芦有ドライブウェイの走り方 – コースガイドと注意点 –

芦有ドライブウェイ

夫が週に最低2回は足を運ぶ、芦有ドライブウェイ。私も、ようやく最近芦有ドライブウェイの展望台デビューを果たし、芦有の魅力を肌で感じ始めている。というわけで今日は、夫が芦有ドライブウェイの走り方について記事を書いてくれたので、それをご紹介しようと思う。

芦有ドライブウェイ

芦有ドライブウェイは大小合わせて約37個のコーナーで構成され、約10kmほどの有料道路だ。読み方は『ろゆう』と読む。発音的には『ろーゆー』や『ろーゆう』とやや伸ばし気味に言う方もいらっしゃるようだ。

1962年に開通しており、有料道路ではあるが、エリア内には住宅地も存在している珍しい道路だ。昔は夜に走り屋なども多く、今でもYouTubeなどで昔の走り屋の様子などは確認できるが、今ではかなり少なくなってきており、交通量も少なく気軽に大阪や神戸からもアクセスできるドライブウェイだ。

なお、二輪車は土日祝日は走ることができないのでライダーの方は注意。これは六甲山系の他の道路でもよくある規制だ。もういい加減、こんな規制はそろそろ見直してほしいものだ。

今回、芦有を走り始めて約20年になり、最近は平日でも出勤前に寄ってから行くほど通い詰めている私が、初めての方向けに芦有ドライブウェイの解説と注意点をまとめてみようと思う。

通行料金

料金は初めての方には少しややこしいかもしれない。普通車は全線を通行すれば930円かかり、途中の宝殿ゲートで降りれば410円だ。
ちなみに、芦屋ゲートからクルマ好きが集まる東六甲展望台まで行き、そこから引き返して、再度芦屋ゲートから出る場合は410円だ。この辺りが少し分かりにくいので整理してみよう。

ちなみに、ETCやクレジットカードは使えないので、現金を忘れずに

東六甲展望台に行って帰る場合の料金表

区間 料金
①芦屋ゲート ⇔ ⑨東六甲展望台 410円
⑪宝殿ゲート ⇔ ⑨東六甲展望台 410円
⑳有馬ゲート ⇔ ⑨東六甲展望台 520円

コースマップ

今回、芦有ドライブウェイを走られる方向けに、コースマップを作ってみた。そして、説明するにあたり各カーブの名称を調べてみたが、どこにも情報がなかったので、誠に勝手ながら各エリアやコーナーに名前を付けてみた(コダワリは無いので、もし他にいい名前や、既に名前をご存知の方はコメントください)

芦有ドライブウェイ コースマップ

①芦有ゲート(料金所)

芦屋市内方面からはここが入り口になる。市内からここに至るまでの道もワインディングではあるが、道幅は広くなく、かつキャッツアイも多いので、あまり楽しくはない。
ゲートは右ハンドルでも、左ハンドルでもOKだ。バーは無いので、そのまま通り過ぎそうになるが、通行券は忘れずに取っておこう

料金所を入るとすぐ横に駐車場がある。ハイカーの方などがクルマを停めていたりする。トイレや自販機もある。
遅い車が前にいる時はここで少し休憩でもして、先に行かせてあげてクリアラップが取れるまで待とう。

②赤池コーナー

赤池から流れ出る小川の上に小さな橋があり、その橋のある箇所の緩やかなコーナーになる。
冬場は橋の上は凍結していることもあるので、慎重に走ろう。

③奥池S字

赤池コーナーを抜けしばらく行くと、S字カーブがある。ここも橋になってる箇所があるので、冬期は路面凍結に注意しよう。これを抜けると住宅街が出てくるので、スピードを落とそう。

④奥池ストレート

ここはもう、『ピットロード』と思ってほしい。奥池という住宅地を通るエリアであり、横断歩道やハイカーの方も多い。
特に早朝にここをスピードを出して走ることは大変な迷惑になる。今でも苦情が絶えないようで、たまに近所の方の通報により展望台に警察官が上がってくることもある。
必ずここは速度を落とし、高めのギアでエンジンを回さずに静かに通り抜けよう。991型のGT3RSの方は『ピットスピードスイッチ速度制限機能』を使おう。
また、たまに速度違反のネズミ捕りや白バイが潜んでいることもあるので、くれぐれもここは安全運転でゆっくり走るべきだ。

⑤社家郷(しゃけごう)コーナー

ここからが芦有ドライブウェイの本コースになると言っても良いだろう。ほぼ90度で左に折れる中速コーナーだ。足回りの良いクルマで走ると非常に気持ちが良い。
社家郷というのは西宮市越水社家郷山という地名から取った名前だ。

⑥社家郷ストレート

社家郷コーナーを抜けると、緩やかな右カーブが含まれる長い上りのストレートが現れる。途中、退避所もあり、そこにクルマを止めて撮影をしてもよい。紅葉時などは特に綺麗だ。

⑦社家郷ヘアピン

標高を上げていくと、大きく緩やかなヘアピン状のカーブがある。景色もよく、大変気持ちの良いコーナーの一つだ。

⑧芦有ループ

90Rほどの円形のカーブ。
ループの途中には金井トンネルがあり、それを抜けるとすぐに展望台の出入り口があるので、くれぐれもスピードは控えめに。

⑨東六甲展望台(お山)

通称『お山』と呼ばれることもある。『今日はお山に上ります』というと、『今日は芦有の東六甲展望台に行く』という意味になる。
この展望台に毎週日曜日のAM8:00頃から11:00頃まで関西の自動車エンスー達が自然発生的に集まる。
ここには土日祝日のみ営業する芦屋RouteCafeがあり、コーヒーや軽食を取ることもできる。

ここから見える夜景はドラマ・半沢直樹のロケ地になったことでも有名。大阪平野が一望でき、条件が良ければ関空や和歌山の山々、あべのハルカスなども見える。夜には大阪平野〜神戸の一部にかけての夜景がとても美しい。

芦有ドライブウェイ 夜景

⑩宝殿S字

緩やかなS字カーブが続く。ここを軽やかに気持ちよく走れるかどうかで、クルマの『楽しさ』はある程度分かる。
軽く流して走るのが気持ち良い。

⑪宝殿ゲート(料金所)

この料金所で出て、左に行けば六甲山、右に行けば西宮市街、宝塚市街に行ける。
①の芦屋ゲートから入って、ここで出ると普通車は410円だ。

⑫芦有隧道(ろゆうすいどう)

芦有の最も長いトンネル。晴れの日でもトンネル内の路面はウエットのことが多いので注意しよう。
また必ずと言っていいほど、水しぶきでクルマのフェンダーが少し汚れる。

⑬芦有エッセス

マウントパノラマサーキットの山岳エリア(The Esses)を思わせる区間なので、名付けた(笑)
やや狭く高低差がある細かなカーブが続き、キャッツアイもあるので、慎重なハンドル操作が必要。ここは頑張りすぎないように。

⑭十八丁(じゅうはっちょう)コーナー

十八丁山に沿ってほぼ90度のコーナーが2つ連続し、有馬隧道のトンネルへと繋がる。

⑮有馬コーナー

上から見ると大きなCの字になっている。快走できる緩やかなコーナーだ。
途中に小さな有馬展望台があり、有馬温泉街や三田市方面を眺めることができる。自販機などもあり、ここは、より走りを楽しみたい人達が集まっていることが多い。また、すぐ先に有馬展望台をもう少し小さくした『北摂展望台』という小さな退避所がある。

⑯有馬ヘアピン

逆バンクになっていて、有馬方面から上がってくると少し怖い。クルマの性能と腕がモノを言うテクニカルコーナー。

⑰有馬スクエア

ニュルブルクリンクのミニカルーセルがあるコーナーにも形が似ているが、上から見ると、四角形の形に見えることから命名。
コーナーの入り口に、少し大きめの退避所『金仙寺湖展望所』があり、私がよく撮影スポットとして利用しており、箱根ターンパイクで言うところの『御所ノ入駐車場』みたいなものだと考えている。

ポルシェ 981ボクスターGTSの後ろ

⑱金慶橋S字

金慶橋という道路橋の付近のS字だ。高低差もあり、非常に楽しい。
金慶橋は箱根ターンパイクのほおずき橋に雰囲気は似ているが、かなり小さい。『ミニほおずき橋』と言ってもいいだろう。国内で唯一の構造用強度材としてアルミニウム合金が使用された貴重な道路橋だそうだ。

⑲瑞宝寺カーブ

有馬ゲートへ向けて緩やかなカーブがいくつか続く。非常に走りやすく、気持ちが良い。途中、『料金所200m先』という青い看板のところが退避所になっている。

⑳有馬ゲート(料金所)

ここを出ると有馬温泉まではすぐだ。①の芦屋ゲートからここまで通行すると、普通車で片道930円になる。

これだけは守ろう

芦有ドライブウェイは気持ちよく走れる道ではあるが、当然ながらサーキットでは無い。観光客や路線バス、地元の方のクルマなども走る公道だ。言うまでもないが、一歩間違えば大事故になる可能性がある。走る時は安全マージンを十分に取り、他のクルマに迷惑がかからないように走ろう。サーキットを走った経験のある方ならよく分かると思うが、一般道で非常識に飛ばすのは本当に危ない。

また、上記にもあるが、特に④奥池ストレートの区間は絶対に、絶対に、飛ばしてはいけない。近所迷惑になるので、できるだけ静かに、ゆっくりと走ることを強くお願いしたい。

芦有ドライブウェイは関西のクルマ好きにとってのまさに『聖地』だ。
この聖地がクルマ好きの社交場として、ずっとこれからも続くよう、ルールとマナーを守って楽しんでいただければと思う。

Google Map版はこちら。

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