ポルシェ乗りの夫はどんな人?妻の視点で紹介してみた

ポルシェ911GT3
わが家のカーライフ

謎多き、ポルシェオーナーの夫

このブログでは、主に私が記事を書いているが、普段はブログのITやシステム周りを担ってくれている夫も、ちょくちょく記事を書いてくれる。

そして、夫が書いた記事の最後には、夫のプロフィール画面が表示され、クリックすると今までの愛車遍歴などが閲覧できるのだが、そのプロフィール画面のアクセスが毎回びっくりするほど多い。

皆さん、そんなに気になるのかなぁ…w

また、ブログに頂くメッセージには「ご主人は頭脳明晰でとても賢い方ですね」「冷静な分析力がすごいです」「天才肌ですね」といったことを書いてもらうことが多く、それらを見るたびに「確かに、感性派か論理派でいうと論理派だけど、完全にイメージが先行してしまっているなぁ…w」と感じていた。

また夫が以前、芦有ドライブウェイに行ったとき、はるばる北海道から来られていたブログ読者の方と偶然お会いでき、握手や写真を求められたそうで、帰宅した夫は、

とりあえず言われるがままに握手して写真撮ってきたけど、僕別に有名人とか芸能人じゃないしなぁ…w あんな対応で良かったんやろか…。

などと言っていたこともあった。

芦有ドライブウェイ

とはいえ、ポルシェを複数台所有し、クルマについてもかなり詳しく「このブログのご主人って一体何者なんだろう…」と思っている方もいらっしゃるかと思うので、今回は妻の私から見た夫について、少し紹介してみたい。

夫を一言であらわすと…

夫は、15年ほど前にITの会社を起業しており、今もその会社を経営している。

具体的に「何歳までに起業しよう」などと考えていたわけではないが、実家が代々商売をしている家系なので「毎日、同じ時間に仕事に行って帰ってくるサラリーマン生活」にとても違和感を感じており、「いつまでもサラリーマンでいることは無いだろうなぁ…」とぼんやり思っていたそうだ。

そんな夫を一言であらわすとするならば、

自分が快適である状態をとことん追求する人

なのかなぁと思う。

981ボクスターGTS MT

夫は「やりたくないことはやらない。または、やりたくなる方法に変える」ことを徹底している人だ。この性格は子どもの頃からで、

子どもの頃、親から「勉強しろ」って言われ続けて、その反動で全然勉強せぇへんかったし、夏休みの宿題も、全くせずに二学期を迎えたりしてた。
部活も、やりたくないのに強制的に入らなあかんかったから、よくランニングの練習中にそのまま脱走して家に帰ってたわ(笑)
一方で、昆虫や魚やパソコンでのプログラミングが好きやったから、そういう好きなことにはずーっと没頭してたなぁ。

と言っていた。

そんな風に生きてきた夫なので、結婚についても全くする気は無かったそうで…。なんでも、

結婚適齢期になって周りは次々に結婚していってたけど、結婚すると自由が制限されたり、お小遣い制になったり、奥さんに気を遣って我慢している人も多くて、「あの人たちは、あんな不自由な生活をして何が楽しいのだろう?僕には無理やなぁ」と思って見てた。
だから親や周りにも「僕は結婚はせぇんへん。万が一するとしても、兄弟や従兄弟の中では一番最後や」って宣言してた。

そうだ。

夫とのちょっと変わった結婚生活

そんな夫だが、有難いことに私とは結婚する気になってくれて(笑)、随分前にその理由を聞いてみたところ、

なんといっても変わってるし、普通の女の人じゃないからなぁw
そして結婚後、夫が自由にすることについても「それでいいんじゃない?」という感覚でいてくれてるから。

と言っていた。なるほど…

そして、結婚生活がはじまり、最初に夫に言われたこともかなり衝撃的だった。

僕は、家事をするのが好きじゃないし、○○掃除担当と決められるのも嫌やから、家事はやらへん。でもそのかわり、ロボット家電を買ったり、家事代行サービスを頼んだりすることにお金を払って、奥さんの家事ができるだけ楽になるようにしようと思うから、その分稼げるようにガンバるわ。

と…。

世間ではイクメンやら家事メンやら言われているのに「家事をやらない」と最初に宣言するなんて、完全に時代と逆行してるやん…と最初は驚いたが、その言葉どおり、年々色々なものを導入し、家事が楽になるようにしてもらっているし、私も夫に無理に家事を手伝ってもらうよりも今の状態の方が快適なので、有難いなぁと思っている。

そして、夫は、家事に始まりあらゆることにおいて「自分が快適である状態をとことん追求する」というスタンスが一貫しており、それは結婚してから今まで変わっていない。

ポルシェ乗りの夫の特性

では、「自分が快適である状態をとことん追求する」上で、夫はどんな考え方や行動をしているかというと「超合理主義」「評価軸は自分自身」「勝てる可能性の高いフィールドで勝負する」といったことが挙げられるかなぁと思う。

超合理主義の夫は、無駄を嫌い、最小限の労力で最大の成果を得るにはどうするかといったことをよく考えている。判断基準は「世間の常識」ではなく「合理的かどうか」なので、会話をしていても、

「それってやる意味ある?」「そのやり方はめっちゃ効率悪くない?」「そもそもそれが正しいか、一から考えた?」

などとよく言っており、結果的に、人があまりやらない方法を選んでいることも多い。

次に「評価軸は自分自身」ということについてだが、他人からの評価にはあまり重きを置かず、それよりも「自分自身が納得できるかどうか」を重要視しているように思う。

起業して間もない頃、周囲の同年代の社長たちが「上場を目指す!売上拡大!社員数を増やして事務所増床!」などと言っている中、夫は

そういうことには一切興味が無いわ。どーでもええわ。僕は規模じゃなくて、利益率や一人当たりの生産性がめちゃくちゃ高い、財務体質の強い会社を作りたい。あと、はやく社長を任せられる人を作りたい。

と言っており、実際今は、そういう会社になっているようだ。

ポルシェのオフィスチェア

またクルマに関しても、「周りからすごいと言われるクルマに乗りたい」というより「自分が乗りたいクルマに乗る」というスタンスの夫。今はポルシェに乗っているが、それは純粋に、自分自身がポルシェというクルマの性能に惹かれているからとのこと。

だから、自分が気に入ったクルマであれば、日産ノートにも乗るし、フォルクスワーゲンゴルフにも乗る。逆に言えば、見栄や周りからの評価のためのクルマに乗ることは絶対にないそうだ。

そして「勝てる可能性の高いフィールドで勝負する」ということについて。このあたりが、「戦略的」「分析力がある」といわれる所以なのかなぁと思うのだが、夫は「勝てる戦をする」ことを重視しているように思う。

私が以前ガンガン仕事をしていた時代、仕事のアイデアについて相談した時も、

「ええかもしれんけど、ライバルが多いから今からやっても勝てへんで」「僕ならもっと勝てるやり方を探すなぁ」

などと、よくアドバイスされた。

また、このポルシェブログを立ち上げて数ヶ月経った頃、夫にも全面的に協力してもらいたいと話した時も、

ポルシェを複数台所有して、記事を日々書くことができて、ブログのシステム周りもちゃんとできる人なんて、相当珍しいと思うから、そこに価値がある。だから、真剣にやったら勝てると思うわ。がんばろう。

と言っていた。

こういう考え方で行動しているので、周りには結果として「勝率の高い人」「賢い人」という風にうつっているのかなぁと思う。

ポルシェのレゴ

ということで、上記について夫に実際はどうか聞いてみたところ、

確かにこの三つは、よく意識してるなぁ。自分が快適で幸せじゃないと、人を幸せになんて出来ないしなぁ。
あと、特に「勝てる戦しかしない」というのは本当にそうで、日頃からいろんなビジネスの誘いや、情報も入ってくるけど、自分以外の人でも出来そうなことや、自分に向いてないこと、そして知らない事には絶対に手を出さないようにはしてる。だから、次から次へといろんなことをやってそう、と言われるけど全然そんなことない。かなり慎重派やと思うで。
そして、自分の得意なこと、向いていること、そして何よりも楽しいとか、快適だと思うことしかやらないようにしてるなぁ。なぜなら、そういうことは努力を努力と感じないからストレスもないし、何より最も自分の能力が最大限に発揮できるからな。

と言っていた。

なるほど…こういった成功哲学的な話については、ブログでも結構反響があり、毎週土曜日の22時から開設しているTwitterのスペース(ラジオ番組みたいなもの)でも、カーライフ以外の人生論や成功哲学をたまにお話している。

もし私たち夫婦に興味を持っていただいた方がおられたら、ぜひ、スペースで生の声を聞いてもらえると嬉しいです。

Mina

ポルシェブログ「ポルシェがわが家にやってきた」管理人、3児の母。数年前までは、車に全く興味が無かったが、夫がポルシェを買ってきたことをきっかけにポルシェの素...

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  1. マルベリー

    こんにちは。昨日のスペース、楽しかったです。強豪校理論、分かるような気がします。人生、知らないうちにハードル上げてるところがありますからね。私もご主人に会ったら握手、写真、サインはお願いしたいと思います。群馬県在住で会うことはないと思っていましたが先日、GTSで群馬にきた記事を見てビックリ。会えるチャンスを逃して2日ほど悶々としてました。。。

    • MinaMina

      マルベリーさん
      スペース、お聞きいただき有難うございます!
      とても嬉しいです!

      >群馬県在住で会うことはないと思っていましたが先日、GTSで群馬にきた記事を見てビックリ。
      サイン…笑、夫はめっちゃ字が汚いので、その意味で驚かれるかもしれません(笑)
      ぜひ、どこかでまたお会いできたら嬉しいです^^!

  2. ゆきすけ

    981Cayman GT4の車検を神戸に出しました.車検終了後,GT4を受け取って広島に帰る際に名道マップを参考にして,高知県室戸岬を経由して愛媛県松山市まで行き,松山からはフェリーを利用しました.南阿波ラインや国道194号線は快走路で本当に楽しむことができ,ご主人の心境がよくわかりました.ただ私はそこまでストイックではないので,室戸岬から高知までや西条市から松山までは修行のような道のりで辛かったです(笑)

    • MinaMina

      ゆきすけさん
      名道マップを参考にしてくださって有難うございます!
      四国は気持ちの良い道が多いと夫がよく言っておりますが、楽しんでいただけてよかったです!

      >ただ私はそこまでストイックではないので,室戸岬から高知までや西条市から松山までは修行のような道のりで辛かったです(笑)
      夫はちょっと変なので、ゆきすけさんの感覚が当然だと思います…(笑)

  3. まんま

    Mina 様

    まんまでございます。

    早速ですが、ご主人様を悩ませるようなことをしでかして申し訳ございませんでした(;´・ω・)
    人生初芦有のあの日、平日で人影もまばらな時分に見た事あるような911が走ってきて、これまた見た事あるような姿の方が出てこられ
    自販機に向かう後ろ姿がブログの写真と重なり
    「Mina様のご主人様!?」と思ったと同時に歩み寄ってしまいました(;^_^A
    お騒がせして申し訳ございませんでした。
    どうしてもご主人様にあやかりたくて、の暴挙を何卒お許しください。

    思うに、ご主人様の仰る「自分を貫く事」って理想でありまたなんと難しい事でしょうか…。
    そんな大変な事を大変そうに見せないご主人様こそ理想像でして、キャーキャー言って近づいてしまいました。
    ただ、お蔭様でわたくしも「乗りたい!!」と思うクルマに乗り続ける事が出来ております。
    このブログやMina様、ご主人様とのご縁が無ければここまで充実したカーライフを
    送る事は絶対不可能でした。

    大袈裟ではなく本当です。
    それだけはどうか忘れないでくださいね。

    さて、前置きが長くなりましたが、以前コメントさせていただきましたクルマ選びが
    やっと一息つきました。
    そうです、ポルシェ参号機がわが家にやってくる事になりました!!
    そこでご相談でございますが、出来れば「ポルシェオーナーズファイル」に投稿させていただければと思いまして…。
    ご検討いただけますと望外の喜びでございます。

    それでは時節柄、Mina様、ご主人様もご自愛ください。
    次回、芦有にお伺いする際は事前にご連絡いたしますね!
    いずれお目にかかれますこと、勝手に楽しみにいたしております!

    • MinaMina

      まんまさん

      いつも有難うございます!
      とんでもございません!

      ブログのネタにさせていただき有難うございました^^;
      あのように書かせていただきましたが、そんな風におっしゃっていただいて、
      内心は私たちもとても嬉しいです…!

      おぉーポルシェ3号機!!!!!
      めっちゃすごいです!!!ペースが早い!!すごいです!!

      ぜひ、お手数をおかけいたしますが、
      ポルシェオーナーズファイルにぜひとも掲載していただきたいです。
      こちらからお願いしたいくらいですので、
      ぜひまんまさんのご都合の良いタイミングでよろしくお願いいたします^^

      そして、芦有にてまたお会いできますこと楽しみにしております。