【ポルシェオーナーズファイル #21】ケイマン S(987) 購入・オプション・走行レビュー

ポルシェオーナーズファイル

「様々なポルシェオーナーの生の声を共有してほしい!」という読者の皆さんのご要望からうまれた企画「ポルシェオーナーズファイル」。第21弾は、「kazu」さんから頂いた、「ケイマン S」購入・オプション・走行レビューです。

〘オーナー情報〙
・今回紹介する愛車:2009年製 Cayman(ケイマン) S PDK 37,000㎞
・ペンネーム:kazu(kazuさんのブログ:60歳からの PORSCHE 987 Cayman S PDK
・お住まいの地域:関東
・家族構成:妻、息子2人、娘2人
・過去の愛車遍歴:
自分名義では、VW POLO Sport Line、FIAT Abart PUNTO、VW Scirocco 1.4 TSI、VW Scirocco R、
セカンドカー:FITハイブリッド、Porsche Cyaman S PDK
・読者の皆さんへ一言:
987は現実的な値段に下がってきました。日々検索し、今回は完全に運命の出会いで(都合の良い言い訳ですが)、還暦なのも背中を押してくれて、在り来たりですが、思い切って、一目惚れで即決、購入しました。

1)購入に至る経緯

ポルシェへの憧れ

ポルシェへの憧れは、小学生時代にさかのぼりります。「オトキチ(死語)」だった父に連れられて、完成したばかりのFuji Speed Wayに何度も連れて行ってもらいました。まだ30度バンクがある時代です。

安全性が確立していない時代ですから、毎レースごとに死者がでる(あの「風戸」もリアルタイムでした)壮絶な世界でした。そのなかで「生沢徹」が走らせる910の速さと安定性、素晴らしいスタイル、そしてサウンド、小学生には刺激が強すぎました。

その後は、定番映画「栄光のルマン」とSteve Mcqeen。今でも時々無性に見たくなって大音量で楽しんでいます。917は、永遠に私の中で『ベスト・レーシングカー』です。

そして、ブレーキとアクセルの踏み間違えをする年齢になる前にいつかはポルシェ、純粋なスポーツカー、そして、無駄な電気デバイスがない「ガソリンだけで走る」ポルシェを探していました。

ポルシェの中古車を検索し

正直申し上げて、新車ではとても入手出来る価格ではありません。蛇足ながらクルマ意外に30年以上続けているグライダー(ハングやパラではなく「航空機」)を所有しているので、クルマに掛ける予算には制限があります。身の丈を忘れないようにしてます。

日々中古のポルシェを探していましたが、10年落ちの987であれば、国産車と変わらない価格帯の個体が見受けられるようになりました。

今の愛車を選んだ決め手

一番の決め手は、当然「フラット6」であることです。水平対向6気筒は譲れません。

そして「PDK」であること。スポーツカーならマニュアルが本道ですが、VW Scirocco のDCT(VWではDSG)のシフトアップ&ダウンには魅了されてしまいました。時代はDCT、スポーツ走行でも、自分がシューマッハになった気分を味わえます。

そして、ポルシェとなれば、当然PDKを選択しました。

次に、「走り以外の無駄なオプションが付いてないこと」。Cayman Sにはスポーツクロノ、PASMは必須、パドルシフトも付いています。しかしその他は、クルーズコントロール、リアウィンドワイパーなし、内装は黒のビニールレザーと簡素。私の趣味にピッタリでした。

車体カラーもミッドナイトブルーメタリック。オトナの色が好みです。

2)オプション/仕様

中古なので、上記のオプション仕様になります。購入後は無改造です。

3)納車までの経緯

これも都合の良い解釈なのですが、そのショップは家から10分もない距離にありました。ドイツ車系のチューニングショップで、以前から気になっていたのですが、もの凄くマニアックなので入店に躊躇していました。

まさかここに「運命の1台」があるとは…やっぱり運命を感じました。

バッテリーは新品に、タイヤもPilotSort4本新品にしてもらいました。

4)所有してみて感じるポルシェの性能

①エンジン / エンジン音

始動時、スカっと!抜けるNAエンジンフラット6サウンド。前に乗っていたVW Scirocco Rはノーマルながら低音の効いた始動音でしたが、低周波過ぎて、夜中は気を使いました。987は静かです。

フラット6、3436㏄は、中低速ではひたすらジェントルに回ります。背中の存在も意識しないほどですが、レブカウンターが「12時」を過ぎると激変します。低速でも乗り味があり、すべてのスピードレンジで退屈しません。

②PDKの評価

PDKに関しては評価が分かれると思います。私はVWで2台DCTを乗って来たので違和感はないのですが、低速ではやはりギクシャクして、トルコンには勝てません。

先日最新のカレラ4S PDKに試乗したのですが、さすがに進化していました。発進時のマナーの良さは素晴らしい。でも、シフトアップ&ダウンには顕著な差を感じなかったので安心しました。

③乗り心地、のり味

ノーマルダンパーでは、ドイツ車の平均レベルよりも少し硬いくらいで、Sciroo Rの方がスパルタンでしたが、Sport、Sport+では激減しますね。レーシングカー状態です。

④ハンドリング / ブレーキ

かなりどっしり重いパワステですが、走り出せばぴったりオンザレール。交差点を曲っただけで、MRを痛感します。峠は速いけど難しい。Scirocco Rのように安直にアンダーステアで回りませんが、ライン取りの自由さからもうFFには戻れません。

しかし、特に峠の登りではフロントタイヤの荷重、リアの滑りを意識しないと、ノーマルタイヤでは簡単にスピンしますね。危なかったことが何度かありました。かなりのスピードでした。

ブレーキは、完璧ですね、噂通り。自由自在にコントロールできます。今までは「真綿で閉める」ようなブレーキフィーリングがベストだと思っていましたが、まったく考えが変わりました。

ただし、ブレーキ鳴き、キャリパーやディスクを交換しましたが、改善されず諦めました。渋滞時は、いかに鳴らさないように減速し停止するかに楽しみを見出しています。それと、ブレーキダスト。もうどうにもならないので、あまり掃除しません。これも効くブレーキの証なんでしょうね。

⑤燃費 / メンテナンス

燃費

燃費にはビックリしています。街中ではさすがにリッター6キロくらいですが、ツーリングでマナーよく走ればリッター12キロ走ったのには驚きました。最悪では、公道かどうかは申しませんが、リッター3.3キロでした。

メンテナンス

メンテナンスは、フロントブレーキを交換、パッドも残り5㎜以下だったので交換しました。オイル交換は5,000㎞で行いました。オイルはショップいち押しの「Moty’s 5W40」を使っています。ドライサンプなので8リットルは痛いですね。

その他は、購入後12,000㎞走っていますが、ノントラブルです。

⑥家族、周囲の反応

妻には事後報告でした。そりゃ驚きますよね。ポルシェといえば、メルセデスやBMWを超越した存在ですから。でも価格を話して納得しもらいました。普段はFITハイブリッドがあるので、不自由はしていません。

友達は少し失いましたね。「あいつポルシェ乗ってるぜ!」って引かれてしまいます。まあ小さな犠牲ですけど。

⑦お気に入りポイント

すべて。

ポルシェと言えども、ドイツ車は実用がありますから、「普段使い」でスーパーへ行ってネギを助手席に積んで走っています。小回りが効くし、車幅が1800㎜ですからね、扱いやすいです。前後のラゲージスペースも充分。2人乗りであること以外、何も不満はありません。

5)今後ポルシェを購入するなら絶対つけたいオプション

絶対にスポーツクロノ、PASM、必須です。PDKも。これだけあれば充分です。

6)気になる部分

「アバタ」すらもないし、感じません。

7)総評

981にはアイドリングストップなんて「野暮」が装備されちゃいました。それに個人的にリアビューの引き締まったハッチバックが最高です。981からボテッとしてしまったのは、個人的感想です。

ゆえに987のスタイルがベストだと自賛しています。

〘ブログ管理人の所感〙
私は987ケイマンには乗ったことが無いのですが、空冷時代のポルシェの良さが残ったケイマンなのかなぁ…。ぜひ一度乗ってみたいなぁと、今回kazuさんからいただいたレポートを拝見して思いました。いつの時代のポルシェも、それぞれに魅力的なのですね。ポルシェはやはりすごい。kazuさん、有難うざいました。

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  • コメント ( 2 )

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  1. 風の坂道

    ケイマン!きっと取り回しが最高なサイズなんでしょうね!

    私のオーナーズファイルと同じ建物が写っているので、親近感が増しますっつ(笑)

    • MinaMina

      風の坂道さん

      >私のオーナーズファイルと同じ建物が写っているので、親近感が増しますっつ(笑)
      本当ですね!駐車場の位置が違うだけで、後ろにうつっている建物は同じなのですね(笑)
      987ケイマン、ぜひ乗ってみたいです!