ポルシェ クラシックパーツで、空冷ポルシェ 911(964)のスピーカー交換をした!

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964のスピーカーの音割れ問題

昨年10月にわが家にやってきて以来、夫の心を完全に鷲掴みにした空冷911(964C2)。納車の時点で、気になる箇所はほぼ直してもらっていたので、”走り”に関してはなんら不満は無かったそうだが、「一箇所だけ、どうしても気になる点がある」と夫は言っていた。それは、

スピーカーのコーン部分(当時は紙製)が完全に劣化しているため、スピーカーの音量を大きくすると音が割れてしまうこと

だ。

夫は普段は「車内では音楽を聞かない派」。特に981ボクスターGTSなどは、音楽を聴くよりエンジン音を味わう方が気持ちが良いので、車内で音楽やラジオを聴くことはほぼ無い。

しかし、964に関しては「なぜかむしょうに音楽をかけたくなる」のだそうだ。それは964のエンジン音が嫌だというわけではもちろん無く、

964の場合は、音楽やラジオを聴きながら走る方が、何となく気持ちが良い

ということで、ユーミンやサザンといった懐かしのナンバーなどをよく聴いている。

ただ、気持ちの良い海沿いの道などで音楽をかけ「まるでカリフォルニアのようや〜」と気分良く走っているところでスピーカーの音量をあげると、たちまち音割れしてしまい、せっかくの気持ちの良い雰囲気が台無しになってしまうと夫はよくぼやいていた。

そこで、スピーカー交換をするべく、今までに色々と調べてみたそうなのだが、リアスピーカーは既に生産中止になり新品で手に入れることが難しい状態だった。そこで社外品を探してみたところ「フロントスピーカーはサイズの合うものがあるが、リアスピーカーとなると社外品で良いものが無い」状態…。

また夫はあくまでも「純正品、オリジナルに拘りたい」という人なので「できればポルシェ純正品で対応したいなぁ」と思いながら、対策が無いまま時が過ぎていった。

ポルシェクラシックカタログにて

そんなある日夫は、新しく出版されたポルシェクラシックカタログ「ORIGINALE」第3号見てみると、ポルシェクラシックパーツにて「フロントとリアの再生産品のスピーカーが発売されている」ことを知った。

早速、最寄りのポルシェセンターに連絡を取って部品の在庫を確認したところ、

「今は日本に無いが、ドイツから取り寄せることは可能」

とのことだったので、早速注文をお願いした。またついでに「スピーカー交換をする時にはドアの内張りも剥がすから、ドアの付け根にあるドアストッパーも交換してもらおう」と思い(経年劣化で緩くなっており、ドアを開けるとほとんど抵抗なく全開になる状態だったので、いつか隣のクルマにドアパンチしそうだったそうだ)、こちらの部品も注文を依頼した。(部品番号 「964 537 057 00」 Door arrester)

その後、約3週間ほどでディーラーから「部品が到着した」という連絡が届き、早速交換してもらったというわけだ。

交換してどう?

交換後夫は、

特に音質が高品質というわけではないので『普通に良い音』というレベルだが、音割れもなく、音量を大きくしてもハッキリと聞こえるようになってよかった。

と言っていた。964のスピーカーに関して、同じように不便を感じているオーナーさんは多いようなので、ぜひポルシェ クラシック純正パーツカタログから検索されてみてはいかがでしょうか。ちなみに、フロントスピーカーの部品はこちら

リアスピーカーの部品はこちらです。

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