718 GTS 4.0発表

先日、718GTSの4.0L水平対向6気筒 NAエンジン搭載モデル「GTS4.0」が発表になったということで、ネットでは結構話題になっていた。今発売されている718GTSは4気筒モデルで、718スパイダーやGT4だけが6気筒モデルなのかと思っていたが、この度、6気筒NAエンジンがGTSに復活した。

GTS 4.0の仕様については、様々な記事で詳しく紹介されているので、こちらの記事ではそこまで詳しくは触れないが、

・最高出力は400ps（4気筒版GTSより、35PS増）
・0-100km/hタイムは4.5秒
・最高速は293km/h
・トランスミッションは、まずは6速MTのみ設定
・日本仕様は現時点では右ハンドルのみ
・GTSモデルということで、「スポーツ・クロノ・パッケージ」「PASMスポーツサスペンション」「ポルシェトルクベクタリング（PTV）」は標準装備
・エクステリアは、GTSモデルならではのブラックカラーのデザインエレメントが特徴
・GPF（ガソリン・パティキュレート・フィルター）が装着されている（日本仕様は不明）
・日本でのボクスターGTS4.0の本体価格は11,110,000円

といったところだろうか。

981ボクスターオーナーからみた「GTS 4.0」

この「GTS 4.0」が発表になった日の朝、夫が、

GTS4.0っていうのが出たけど、718GTSを既に買ってた人からしたら複雑な気持ちかもなぁ。僕の知り合いの人も718ボクスターGTS買ってはったけど…

と言っていた。それに対して私が「ほんまやなぁ〜ポルシェももうちょっと発売のタイミングとか考えてくれたらいいのになぁ…」と言うと、

いや、ポルシェはよくこういう出し方するで。後出しジャンケンはよくあるw まぁ…4気筒の718の販売が予想より悪かったのかなぁ…そうか、昔からのポルシェ好きがあまり4気筒に興味を持ってくれなかったのか…。

と。

ちなみに、現在夫は918ボクスターGTSを所有しているが、そんな夫は今回の「GTS4.0」発表を受けてどう感じているのか、少し見解を聞いてみることにした。すると、

もし今、ボクスターやケイマンを初めて新車で買うなら、このGTS4.0はかなり良いと思う。もし、僕が981ボクスターGTSを持っていなかったら、間違いなく買う。
理由としては、やはり「6気筒のNAエンジン」だということが大きい。それに加えて718の強靭なシャシー性能、GT4やスパイダーよりもストリート重視。言うことないやん。しかもGTS。生産台数も多くはないだろうから、リセールが良いことは容易に想像できるし、めちゃ良いと思う。

と。「じゃあ、買い替えるん！？」と聞くと、

いや、買わんw なぜかというと、一つは右ハンドルのMTだから。それが一番大きい。わざわざ、左MTの981ボクスターを売って、追加コストを払って、自分にとって運転しにくい右MTに変える理由がない。（右のPDKなら全然良いけど）
次に、やっぱり981ボクスターGTSのエンジン音を手放すことができない。それくらい、981のあの音は良い。個人的にはここ10年くらいのポルシェの中では間違いなくベスト、名機だと思う。街中で流しても、ワインディングで飛ばしても超良い音や。
それに日本のワインディングで丁度扱いきれる330PS。このクルマは絶対的な性能よりも幸福度が高すぎるねん。だから、これも追加コストを払ってまでして、わざわざ変えたくない。

と。なるほどなるほど。

私も、今の981ボクスターGTSのエンジン音は本当に大好きで、泣きたくなるほど感激するので、「夫には981をずっと所有し続けてほしいなぁ」と思っていたので安心した。

とはいえ、知り合いの方がどなたかが「GTS 4.0」を購入された折には、ぜひ助手席に乗せてもらえたら嬉しいなぁ…と思っているw

＊画像出典：Porsche Newsroom「The new 718 GTS 4.0 models: driving pleasure for all the senses」