを見てみることにした。

そうえいば数年前、まだクルマに全く興味がなかった頃、夫が「GT3ええなぁー」と言っていたが、「なんなんあの羽!走り屋みたいやん!もし買ったら、夜のうちにあの羽もいでまうからな!」とか言ってたっけ…(-_-)。

でも不思議なことに、ポルシェが好きになり、クルマに興味が出てきてからは、あの羽(ウイング)が目に馴染んできて「逆にあの羽があるからかっこいい」と思うようになった。でも、せっかく私が「羽がかっこいい」と思えてきた矢先、夫はまさかの羽なしを選んだわけだ…(爆)

911 GT3のカタログはかなり分厚い。めくってみると、冒頭に「Born in Flacht」の文字が。911 GT3は「フラハト」というところで作られているそうだ。フラハト…初めて聞いたなぁ。

フラハトは、ドイツのシュヴァーベン地方にある、ポルシェモータースポーツの本拠地。ヴァイザッハ開発センターに近接する最先端の複合施設で、911 GT3 Cup、911 RSR、919ハイブリッドもここで生まれたそうだ。エンジン、トランスミッション、シャシーなどが組み立てられるだけではなく、12,000㎡を超えるコンストラクションホールで、車両をゼロから開発することができる。

その横には、

ポルシェのエンジニア達は、あらゆるレースで培った経験を注ぎ込み、完璧な状態を日々追求しています。一日の終りには、「これ以上の改良は不可能だろう」と彼等は思うでしょう。しかし、翌朝には、こう自問するのです。「さらに優れたものにできないだろうか」100分の1秒速く、俊敏性を1%高め、1gの軽量化を果たすために。この姿勢だけが、ポルシェにおいて最高峰の1台を生み出せるのです。

という文章が。すごいなぁ…こういう姿勢も含めて、ポルシェが好きだという人は多い気がする。

911 GT3の魅力とは?

カタログには、GT3の魅力がたくさん説明されていた。

エンジン

エンジンは、新設計された911GT3cup由来の、4.0リッター水平対向6気筒自然吸気エンジン。最高出力368kw(500PS)と最大トルク460N-mを生み出す。このエンジンが、リアに重心低くマウントされており、発進から100km/hまではわずか3.4秒、最高速度は318km/h。(MTの場合、0-100km/h3.9秒、最高速度は320km/h)レブリミット(エンジン回転の許容上限)はなんと9,000rpm。高性能な自然吸気ユニットの純粋なサウンドが、GT3の大きな魅力だと。

どんだけ…すごいなぁ。まさに、NAエンジンの最高峰だ。

ボディ軽量化

ボディには、アルミニウムとスチールの複合素材が使われており、フロントエンドとリアエンドには、軽量なポリウレタンが採用されている。リアリッド、リアスポイラーとそのアップライトはカーボン製で、コネクティングロッドにはチタンが用いられている。なるほど…そりゃお高いはずやな。

リアアクスルステアリング標準装備

わが家のパナメーラターボには、リアアクスルステアリングをオプションでつけたが、911GT3は標準装備だ。リアアクスルステアリング装備になると、電子制御システムが左右のリアホイールに備わり、走行状況やステアリング操作、走行速度に応じてリアアクスルを操舵してくれる。

低速走行では、システムはフロントホイールと反対の方向にリアホイールを操舵する。これにより、ホイールベースを短くした場合と同様の効果を得られ、回転半径が小さくなるため、タイトなコーナーでよりダイナミックな走りが可能になる。

また高速走行では、システムはフロントホイールと同一方向にリアホイールを操舵。ホイールベースを延長した場合と同じように走行安定性が高められ、前後アクスルが同時に操舵されることで俊敏性も向上する。この効果は、特にサーキットでのオーバーテイクや高速道路でのレーンチェンジの際に発揮される。

この機能が、巨体のパナメーラにではなく911についているのだから、そらもう俊敏な動きをするんだろうな。

高性能ブレーキ

911GT3には極めてパワフルなブレーキシステムが装備されており、クルマの性能にあわせて専用にチューニングされたブレーキブースターが備わっている。また2ピース構造の鋳鉄製ディスクとアルミニウム製のキャリパーによって、ブレーキシステムは軽量化され、バネ下重量と回転質量を大幅に軽減。また、悪天候時やモータースポーツの過酷な条件下においてもパワフルな制動力を発揮する。

「減速させる瞬間にも、抑えられない歓びを味わえる」そうだ。

価格は、税込みで2000万円を超えるが、軽量化、高性能エンジン、高性能ブレーキ装備…といったことを考えると「そのくらいの値段はするんだろうなぁ」となんだか納得してしまう。これにオプションをつけると、軽く2500万円を超えるということか。

ツーリングパッケージ

出た、ツーリングパッケージ。GT3はオプションで、羽(ウイング)無しの「ツーリングパッケージ」が選べる。ツーリングパッケージは、サーキットだけにとどまらず、さまざまな機会でのドライビング体験を愉しむための一台だそう。羽は無く、ぱっと見た感じは911とさほど変わらないように見えるが、その性能はまさに「羊の皮を被った狼」だと形容されている。

「真のGTスポーツと、落ち着いた洗練さの融合」これら2つの矛盾の両立を追求するポルシェならではのスタイル。ちなみに夫は、「矛盾を両立させているところがええわ。分かる人には分かり、分からない人には分からない。それがええんや。そこに美学があるんや…」とぶつぶつ言っていた。

納車は4ヶ月後か…?

ネットにも、この911(991.2)GT3(MT)の試乗レビュー動画が紹介されていたので見てみたが「乗り心地がとてもしなやか」「クラッチが思っていたより軽い」とのことで、とても自然に運転ができるそうだ。結構日常使いも問題なさそうだもんなぁ。

私もGT3が納車されたら運転してみたいところだが、なにせまた「MTの2人乗り」なので…

まずはボクスターMTをちゃんと運転できるようにならんと!(でも最近は運転できそうな気がしてきた)頑張ろう!

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  • コメント ( 9 )

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  1. イシB

    GT3ツーリングパッケージおめでとうございます。

    以前都内のホテルの駐車場で羽がないGT3を見かけて、そこで初めてツーリングパッケージなるものの存在を知りました。羽はないけど通常の911とは明らかに違うオーラを放っていました。

    旦那さんがおっしゃる「分かる人にはわかり…」という部分、とても共感できます。

    確か左ハンドルしかオーダーできないんでしたよね。私は右しか乗らないですが、この車のためなら左ハンドルを練習しても良いと思わせてくれます。

    • MinaMina

      イシBさん
      有難うございます!
      確かに、羽は無いですが、雰囲気が911とは違って、私も初めてみた時は「あれ?これは何?」と思いました。

      >旦那さんがおっしゃる「分かる人にはわかり…」という部分、とても共感できます。
      有難うございます^^そうおっしゃって頂けるととても喜ぶと思います。

      そうですね、左ハンドルしか無いようですが、イシBさんも機会がありましたらぜひ!笑

  2. PorscheDreamer

    おおおおお。
    GT3 Touring,いいなあ,いいなあ,いいなあ・・・

    価値のわかる方に所有されるクルマは幸せですね。

    これでボクスターはMinaさんのもの?いや,タルガが加わるはずだから,もうじきミュージアムができそうです。

    • MinaMina

      PorscheDreamerさん

      >価値のわかる方に所有されるクルマは幸せですね。
      有難うございます^^そんな風に言って頂けたら夫も嬉しいと思います。
      ボクスターは…私が乗りこなせたなら私のものになる可能性もあるかもしれませんが、ボクスターくんはまだ私に心を許してくれていないので…^^;
      あ、ほんとですね、タルガが加わったら、ミュージアムになりますね〜その前にガレージ建てないといけないですね…!
      (夫は本気でガレージ建設を考えているようで…)なんだかすごい展開になってきました。

  3. Porshefreek

    こんにちは!ツイッターから来ました!私もツーリングパックを平行輸入し、更に今回増えた正規枠で注文しなおしたあほです 笑笑 ツーリングパックかなりいいですよ!クラッチも軽いし最高の911です!5月が楽しみですね^_^

    • MinaMina

      Porshefreekさん
      twitterから有難うございます!

      >私もツーリングパックを平行輸入し、更に今回増えた正規枠で注文しなおしたあほです 笑笑
      わぉーそれはすごいです笑!!
      並行輸入だと、ナビが使えないとかという噂を聞いたことがあります。

      ツーリングパッケージのクラッチ、軽いのですね!
      運転がしやすそうで、日常使いも問題なさそうで、今から納車がとても楽しみです^^
      引き続きよろしくお願いいたします!

  4. まんま

    Mina 様

    まんまです。
    ちなみに何ですが、ボディーカラーを「クレヨン」に決めていたとの由、
    何か特別な理由がございますでしょうか?
    「クレヨン」というネーミングの由来やカラーの趣旨、他の同系色との違い等、勉強させて頂ければ嬉しいです!
    よろしくお願い致します!!

    • MinaMina

      まんまさん
      先程はどうも有難うございました(笑)
      クレヨンのネーミングの由来や選んだ理由について、夫に聞いてみたところ、返信がかえってきました。
      ==
      クレヨンはたぶん、新型パナメーラが出たくらいから見かける色やと思う。ちょいちょいインスタとかでクレヨンのパナメーラを見かけるようになって、気になってて、その後、GT3やGT3RSでクレヨンの写真をよく見かけるようになった。

      選んだ理由:

      ・一見、マットでつや消しっぽい感じに見えながらも、実際はツヤ感がある。
      ・白だと立体感が感じにくいけど、クレヨンなら淡色系にもかかわらず立体感を感じられる点。
      ・ここ数年のヨーロッパの自動車カラーのトレンド的にグレー系が流行っていること。
      ・あと、日本では他の人と被らなさそうというのも決め手。(欧米ではクレヨンは人気色)

      ちなみに、この色はアメリカではクレヨンではなくChalk(チョーク)と呼ばれている。かなり似た色として、ポルシェではFashion GreyやSport Classic Greyがある。(ネットで調べると比較している記事などもある)

      あと、GT3ツーリングというGT3でありながら羽根なしという二面性のイメージと、クレヨンの一見白っぽく見えつつも、実は深みのある色という二面性が共通してて合ってると思った。
      ==
      とのことでした(笑)
      それでは、今後共引き続きよろしくお願いいたします!

  5. まんま

    Mina様

    まんまです。
    なるほどです。大変よくわかりました!
    そして、実車の写真を心待ちにしております!!
    こちらこそ、引き続き何卒よろしくお願い致します(‘◇’)ゞ