ポルシェやBMWなどの名車を扱う中古車販売店、六甲ガレーヂのオーナーに取材してみた!

六甲ガレーヂ
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車好きが集う中古車販売店、六甲ガレーヂ。ポルシェを中心とした車の買い取り、オークション代行、委託販売、名義変更などを行っている。

取材したこの日、ガレージには、500万円分のオプション装着車である911カレラS(991.1)や、ホライゾンブルーの911(964C2)などが、大切に保管されていた。

六甲ガレーヂのオーナーは、富野さん。

本業は不動産業であるにも関わらず、車好きの趣味が講じて中古車販売店を始めてしまったという、自他共に認める車好きだ。

以前は、ポルシェ911ターボで、サーキットレースに参戦していた富野さん。

中古車販売店を始めた理由は?

富野:中古車販売店を始めたのは、様々なタイミングやきっかけが重なった偶然、必然とでも言いましょうか。

車屋をやるぞ」と前から決めていたわけではなく、

「車好きであること」
「ガレージハウスを建てたこと」
「自分の心境に変化が訪れたこと」
「コロナ禍により本業の仕事一時ストップしたこと」

といったことが重なり、ごく自然な流れで始めるに至りました。

六甲ガレージ

商談スペースには、オシャレなポルシェの絵が飾られている。

私の本業は不動産業。

もとは会社員として働いていましたが、起業して事業が軌道に乗り始め、ある程度お金に余裕が出てきた頃から「車がほしい」と思うようになりました。

とはいえ、当時は車に関する知識は皆無だったので、ネットで検索したものの、余計わからなくなり(笑)、まずは、中古の911(996型・ティプトロ)を購入。

その後、みんカラに投稿したり、車の集まりに参加して仲間から色々教わったりしているうちに、気づけば車にどっぷりハマってしまって、あれよあれよという間に、昨年、中古車販売店をスタートする運びとなりました。

六甲ガレーヂ

どんなクルマを扱っているの?

富野:ずばり、自分が乗りたい車です。

この車であれば、最終的に売れなくてもいい。自分がずっと乗っておきたい」と思えるくらいの車。

状態や程度はもちろんのこと、フィーリングや肌感覚で「これはいいな」と思えるものを仕入れるようにしています。

例えば、今お店にあるホライゾンブルーの964。珍しいボディカラーで、品があり、味わい深い車です。

ポルシェ911(964) 六甲ガレーヂ

ポルシェ911(964C2)

右ハンドルで、乗り始めはペダル位置に少し違和感を覚えますが、しばらく乗れば慣れますし、一般道でも、高速道路でも、ワインディングでも、どんな道を走っても楽しい。

だから最悪、売れなくてもいいかなと…(笑)

私の本業は不動産業なので、中古車販売で大きく儲けようとは思っていません。

もちろん、最低限の利益は必要ですが、社員や整備工場を抱えているわけではないので、固定費はさほどかかりません。

であれば、自分が「乗りたい」と思える車を、相場より高く買い取ることで売り手の方に喜ばれ、相場より安く販売することで、買い手の方にも喜ばれる。

「売りたい人」と「買いたい人」と「自分」が三方良しになるような、いわゆる近江商人の商売の感覚を持って、続けていきたいと思っています。

ポルシェ911 六甲ガレーヂ

ポルシェ911カレラS

とはいえ、最初の頃は失敗もありましたよ。

オークションで車を仕入れてみたところ、実際届いてみると車内が水浸しだったとか「これは騙されたなぁ…」という経験もしました。

それ以来「信頼できるお店や人から買い取る」「信頼できる人に売る」という「信頼をベースにした商売」を、より大切にするようになりましたね。

そして現在は、「ポルシェがわが家にやってきた」のブログ然り、様々なご縁のおかげで、自分の理想に近い形で、車の売り買いができるお店になりました。

今後の展望や大切にしていることは?

富野:六甲ガレージを通じて生まれた車仲間のコミュニティの中で、信頼できる人達と共に、三方よしの中古車販売店を続けていきたいです。

そういった意味では、遠方の方よりも、近くにお住まいの方とのご縁が強くなっていくのかもしれません。

六甲ガレーヂ

先程も言いましたが私は、中古車販売店が本業ではないので、「何が何でも買って下さい」と、無理して売ることはありません。

最悪売れなかったとしても、私がずっと乗っていたいと思える車しか取り扱わないので、「このオーナーさんであれば、お任せできる」と安心できる方に、ちゃんとお譲りするようにしています。

六甲ガレーヂ

例えば空冷ポルシェ。少し乗れば不具合が出たり、故障したりするのが常ですよね。

なにせ、数十年前に作られた車ですから。

むしろ、整備したり、直したりして、まるで子どもを養うかのような感覚で所有するのが空冷ポルシェの魅力の一つだと思うので、それくらいの大きな器で、大切にしてもらえるオーナーさんにお譲りしたい。

今、日本にある程度の良い車や名車が、どんどん海外に流出しています。

ですから、六甲ガレーヂを通じた仲間内のコミュニケティの中で、価値ある名車をみんなで楽しく守り続けていけたら、こんなに素晴らしいことはありません。

そんな気持ちで、これからも楽しく、お店を続けていきたいです。

六甲ガレーヂ


車愛とユーモアに溢れた富野さん、この度はインタビューさせて頂き有り難うございました。

そしてなんと、「ポルシェがわが家にやってきたの記事を見た」と言って頂くと、買い取り・購入共に、ブログ限定特別価格で対応いただけることに!

車の買い取り、オークション代行、委託販売、名義変更等お考えの方は、ぜひ一度「六甲ガレーヂ」へ連絡してみてはいかがでしょうか。

【六甲ガレーヂ】
グーネット
https://www.goo-net.com/usedcar_shop/0700861/detail.html
カーセンサー
https://www.carsensor.net/shop/hyogo/324540001/#contents

Mina

ポルシェブログ「ポルシェがわが家にやってきた」管理人、3児の母。数年前までは、車に全く興味が無かったが、夫がポルシェを買ってきたことをきっかけにポルシェの素...

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