空冷ポルシェ911を検討中 ー 964 カレラ4について調べてみた

空冷ポルシェ

空冷ポルシェ911について

先日夫が名古屋まで空冷を見に行ったので、その感想を聞いたところ「うん、普通に良い車やったわ」と淡々と話していたので、すぐに買う感じではないのかなぁと思っていた。するとそこから数日経ったある日、こんな雑誌が自宅に届いた。

自動車専門誌カーグラフィックの、歴代911(964・993・996・997)の評価や、ロードインプレッションの記事をまとめた総集編だ。カーグラフィックのWEB版が開設される前の内容なので、ほとんどがネットには出ていない記事らしい。っていうかよくこんな雑誌見つけてきたなぁ(笑)

夫がここまで真剣に情報収集をし始めたということは、空冷ポルシェ購入に向けていよいよ本気で考え始めたということだ。(夫の車の買い方についてはこちらの記事で書いています↓↓)

→【参照記事】ある日夫が、メルセデス・ベンツSL500(R129)を買ってきた−車好きの夫の車の買い方

100%納得してから買いたい夫

夫にそのあたりを聞いてみると、

「今、964か993かどちらにするかで悩んでるんや。だから、964と993が発売された当時に一体どんな評価をされていたか、正確に把握しておきたいと思って、カーグラの雑誌を探して買ってみたんや」

ということだった。ポルシェの営業マンじゃあるまいし、そこまで知っておかんでも…と思いつつも、夫は何でも100%納得しないと購入しない性格だもんなぁ(笑)

というわけで、私も、机に置いてあったこの雑誌を何気なくパラパラとめくってみた。すると、なかなか興味深い内容だったので、今日はその中でも「3代目911:964カレラ4」についてまとめたものを紹介したいと思う。

ただ、頑張って理解しようと読み進めても、知識不足で私自身理解不能な箇所もあったので(爆)…あくまでも、私の理解できた範囲でまとめてみることにした。

911(964型)の概要

964に関しては「カレラ4」が先に発売され、その後「カレラ2」が発売される形となった。「964 カレラ4」のデビューは1989年。911誕生から25周年にあたる年だ。当時の「ポルシェの959」(当時のポルシェが持つ技術を結集したレースカー)のノウハウがふんだんに盛り込まれ、ポルシェ初の量産型4WDスポーツカーとして登場した。

ちなみに「964」というタイプ名は、ポルシェがカレラに4WDシステムを導入したということで「4」が入っているそう。964の概要は、

・【全長】4,252mm×【全幅】1,652mm×【全高】1,320mm
・フルタンク状態の重量:1,450kg
・トランスミッション:5段マニュアルのみ
・260km/h以上の最高速度、0-100km/h:5.9秒

大きさに関してのみ言うと、今の911カレラ4(991型:【全長】4,499 mm×【全幅】1,852 mm×【全高】1,295 mm)よりも、一回り小さいことが分かる。

964は先代930型と何が変わった?

先代の930との違いに関して、外観だけ見ると違いはわかりにくいが、中身に関してはほぼすべて新規に設計されているそうだ。車の中身に関する先代との違いは以下のとおり。

・空調システム機器(エアコン)が組み込まれた
・サスペションはコイル・スプリングと軽合金トレーリングアームが採用され、粗い路面からの騒音の伝達が軽減された
・ブレーキキャリパーは、コスト高の理由で一旦廃止された軽合金製が復活した
・ポルシェのシンボルであったFucks(フックス)鍛造ホイールは廃止、16インチのアロイホイールに代わった
・ボッシュ製の ABSシステム(アンチロック・ブレーキ・システム)が標準装備となった
・パワーステアリングが導入された
・排気量は先代の3.2lから3.6lへと拡大され、当時のポルシェの水平対向6気筒エンジン中、過去最大となった

一方、外観上の変更点として最も大きな違いは「リアスポイラーが格納式になった」こと。先代までの911では、高速で安定走行したい場合は、オプションで「フロント・エアダム」や「リアスポイラー」を装着する必要があった。ただ、それらのオプションをつけてしまうと、911本来の美しいフォルムを損なうため、嫌がるオーナーも多かったそう。

この964からは、そういったオプションをつけることなく、高速での素晴らしいハンドリングを手に入れられるようになった。

各項目でのCGの評価は?

次に、各項目でのカーグラフィックの見解、評価を見てみると…?

①ステアリングフィーリング

ステアリングフィーリング(ハンドル操作を通じて感じる操舵感)はとても軽く、キックバックもずっと少なくなった。直進性は抜群、バンクの侵入や脱出でも気を遣うことなく、安心して走れる。4WDならではの安定性があり、コーナーでアクセルを離してもスピンしない。

ただオーバーステアが弱くなりスピンしにくくなったとはいえ、「スリリングな操縦性が魅力。誰でも乗れる車はもはや911ではない」というファンにとって、RWDの持つ面白さはしっかり残されていると言える。パワーステアリングの感触は、スポーツカーとして適度に重めの操舵力を持つ。

②4輪駆動

ポルシェは一貫して「前輪で操舵を、後輪で駆動力をコントロールし、4輪でコーナリングすること」をポリシーとしてきた。「カレラ4」に関しては、駆動力は前輪にも与えられることになり、約3割が前輪に、約7割が後輪へと分散された。

これは、当時のアウディ・クワトロをはじめとした4WDの50:50の常識から外れた設定ではあるが、これにより、ポルシェの考える理想のハンドリングをがしっかり残されていると言える。4WDのため、路面が滑りやすい状況でも、高速で飛ばしても、走行は安定している。

③マニュアルトランスミッション

各ギアでMAXの6800rpmまでひっぱると、1速で65km/h、2速で110km/h、3速で160km/h、4速で210km/hという速度をたたきだす。また最後の5速にいれるとメーター表示はは275km/hを超える。以前のポルシェで270kmを出したときは冷や汗ものだったが、これが同じポルシェのリアエンジン車だとは思えないほど安心して走れる。

④乗り心地

乗り心地はややかためだが、スポーツカーとして許せる範囲。音もとても静かになっており、風切り音も先代930より格段に小さくなった。

マイナスポイントと総評

一方で、マイナスポイントも書かれてあった。

■マイナスポイント

低速域でのリアの横剛性の弱さと、普通に走っているときには気づかないが、Uターンや狭い場所では小回りがききにくいことがマイナスポイントとしてあげられている。

■総評

964「カレラ4」は、今までの911のように、アクセルを踏めばアンダー、話せばオーバーといった極端なステア特性の様変わりを見せることなく、安定した操作が可能。とはいえ、一般的な4WDのような安定性志向のハイウェイクルーザーではなく、高速コーナーでも安心して飛ばせるし、低速コーナーでも楽しめる。まさに、ハンドリングを追求し、コーナリングの真髄を味わえるスポーツカーだ。89年に現れた車の中で、もっとも注目に値する車といえよう。

とのことだ。この964「カレラ4」は、89年9月(発売から半年)の時点で、日本での販売はすでにその年の申し込み分は完売していたとのことで、その人気ぶりが伺える。

空冷と一言で言っても奥が深いなぁ。私はデザインだけで言うと、964の目が飛び出している感じ(いい表現が分からない…)が可愛くて好きだなぁ。というわけで、また数日後に、964「カレラ2」や993についての記事も書いてみたい。

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