ポルシェに乗ると人生は変わるのか?

ポルシェ911
ポルシェの買い方

よく『ポルシェに乗ってから人生がより良く変わった』という話を聞く。このブログの読者さんや、身近なポルシェ仲間からもよく聞く話だ。

今回、この件について自分の経験も交えて、思うところを書いてみたいと思う。

ポルシェに乗ると、人生は変わるのか?

ポルシェに乗ると、人生は変わるのか?

結論から言うと、ポルシェを買って人生がより良く変わる人もいれば、変わらない人もいる。(まぁ当然ではあるが…)

若かりしサラリーマン時代の私も、『ポルシェを買えば、人生が変わり、収入が増え成功できるはずだ!』と、少なからずそんな風に思っていた。

しかし、今思えば、人生は単にポルシェを買ったから好転するほど甘くはなかった。

ではなぜ、「ポルシェを買ってから(買う前から)人生が変わる人と、変わらない人がいるのか?」「ポルシェを買って人生が好転する人にはどんな共通項があるのか」、

考察しながら書いてみたい。

ポルシェ911GT3

常識にとらわれない決断力、行動力がある

これはポルシェを買う前の話にはなるが…

ポルシェというのは、言わずもがな高価な自動車である。新車は当然、中古車でも他の車種と比べるとかなり高く、正しく維持しようとすれば維持費も相当かかる。また、乗り心地も固めであるし、大人数は乗れず、燃費も普通のクルマに比べると悪い。

ポルシェは、あくまで嗜好品なのだ。

とても趣味性が高いクルマであり、実用性という視点で考えればミニバンやエコカーの方が何倍も良い。

周囲からは無駄使いだと反対されることもあるだろう、妬まれることもあるだろう。また「本当にそんな高額なお金を払ったり、ローンを組んでもいいのだろうか?」と自分自身も躊躇することもあるだろう。

そんな障害を乗り越え、周りを説得し、他より割高なクルマを買おうとするわけだから、そこには他の人よりも強い決断力、行動力がある。

この力は、成功するために大変必要な大切な要素だと思う。

節約よりも、稼ぎを増やす方に焦点をあてる

今の給料から節約してポルシェを買うというのも、方法として正しいとは思う。また、日本では、節約は美徳といった風潮があるため、何か買う場合、まず「節約」に意識が向いてしまうことが多い。

ただ私は、節約以上に、今の稼ぎを増やすために行動するほうがはるかに重要だと思う。

現にポルシェ(車)は、購入してからも、お金がかかる。保険料、メンテナンス費用、ETC代、ガソリン代、税金、車検代など、毎月の出費は確実に増える。

私もサラリーマン時代、一人暮らししながら、当時持っていた車を維持するのにヒーヒー言っていた時期があったが、「節約して何とか購入できても、その後維持し続けることの方が大変だ」ということを、身を持って実感した。

だから、ポルシェと共にカーライフを送り、人生を豊かにしていくには、稼ぎを増やす意識に切り替えることが大切で、現にポルシェを買って人生が好転している人の大半は、この考え方をされていることが多いように思う。

今あるポルシェを問題なく維持できるようにもっと稼ぐ」「ポルシェに見合う人になれるようにもっと成長する」という意識で、稼ぐことに真剣に向き合い行動を起こすからこそ、ポルシェを買うことで人生が好転することに繋がっていくのだろう。

ポルシェ911

自分の年収の上限を決めない

昔、先輩経営者から「将来はどのくらい稼ぎたい?」と聞かれることがあり、当時の私は、世間でいわゆる成功者と言われる金額を目標にしていたが、その時の年収は、残念ながらあまり上がらなかった。

それは、「自分で自分の天井を決めてしまっていたから」だと思う。

無意識のうちに「自分はその金額以上は稼げない」という暗示を自分にかけてしまい、結局、目標とする年収すら稼げなかった。

ただ、ある程度稼ぎ方が分かってきてからは「お?これは自分が望めば、もっともっといけるんじゃないか?」と自然と思えるようになり、そうやって、上限を取り払い、自分の天井を決めなくなってからは、着実に年収が増えていったように思う。

実際私の周りにいる、ポルシェ乗りの皆さんを見ていると、自分の年収の上限や天井を決めず、純粋な成長意欲を持っている人が多い。

「自分はここまでしか無理だ」ではなく、

「欲しい車があるから、もっと稼ごう」「ポルシェに乗ってる自分に相応しい行動・収入を目指そう」「周りのオーナーから学んで自分自身高めよう」という風に、

良いことはどんどん取り入れて、吸収して、実践して、さらに成功の道へ突き進んで行かれている。

ポルシェオーナーや成功者の輪の中に積極的に入る

せっかくポルシェを購入したのであれば、ポルシェを通じて出会えるコミュニティに身を置き、成功者と言われる人達と交流したり、その人達から学んで吸収することで、さらに人生は好転していくと思う。

ポルシェ

先程年収に関して上限を決めないとは書いたが、無理やり「自分で上限を決めてはいけない」「もっと高い年収を目指そう」と思い込んでも、なかなかうまくいかないことが多いい。

なぜなら無意識のうちに、自分にはとんでもない高い目標だ、今の自分には無理だ、という暗示を自分にかけてしまっているからだ。

ごく自然に「自分はいける」と思えたり「自分が高みに到達していく姿がありありとイメージできる」ことが大切で、そのためには、成功者の輪の中に身を置き、自分の当たり前の基準を高めていく必要がある。

私もポルシェを購入して以来、ポルシェオーナーの方と交流させて頂いているが、皆さんと一緒にいると「僕なんて、まだまだ新入社員みたいなもんだな、上には上がいる。ということはもっともっと僕も上に行ける」という風に思うことができている。


以上、簡単ではあるが、考察をまとめてみた。

必ずしも、ポルシェを買った人全員が人生好転するわけではないが、「上記のような共通項のある人が、ポルシェを買って、人生がより良く変わる」ということだと思う。

Hiro

Minaの夫です。 ファッションやステータスシンボルのためにクルマは乗りません。運転して楽しく、工業製品として優れ、作り手の意思が感じられるようなクルマを好...

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  • コメント ( 5 )

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  1. マッキー

    本当にそれはそうだと思う。私も若くしてポルシェを購入した事で、それから遡って空冷のポルシェを所有する事が出来たり、新モデルをローンを組まずに乗れるようになった。つまり、年収も大幅に伸びたり、会社内の地位も上がっていったと思う。

    2
    • HiroHiro

      マッキーさん、こんにちは。

      同意いただけて嬉しいです^^
      一歩踏み出してポルシェを買い、それを維持しながら、
      さらに高みへ行こうとされる意識が、今の環境を作り上げられたのだと思います。
      素晴らしいことですね!

      2
  2. Driscoll

    こんにちは
    ブログ楽しく拝見しております

    R35などの国産スポーツカーを売却し、991.2 GT3を購入して人生変えよう?、としている者です

    現在車両検討中ですが、良いかなという個体をネットで見つけても、どうしても走行距離とポルシェセンターであるか無いかが気になってしまいます
    最近の車が3万キロ走行程度でヤレルわけなないだろうし、ある程度しっかりやっている会社であればポルシェセンターでなくとも良い店は多いと思うのですが、どうしても走行距離1万キロ程度、とか、ポルシェセンターで購入、とか考えてしまい、なかなか踏ん切りが効かないもので、、、、

    多くのポルシェにご試乗、ご購入しておられるHiroさんのご私見をお聞かせいただけると幸いです

    • HiroHiro

      Driscollさん、こんにちは。

      そうですね、出来れば私もポルシェセンターが良いと思います。その方が余計な気苦労しなくて良いからです。
      と、言いつつも、私は991GTSは普通の中古販売店で買いました。
      見るべきポイントとしては、記録簿、タイヤです。
      記録簿はディーラーで整備されているか、あとタイヤは承認タイヤ(ここをケチったり、グリップ力だけの安物スポーツタイヤを履いてないか)かどうか、
      変な減り方などしていないかが、その個体の使われた方をある程度予想できる重要なポイントです。
      走行距離などは最も優先度の低いチェックポイントで良いと思います。数々のポルシェを乗ってますが、1万キロ程度だとまだエンジンが馴染んでません。3万、5万からが本領発揮です。
      耐久性は有名なwataさんのボクスターのブログなどご覧いただければ、20万キロでも全く問題なく走ってますしポルシェのエンジンは非常に頑丈だと思います。(低走行車の方がむしろ怪しい)

      3
  3. Driscoll

    Hiroさん

     丁寧なご回答ありがとうございます
     国産中古スポーツカーは散々買っているのですが、外車は初めてなのでチョットビビり入っているようです(笑)
     大変参考になりました