ポルシェ パナメーラと空冷911で、福井へツーリングに行ってきた

ポルシェ・パナメーラ

パナメーラと空冷911で

以前、富士スピードウェイの走行会にお誘い頂いたWRPの須賀社長からご案内頂き、先日、福井県までツーリングに行ってきた。家族4人で参加しようと前々から楽しみにしていたのだが、前日に次女が胃腸風邪にかかってしまい…(このパターンも、もはや恒例w)

私は残念ながらお留守番だなぁ」と思い諦めていたところ、お医者さんでもらった薬がとても効いてくれて、次女の体調が一瞬で回復したので、急遽ツーリングに参加できることになった。

実は私、ツーリングに参加するのが今回が初めて。なので、「みんなで何話すんだろう…」「どんな人が来るんだろう…」と少しドキドキしていたが、実際に参加してみると、皆さん良い方々ばかりで、とても楽しいツーリングデビューとなった。

ソラノネ食堂へ

主催のWRPさんは名古屋の会社なので、名古屋方面から来られる参加者が多かったが、私達は兵庫から向かうので、昼食休憩場所である「ソラノネ食堂」で合流することになった。ソラノネ食堂は、滋賀県高島市安曇川にある。かまどでご飯を炊きあげたり、地域で育てられたお野菜で作ったお料理を堪能できるなど、こだわりの自然派レストランという雰囲気だ。


*画像出典:ソラノネ食堂

当日の朝は8時半に家を出て、夫は空冷911(964C2)で、私と娘たちはパナメーラで出発。名神高速に乗り、目的地を目指して快走を続けたが、高速道路を降りたあたりが結構混んでいた。そりゃ休みの日はこうなるわな。

その後、下道を30分ほど走ったところで、コンビニに寄って休憩することに。このあたりは田んぼが多く、ちょうど田植えシーズンだったので、子どもたちは「お水がいっぱいだー!」と言って思いの外はしゃいでいた。

そうか…この子達は、田植えや、苗が植えられている光景を見たことが無いんだなぁ。

私は、田んぼに囲まれた京都の田舎で生まれ育ったので、この光景は見慣れている。小学校の授業でも、近くの田んぼをお借りして田植えや稲刈りをさせてもらって「自分たちで収穫したお米で餅つきをして食べる」というのが毎年の恒例行事となっていた。

田植えの時には裸足で田んぼに入るので、生徒が口々に「痛−っ!ヒルに噛まれたぁ!」とか「ほんまや、血ぃ吸っとるぞ!」とかきゃーきゃー言いながら田植えさせてもらっていたなぁ…でも今は、安全の面を考慮して、そういった体験も出来なくなっているのかもしれないなぁ。

しばらく田んぼを眺めた後、ソラノネ食堂へ向けて再出発。このあたりは、とても綺麗で気持ちの良い農道が続いていたが、やはりとろとろ運転のクルマが多く、快調に走ることは出来なかった。まぁ、地元の方の生活道路だからそれは仕方ないか。

目的地まで5分になったあたりで、道が急に細くなってきた。車1台通るのがやっとという場所も。空冷はコンパクトだから余裕だけど、パナメーラはギリギリで緊張した。

この山道を抜けると民家の一角に出たが、「え、こんなところに本当にレストランなんてあるの?」と思いながら次の角を曲がった先に、ソラノネ食堂はあった。

緑豊かな素敵な場所だ。奥には馬が放牧されているのが見えた。そして駐車場らしき場所に目をやると、既にポルシェや名車たちが集結しているではないか!

緑の絨毯にポルシェ」…多少違和感を覚えつつも、意外とよく似合っている。今回のツーリングには、30名、約15台が参加されていたそうだ。ナンバープレートを見ると、浜松や、名古屋…また、私たちと同じく神戸ナンバーもあった。

ちなみに、こちらのレストランでは「かまどご飯セット」、子どもたちはカレーライスを注文した。どのおかずも、食材の味をしっかり味うことが出来、体が喜ぶ味で、美味しかった。

ランチの後は、オーナーやご家族同士情報交換したり、子どもたちは裸足になってはしゃいだり…「こんな砂や草だらけでパナメーラに乗るとかやばいやん」と思いつつ、子どもたちは大自然で走り回れて、大満足だったようだ。

次ページ→晴天の中、真っ青な日本海沿いの道をパナメーラでツーリング!

日本海へ向けて出発

ひとしきり遊んだりお話した後、次は、一路福井の海沿いの道を目指すことに。すると、次第にお天気が回復してきた。

運転しながら横に目をやると、眼下には真っ青な日本海が広がっていた。太平洋とはまた違う深い青色で、とても綺麗だった。

以前は、「日本海って曇っていて、波しぶきがざっぱ〜んときて荒れ狂っている海」みたいな勝手なイメージがあったけれど、晴れた日の日本海はこんなにも綺麗なんだなぁ。素晴らしい眺めだった。

あまりにも綺麗だったので、急遽途中にある駐車場にみんな車を停めて、しばし撮影タイム。ただ、その間もパナメーラに乗っていた娘たちは爆睡していた。

こんな寝相になっているということは、私が山道で結構攻めた走りをしてしまったということだろうか…(-_-)その後は、最終目的地である、敦賀のお土産スポット日本海さかな街を目指す。その間も、道がとても綺麗だった。

○○ラインといった有料のドライブウェイはもちろん綺麗だけど、特に名前の無い広域農道や海沿いの道こそ、素晴らしい。日本にも、まだまだ良い道はたくさんあるんだろうなぁと改めて思いつつ…無事に目的地「日本海さかな街」に到着。

ここでは海の幸のお土産を購入できることはもちろん、実際にここで海鮮丼やお刺身を食べることもできる。団体さんも来ていて、店内は結構混雑していた。ただ、わが家はグルメにあまり興味がないので、一通り歩いた後、羽二重餅だけ購入した。

皆さんがお土産を買われるのを待つ間、全員とはお話できなかったけれど、アルファロメオのジュリエッタで参加されたご家族と少しお話することが出来た。なんでも、ご主人がジュリエッタのMTを購入され、今では奥さんの方がさくさく乗りこなしておられるそうで。

おぉー!夫から洗脳された妻仲間ですね!w」なんて言いながら、ご家族と楽しくお話させて頂いた。他にも、このブログを既にご存知の方もおられて…クルマを愛する人って本当に良い人ばっかりだな〜と改めて感じたツーリングだった。

解散後は、舞鶴若狭自動車道を通って自宅まで帰宅。後ろを走っていた夫が、パナメーラの後ろ姿を撮ってくれたのだけど、こんなにイカツイんやな。そら、あおられへんはずやw

パナメーラについて

今回、パナメーラに乗ってツーリングに初参加させてもらったが、帰宅した後こんな風に思った。

「パナメーラはめちゃくちゃ良い車だけど、ちょっと物足りなかったなぁ」

と。(「いやいやいやいや…!どの口がゆーてんねん!!」とお叱りを受けるのは百も承知です)…ただ、パナメーラで帰宅した後にこんな感覚になったのは初めてだったので、自分でも少しびっくりした。

パナメーラは、高速安定性も高く、長距離の高速走行でもノンストレス、まったく疲れない。また、峠道の走行も問題なくぐいぐい曲がってくれるし、その際には巨体感はみじんも感じない。後部座席も広々ゆったり座れるし「家族でドライブに行くのにこんなに良く出来た素晴らしいクルマはない」とさえ思う。

ただ「素晴らしいクルマすぎて、人が介在する余地が無い」のも事実。

私のような車の運転に自信が無い人でも、パナメーラに任せていれば、なんの問題もなく、むしろ上手に運転ができる。山道のカーブでも、荷重移動なんて考える必要は無く、いつブレーキを踏もうが、いつアクセルを踏もうが、気持ちよく切り込むように曲がってくれる。自分の運転がうまくなった気にさえなる。

つまり、よく出来たクルマ過ぎて「自分の手で運転している感覚」を味わいづらいのだ。私も、パナメーラに乗ってかれこれ3年以上経つので、パナメーラに少し慣れてきたこともあってこんなことを感じるのか…パナメーラはまさに優等生のようなクルマなのだと今回感じた。

夫にその話をすると、

パナメーラターボの本領を発揮して走ろうと思ったら、アウトバーンの速度無制限区間か、ニュルブルクリンクでも行かんと無理やろな。日本では、パナメーラターボの真価を発揮できるところがあんまりないから、結局宝の持ち腐れになってしまう。
あと以前、松任谷さんも言ってたけど「優等生的なクルマより、僕は少し癖のあるクルマが好き。だから、今でも996GT3を大切に乗っている」って。確かに、実際そうやと思うわ。

と。なるほどなぁ。

とはいえ、「じゃあ、パナメーラではなく、違う車にするか?」と聞かれると、それは無理だろうなぁと。「あぁ…パナメーラは良かったなぁ…パナメーラが恋しいなぁ…」と毎日思いながら、そのクルマに乗るはめになりそうだから(爆)

それくらい、パナメーラが素晴らしい車であることには違いない。

でもまさか、自分がこんな風に思う日が来るとは思っていなかったなぁ。まぁとにかく今は、BMWの320iをまずは乗りこなせるように頑張って練習しよう!

Mina

ポルシェブログ「ポルシェがわが家にやってきた」管理人、3児の母。数年前までは、車に全く興味が無かったが、夫がポルシェを買ってきたことをきっかけにポルシェの素...

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