ランボルギーニ・アヴェンタドール LP750-4 SVを体験|マクラーレンやポルシェとどう違う?

アヴェンタドール SV
ランボルギーニ

ランボルギーニ・アヴェンタドールSVを助手席で体感

次に運転をオーナーさんに変わり、私は助手席で体験させてもらうことにした。エンジンもしっかり回し、コーナーもそれなりの速度で駆け抜けていく。高回転でのエンジンサウンドもさることながら、ハンドリングも素晴らしい。

特にタイヤの接地感が強烈だ。ここまでしっかりタイヤがグリップしている感じを出せるということは、相当なボディや足回りの剛性があるのだろう。

アヴェンタドールを運転中

中速で駆け抜けるヘアピンカーブも、安心感がとても強い。タイヤがしっかりグリップしていて、助手席でも全く不安な感じがしない。全長4.8m、全幅は2mを超える大型スポーツカーとは思えない動きで、むしろ軽快ささえ感じる。

そして、直線での加速感も素晴らしい。NAエンジンなので、マクラーレンの一気に立ち上がるターボの大トルクからくるイキナリの加速感みたいなものは薄めだが、息の長い加速Gは強烈で、さすがは750psを誇るクルマなだけはある。

試乗も終盤に差し掛かってきた時、ふと思い出したことがあった。そういえば、このクルマは4駆だったことをすっかり忘れていたのだ。運転中も助手席でも、全く4駆のクルマという感じはせず、フロントにトルクがかかっているなど微塵にも感じなかった。

そのくらいMR的な動きであり、アンダーステアとは無縁のハンドリングだったことを付け加えておく。

アヴェンタドールSV

アヴェンタドール LP750-4 スーパーヴェローチェ、車両本体価格だけでも5000万円を超え、世界でたった600人の人しか所有できないクルマだ。もはや、ここまでくれば観賞用の美術品といってよいレベルだが、その走りは単なるお飾りの美術品ではなく、ホンモノ感に溢れるものだった。

いい仕事してますね」と開発者を讃えたくなる、そんなクルマだ。

貴重なクルマを体験させていただいたオーナーさん、有難うございました。

Hiro

Minaの夫です。 ファッションやステータスシンボルのためにクルマは乗りません。運転して楽しく、工業製品として優れ、作り手の意思が感じられるようなクルマを好...

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